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東証大引け 小幅続落 円高で輸出株軟調、配当狙いの買いは支え 国内株概況 2023年3月24日 15:20

2023-03-24 22:32:41 | 日記
東証大引け 小幅続落 円高で輸出株軟調、配当狙いの買いは支え
国内株概況
2023年3月24日 15:20

24日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、大引けは前日比34円36銭(0.13%)安の2万7385円25銭だった。外国為替市場での円高・ドル安傾向を受けた、海外短期筋などの散発的な売りが重荷となった。午前に下げ幅は一時160円を超えたが、その後は見直し買いや配当取り狙いの買いが入り、次第に下げ幅を縮めた。

24日の外国為替市場で円相場が1ドル=130円近辺まで上昇するなど円高が進行し、採算改善期待の後退から輸出関連株の一角が売りに押された。自動車株や鉄鋼株などの値動きがさえなかったほか、欧米の信用不安を背景とした金融関連株の下落も目立った。

売り一巡後は下げ渋った。前日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを引き継いだ、値がさの半導体関連株の一角への買いが指数を下支えした。週末を控えた売り方の買い戻しも入った。

期末を控えた配当取り狙いの買いもみられ、市場では「個人投資家だけでなく、債券の投資環境が厳しいなかで地方金融機関も高配当利回り銘柄の物色を活発化している」(国内証券ストラテジスト)との見方があった。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落した。上昇に転じる場面もあったが、終値は前日比2.00ポイント(0.10%)安の1955.32だった。

東証プライムの売買代金は概算で2兆5249億円。売買高は10億1922万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は881、値上がりは850、変わらずは105だった。

りそなHDやT&Dが下落した。三井不や大成建も売られた。日立造やDOWAも安い。半面、東エレクやスクリンが上げた。郵船や川崎汽も高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ反発し75ドル高 景気懸念強く不安定な値動き ナスダックは反発 米国・欧州株概況 2023年3月24日 6:16

2023-03-24 06:31:54 | 日記
米国株、ダウ反発し75ドル高 景気懸念強く不安定な値動き ナスダックは反発
米国・欧州株概況
2023年3月24日 6:16

【NQNニューヨーク=矢内純一】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比75ドル14セント(0.2%)高の3万2105ドル25セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が近いとの観測からハイテク株を中心に買われ、一時は481ドル高まで上昇した。ただ、累積的な利上げで銀行の資金調達コストが上がり、融資姿勢が厳しくなるとの懸念が根強い。景気悪化を見越した売りも出て、ダウ平均は下げに転じる場面もあるなど不安定な展開だった。

FRBは22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で9会合連続で利上げを決めた一方、2023年末の政策金利見通しを据え置いた。利上げ停止が近いとの観測が強まり、長期金利は3.3%台(前日終値は3.44%)に低下する場面があった。金利低下で相対的な割高感が薄れ、高PER(株価収益率)のハイテク株買いを後押しした。

イエレン米財務長官は23日午後の議会公聴会で「預金保護のために追加的な措置を講じる用意がある」と述べた。前日の公聴会で預金保険の拡大に慎重論を述べて株売りを誘った経緯があるだけに、23日は相場の一定の支えになった。

もっとも、ダウ平均は481ドル高まで上げた後は売りに押されて165ドル安まで下げる場面があり、1日を通しては不安定な展開だった。市場では預金金利の上昇による利ざや縮小で銀行経営が圧迫され、貸し渋りが強まるとの警戒が強い。金融株が総じて下げ、エネルギーや資本財など景気敏感セクターも売りが優勢だった。

ダウ平均の構成銘柄では、ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルが高い。一方、石油のシェブロンや保険のトラベラーズなどが下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比117.442ポイント(1.0%)高の1万1787.398で終えた。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど半導体株の上げが目立った。