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NYCB融資審査管理に重大な脆弱性、24億ドル損失-CEO交代 2024年3月1日 6:37 JST 更新日時 2024年3月1日 9:14 JSTブルームバーグ

2024-03-01 09:37:24 | 日記

NYCB融資審査管理に重大な脆弱性、24億ドル損失-CEO交代
Hari Govind
2024年3月1日 6:37 JST
更新日時 2024年3月1日 9:14 JSTブルームバーグ

過去の取引の「のれん減損損失」が10-12月利益を24億ドル押し下げ
カンジェミCEOは退任し、ディネロ氏が新たなCEOに就任する

米地銀持ち株会社ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)は2月29日、融資審査プロセスに関する内部管理に重大な脆弱(ぜいじゃく)性を確認し、米証券取引委員会(SEC)への年次報告書(10-K)の提出を延期すると公表した。

  NYCBは過去の取引の「のれん減損損失」評価の結果、2023年10-12月(第4四半期)と通期の純利益が24億ドル(約3600億円)押し下げられると明らかにした。混乱を乗り切るため、経営陣の交代も同時に発表した。

  トーマス・カンジェミ最高経営責任者(CEO)は退任し、アレッサンドロ・ディネロ氏が新たなCEOに就任する。同氏はNYCBが22年12月に買収で合意したフラッグスター・バンクの社長兼CEOを務めていた。

  NYCBは別の届け出資料で、「効果的でない監督・管理とリスク評価、監視活動の結果として、内部の融資審査に関する内部統制に重大な脆弱性を経営陣は確認した」と説明した。

  2月29日の米株市場の時間外取引で、NYCBの株価は一時20%急落した。通常取引終了時の年初来の下落率は53%に達する。

  1月末に公表された昨年10-12月決算は、アナリスト予想の10倍を超える貸倒引当金を計上した結果、損益が予想外の赤字となり、減配も同時に公表された。

  商業用不動産に関係するNYCBの潜在的損失不安が、最近数週間で業界全体に波及し、金利上昇を背景とする複数の地方銀行破綻から1年もたたずに株価を再び動揺させている。

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原題:NYCB Takes $2.4 Billion Hit, Flags Weakness and Replaces CEO (2)、NYCB Falls as Material Weaknesses Identified, CEO Replaced (2)、NYCB Slumps on Material Weakness, CEO Change: Street Wrap(抜粋)
(のれん減損損失の説明を追加して更新します)

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