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ピラミッド建設の謎解く鍵か、ナイル川支流の存在が明らかに 新研究 5/17(金) 18:50配信 CNN.co.jp

2024-05-17 22:09:10 | 日記
ピラミッド建設の謎解く鍵か、ナイル川支流の存在が明らかに 新研究
5/17(金) 18:50配信
CNN.co.jp

エマン・ゴネイム氏。ガザのピラミッド前で消滅したナイル川支流の調査を行っている様子

(CNN) エジプトの大ピラミッドをはじめとするギザの古代遺跡は、サハラ砂漠の端にある孤立した場所に存在する。一部の考古学者らは以前、かつてナイル川がこれらのピラミッドの近くを流れ、4700年前に始まったピラミッドの建設を後押ししたという証拠を発見した。

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学術誌「コミュニケーションズ・アース・アンド・エンバイロメント」に16日に発表された研究では、衛星画像を使い、堆積(たいせき)物の中心部を分析することで長い間農地と砂漠の下に埋もれていた長さ64キロの干上がったナイル川支流の地図を作成した。

この研究の筆頭著者エマン・ゴネイム氏は「これは、長い間不明だったナイル川の古代の支流を示す最初の地図を提供する初めての研究だ」と語る。

この支流の幅は約0.5キロ、水深は少なくとも25メートルで、現代のナイル川に似ているという。

ゴネイム氏は、支流が大きく、長く、調査地域の31のピラミッドに近接していることは非常に重要な水路として機能していたことを強く示唆していると話す。

この川は、古代エジプト人がピラミッド建設に必要な膨大な量の建築資材や労働者を運搬する上で重要な役割を果たしていただろうという。

「我々の調査によると、調査地域のピラミッドの多くには、支流の流れに直交し、その川岸に直接終着する儀式用の高架歩道である土手道もある」

ゴネイム氏によると、川の痕跡は航空写真や光学衛星からの画像では見えない。実際、広範囲のレーダー衛星のデータから新たな地下水源を明らかにするかもしれない古代の川や湖を調査していて初めて思いがけない発見に至ったのだという。

エジプトで生まれ育ったゴネイム氏にとってピラミッド群は身近なものであり、なぜその場所にピラミッドが建てられたのか常に疑問に思っていた。ゴネイム氏は詳しく調査するために米国立科学財団に申請。地中探知レーダーと電磁気トモグラフィーを使って地上レベルで採取した地球物理学データから、ナイル川の古代の支流であることを確認した。調査チームは掘削装置を使って採取した土壌から、深さ約25メートルの河道と一致する砂質の堆積物を発見した。

この研究によれば、この支流の川岸沿いの農地や砂漠の下にはまだ「無数の」神殿が埋もれている可能性があるという。

なぜこの支流が干上がったのか、あるいは消滅したのかはまだ明らかになっていない。ゴネイム氏は干ばつと砂漠化がこの地域に砂を運び、川をふさいだと推測している。

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