東証大引け 日経平均続落、米金融引き締めの長期化懸念
国内株概況
2023年10月20日 15:20
20日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比171円26銭(0.54%)安の3万1259円36銭で終えた。下げ幅は300円を超える場面もあった。米金融引き締めの長期化懸念を背景に前日の米株式相場が下落し東京市場でも主力株に売りが先行した。米長期金利の上昇が相場全体の重荷となった。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の金融引き締めに積極的な「タカ派」発言をきっかけとした米株安を受けて朝方は成長(グロース)株に売りが目立った。19日夕の米債券市場で長期金利が一時5%台まで上昇したこともCTA(商品投資顧問)などの機械的な売りにつながったもようだ。中東情勢の一段の悪化への警戒が根強いなか、週末の持ち高調整の売りも出やすかった。
20日午前には日経平均のオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が年初来高値を一時上回った。金融資産の変動率に着目して売買するリスク・パリティー戦略を採用する機関投資家の売りが出たとの声が聞かれた。
ただ、売り一巡後は前日終値(3万1430円)近辺まで下げ渋る場面もあった。来週から本格化する主力企業の2023年4~9月期決算で業績見通しの上方修正が相次ぐとの観測から下値では押し目買いが入った。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、8.51ポイント(0.38%)安の2255.65で終えた。JPXプライム150指数は3日続落し、終値は2.35ポイント(0.24%)安の984.64だった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2818億円。売買高は12億5762万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は944と、全体の6割弱だった。値上がりは659、横ばいは56銘柄だった。
太陽誘電の下げが目立った。リコー、キヤノンも下げた。セブン&アイが売られた。一方、第一三共が大幅に上昇。INPEXが買われた。郵船、三井物も高かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年10月20日 15:20
20日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比171円26銭(0.54%)安の3万1259円36銭で終えた。下げ幅は300円を超える場面もあった。米金融引き締めの長期化懸念を背景に前日の米株式相場が下落し東京市場でも主力株に売りが先行した。米長期金利の上昇が相場全体の重荷となった。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の金融引き締めに積極的な「タカ派」発言をきっかけとした米株安を受けて朝方は成長(グロース)株に売りが目立った。19日夕の米債券市場で長期金利が一時5%台まで上昇したこともCTA(商品投資顧問)などの機械的な売りにつながったもようだ。中東情勢の一段の悪化への警戒が根強いなか、週末の持ち高調整の売りも出やすかった。
20日午前には日経平均のオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が年初来高値を一時上回った。金融資産の変動率に着目して売買するリスク・パリティー戦略を採用する機関投資家の売りが出たとの声が聞かれた。
ただ、売り一巡後は前日終値(3万1430円)近辺まで下げ渋る場面もあった。来週から本格化する主力企業の2023年4~9月期決算で業績見通しの上方修正が相次ぐとの観測から下値では押し目買いが入った。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、8.51ポイント(0.38%)安の2255.65で終えた。JPXプライム150指数は3日続落し、終値は2.35ポイント(0.24%)安の984.64だった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆2818億円。売買高は12億5762万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は944と、全体の6割弱だった。値上がりは659、横ばいは56銘柄だった。
太陽誘電の下げが目立った。リコー、キヤノンも下げた。セブン&アイが売られた。一方、第一三共が大幅に上昇。INPEXが買われた。郵船、三井物も高かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕