コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

東証大引け 小反落 米景気懸念が重荷、押し目買いが支え 国内株概況 2023年3月23日 15:26

2023-03-23 17:06:37 | 日記
東証大引け 小反落 米景気懸念が重荷、押し目買いが支え
国内株概況
2023年3月23日 15:26

23日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前日比47円00銭(0.17%)安の2万7419円61銭で終えた。金融システム不安がくすぶり前日の米株式相場が大幅安となった流れを引き継ぎ、午前には下げ幅が300円に迫る場面もあった。米長期金利の低下などを受けて値がさの半導体関連株の一角が買われ、相場を下支えした。

幅広い銘柄に売りが先行した。22日にイエレン米財務長官が保護対象を全預金に拡大することや保護金額の上限を引き上げることに否定的な考えを示し、同日の米株式相場では金融株中心に大幅下落した。この流れを引き継ぎ、東京市場でも金融株には売りが目立った。

米連邦準備理事会(FRB)が22日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の0.25%引き上げを決めた。米景気の先行き懸念も株式相場の重荷となった。

もっとも、今回のFOMCやパウエルFRB議長の会見での発言については受け止め方が定まっていないとの指摘もある。23日の米株式相場がどう動くかを見極めたいと積極的に持ち高を一方向に傾けにくい地合いとなった。

日本時間23日の取引でダウ工業株30種平均先物の「Eミニ・ダウ先物」が強含んだ。香港や台湾の株式相場が上昇していることもあり、日経平均は次第に下げ幅を縮めた。市場では「東証株価指数(TOPIX)がチャート上の200日移動平均(1937近辺)手前で下げ渋り、上昇トレンドが続くと判断した投資家が押し目買いを入れた側面もありそうだ」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

東証株価指数(TOPIX)は反落し、前日比5.61ポイント(0.29%)安の1957.32で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で2兆4742億円。売買高は10億4119万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は688と、全体の4割弱だった。値上がりは1059、変わらずは89銘柄だった。

三菱UFJ、第一生命HDなど金融株の下げが目立った。楽天グループも売られた。武田も安かった。一方、リクルートが買われた。アドテストは22年ぶりの高値を更新した。小田急も高かった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

米国株、ダウ反落し530ドル安 FRBの金融引き締め継続を警戒 ナスダック反落 米国・欧州株概況 2023年3月23日 5:21

2023-03-23 07:17:31 | 日記
米国株、ダウ反落し530ドル安 FRBの金融引き締め継続を警戒 ナスダック反落
米国・欧州株概況
2023年3月23日 5:21

【NQNニューヨーク=三輪恭久】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比530ドル49セント(1.6%)安の3万2030ドル11セントで終えた。22日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めた。利上げが金融システム不安につながるリスクがくすぶる中、従来の引き締め姿勢を維持した。景気悪化のリスクが高まったとの見方から、売りが優勢となった。

米連邦準備理事会(FRB)はFOMCでは政策金利を0.25%引き上げ、4.75~5.0%とすることを決めた。四半期に一度公表する政策金利見通しでは、2023年末時点で5.1%(中央値)と前回の昨年12月の予想から変えなかった。パウエル議長は記者会見で「委員らは年内の利下げを基本シナリオとしていない」と述べた。

パウエル議長は量的引き締め(QT)についても「変更すべき兆候はない」と指摘。金融システム不安が高まる中で、引き締め姿勢を和らげるとの観測が一部にあっただけに投資家の手じまい売りを誘った面がある。株式相場はパウエル議長の記者会見が終了した後に下げ幅を広げた。

景気敏感株や消費関連株への売りが目立った。金融のJPモルガン・チェースやホームセンターのホーム・デポ、建機のキャタピラーが売られた。前日夕に決算を発表したスポーツ用品のナイキは大幅安だった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落した。前日比190.153ポイント(1.6%)安の1万1669.956で終えた。