コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

日経平均大幅安でも海外勢の日本株関心度は変わらず 豊島逸夫の金のつぶやき2024年4月16日 16:02

2024-04-16 18:38:05 | 日記
日経平均大幅安でも海外勢の日本株関心度は変わらず
豊島逸夫の金のつぶやき2024年4月16日 16:02


中東リスクのエスカレーションが懸念されるなかで、外国人投資家の日本株への期待感は変わらない。日経平均の上昇ピッチが速かっただけに、調整局面の可能性は常に指摘されてきたところで、3万8000円台は彼らの想定内だ。

米利下げ開始予測時期が今や9月にずれ込み、8月の国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が具体的に言及するシナリオなどが台頭している。そこに中東情勢の不透明感が加わり、マネーは安全資産への逃避の傾向を強めているが、所詮「雨宿り」に過ぎず、「本格的な引っ越し」ではない。多くのファンドは、雨宿り後の次の宿探しを始めている。そこで、日本株は引き続き、評価が高い。

中東は「火薬庫」といわれ、歴史的に地政学リスクの典型とされてきたが、市場への影響は一過性に終わる事例が多かったことも事実だ。予断は許さないが、最悪の状況に陥ることなく危機回避のめどがたてば、日本株買いが再開される可能性が強い。

豊島逸夫(としま・いつお)
豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」を連載。
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・X(旧ツイッター)@jefftoshima
・YouTube豊島逸夫チャンネル
・業務窓口はitsuotoshima@nifty.com 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿