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米国株、ダウ3日続落 中東情勢悪化への懸念が重荷 米国・欧州株概況 2023年10月21日 5:07 (2023年10月21日 5:18更新)

2023-10-21 05:51:59 | 日記
米国株、ダウ3日続落 中東情勢悪化への懸念が重荷
米国・欧州株概況
2023年10月21日 5:07 (2023年10月21日 5:18更新)

【NQNニューヨーク=稲場三奈】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比286ドル89セント安の3万3127ドル28セント(速報値)で終えた。中東の地政学リスクの高まりが引き続き相場の重荷となった。米長期金利の上昇は一服したものの、依然として高水準で推移していることも株売りを誘った。

中東では、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続いており、地上戦が近づいているとの見方もある。20日には、イスラエル国防省がレバノン国境近くの地域の住民に避難を命じたと報じられた。情勢悪化への警戒が根強く、投資家心理に影響している。市場では「衝突が解決に近づかない限り、短期的に株買いに対する不安感はくすぶるだろう」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。

米債券市場で長期金利は前日から低下(債券価格は上昇)し、4.9%台前半で推移している。前日夕には16年ぶりの5%台を付けていた。金利上昇はやや一服しているものの、依然として高い水準を維持しており、株式を買い戻す動きは広がらなかった。

米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測も相場の重荷だった。アトランタ連銀のボスティック総裁は20日の米CNBCのインタビューで、利下げは2024年後半以降になるとの見方を示した。クリーブランド連銀のメスター総裁は同日、年内の追加利上げが適切との見方を維持した。

個別では、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや半導体のインテル、化学のダウなどが売られた。一方、医薬品・医療機器のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなど、ディフェンシブ株の一角には買いが入った。アナリストが投資判断を引き上げた製薬のメルクも高かった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落し、前日比202.368ポイント安の1万2983.807(速報値)で終えた。

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