銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

おかめ湯(東京・曳舟)

2023-11-04 07:25:00 | 銭湯
#おかめ湯





東京伊勢崎線
#曳舟駅
▲曳舟駅

▲改札口

▲改札口を抜けたら左の東口にむかう

▲ここはなんと、駅の中に病院がある

▲東口を出たところ

▲イトーヨーカ堂のところに渡って左に直進する

▲ちなみに駅を振り返ると

▲駅に病院があるというよりも、病院の中に駅があるような作りだ

▲イトーヨーカ堂を右にして直進




▲すると右側におかめ湯がみえてくる
 
▲右の建物はなんだろう?と思ったら

▲コインランドリーだった


▲到着



ここは開店時間が16:15で、ずいぶんと中途半端な時間に開店する。おなじ曳舟駅を最寄り駅とする良の湯も15分開店なので、この地域特有の商習慣なのだろうか?
おかめ湯に到着すると、数人の高齢者が並んでいたが、時間になっても開かず。まさか臨時休業だろうかと思っていたら、10分ほど待つとようやく開いた。
ここは入り口から男女にわかれ、左が男湯で右が女湯だった。



扉を抜けてのれんをくぐると、右に受付のフロントがある。
フロント前では50代ぐらいの女性が立っていて、おそらく奥さんだと思われるが、フロントで座って作業している男性(たぶん旦那さん)になにやら説教している最中だった。
お取り込み中なので「貸しタオルはありますでしょうか?」と恐るおそる尋ねると、丁寧な口調に切り替わり「すみません、ないので手ぶらセットで大丈夫でしょうか?」と聞かれた。
手ぶらセットは150円だから、入浴料520円とあわせて670円だった。


脱衣場を見渡すと、とにかく昭和感に充満していた。いまの時代ではとても再現できないだろうなという感じの独特の雰囲気が漂っていた。
真ん中にはテーブルとソファが据えられ、ソファのところには大きなタオルが掛けられてあった。むかしの家ではこんな感じのがあったなあと忘れていた記憶をいきなり掘り起こされた。
まわりには犬や仙人や招き猫といった関連性のない物が隅々に置かれ、テーマ不在な雑多感も昔ながらである。
ロッカーは壁際に並び、島ロッカーも浴室入り口のそばに設置されている。
古いマッサージチェアや体重計はもちろんのこと、横にある庭は枯れた池なのか土が剥き出しで寂れた雰囲気と見事に調和していた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室に入ると、浴室もまた独自の雰囲気を放っている。
通常なら青色が多い天井部分は灰色に塗られ、まるでモノクロ映画に飛び込んだような気分だ。
奥にみえる壁絵はタイル絵で、その上のところは白地に青色のストライプがタイルで表現されている。
右の間仕切り壁にはレンガ調で、チグハグ感が半端ない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


洗い場の設備は真ん中に島カランが二つと、左右の壁にもカランが並ぶ。
カランのシャワーは全くふつうで可もなく不可もなく。
左の壁真ん中あたりには立ちシャワーが二つ並ぶが、こちらもまったく普通の出だった。


浴槽は奥にあって、二つに分かれている。
右が深い浴槽のバイブラで、左が浅浴槽のジェットバス。浅浴槽は赤外線の赤色灯が光っていた。
温度はどちらも熱くて、深浴槽が47℃ぐらい、主浴槽が45℃ぐらいか。
壁のところには「水でうめたら他のお客さんの迷惑になるので早めに止めてください」と書いてあった。深浴槽のところは「熱湯なので水でうめないでください」と書いてあった。とにかく熱湯に信念をもった銭湯のようだ。

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲熱いお湯命の銭湯だ


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲お湯は薪で沸かしている


客層は全員高齢者で、開店前のときはお互いにおしゃべりをしていたが、浴室ではほとんど会話がなかった。
ただ、一人だけ機関銃のように周囲の人たちに話しかけてる人がいて、みんなが聞き役に徹していた。


店名のおかめ湯という名前から古風なところだろうなとは想像していたが、想像以上に古風というか、今でもこうした古い感性が残っているのは驚きであった。古い建物でも中身が現代風なのがほとんどの時代、このような銭湯は非常に貴重で、今後ともスタイルを変えずに営業を続けてほしいと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 曳舟
経路 スカイツリーを背にしてひたすら直進
周辺の環境 住宅やコンビニ

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 なし
置物 色々な置物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 ごちゃごちゃしてる
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ、赤外線
サウナ なし
温度 45~47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(手ぶらセット150円)
備え付け なし

◆人
受付 50代ぐらいの男女
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒131-0041
墨田区八広1−1−2

電話番号
03-3611-4459

アクセス
京成押上線「京成曳舟」駅下車、徒歩5分

休日
月曜

営業時間
15:30−23:30



※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mac68615)
2023-11-04 09:15:22
案内が15:30ってなってるんですね。GoogleMapだと、文中の案内通り16:15になってますね。
確かに中途半端な時間設定。半だと遅い、丁度だとまだ早いってとこですかね。
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Unknown (southandnorthface)
2023-11-04 09:59:55
mac68615さんへ

今まで日本各地の銭湯を巡ってきましたが、この地域だけがなぜか15分開店なんですよねぇ。不思議なところです。
勝手な推測ですが中途半端な時間にすることで、多少前後しても問題ないようにしたのかなとも思いした。実際にこの時は時間通りに開店しなかったので(笑)
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Unknown (rose-tky)
2023-11-07 07:52:14
おおー❤️ユーさん❤️

曳舟にも行かれたんですか?時々 曳舟のイトーヨーカドーに行きますよ!

こんな近くに銭湯があったとは!古き良き銭湯なんですね♨️さすが ユーさんテリトリー広いですね!
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Unknown (southandnorthface)
2023-11-07 08:17:03
@rose-tky モンモンさんへ

東武や京成の沿線沿いは自分からするとまったく知らない土地なので、ちょっとした小旅行の気分で楽しいです。
調べてみると銭湯が多く残ってる地域なので、当面はこのあたりを巡ることになりそうです。

曳舟はモンモンさんのテリトリーだったんですね。前もイトーヨーカ堂のダイソーでしたっけ? よく行ってると書いてくれてましたね。
自分の地元にもイトーヨーカ堂があるのですが、最近はテナントを改装して子ども向けのゲーム広場になってて驚きました。しかもかなり本格的なんですよ。
色々と生き残りをかけて試行錯誤してるんだなと思いました。
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