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東証大引け 日経平均4日ぶり反発、90円高 方向感欠く 国内株概況 2024年3月8日 15:25

2024-03-08 21:31:32 | 日記
東証大引け 日経平均4日ぶり反発、90円高 方向感欠く
国内株概況
2024年3月8日 15:25

8日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発し、終値は前日比90円23銭(0.23%)高の3万9688円94銭だった。前日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、東京市場では海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが先行した。節目の4万円接近による戻り待ちの売りで一時下げるなど方向感に欠く展開だったが、日本株の先高観を背景にプラス圏で終えた。

前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要株価指数が上昇した。アナリストが投資判断や目標株価を引き上げたエヌビディアを含む半導体関連や主要ハイテク株が買われた。前日の米ハイテク株高をきっかけに、東京市場では前日に軟調だった東エレクなど半導体関連の一角を中心に見直し買いが入った。

朝方の買い一巡後は下げに転じる場面もあった。日銀の早期の政策修正観測を背景に外国為替市場での円高・ドル安への警戒から輸出関連に売りが出た。その後は円高・ドル安に一服感が出たことで先物買いが優勢となり、午後に日経平均の上げ幅は400円に迫った。

もっとも、その後は週末を控えた持ち高調整の売りもあって上値追いの勢いは続かなかった。市場では「日銀の政策修正動向が明らかになるまでは上値の重い展開が続きそう」(ニッセイ基礎研究所の前山裕亮主任研究員)との声が聞かれた。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は8.26ポイント(0.30%)高の2726.80だった。一時は昨年来高値(2730.67)を上回った。JPXプライム150指数は3日ぶりに反発し、0.68ポイント(0.06%)高の1192.49で終えた。

きょうは日経平均の株価指数先物とオプション3月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む売買もあり、東証プライムの売買代金は概算で6兆3949億円と2月16日以来の高水準だった。売買高は22億3578万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1118と全体の7割近くを占めた。値下がりは489、横ばいは49だった。

ソフトバンクグループ(SBG)や信越化が買われた。日銀による早期の政策修正観測で銀行や保険も高い。一方、輸出関連のファナック、ダイキン、トヨタはさえない。前日にOLC株の売却を発表した京成は急落。OLCも需給悪化懸念で下げて終えた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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