


JR横浜線の十日市場駅を降りて、バスに揺られること20分。そこからさらに徒歩で5分ほど歩くと横浜温泉チャレンジャーに到着する。
シンプルな浴槽ではあるが、泉質の高い温泉施設だった。
【横浜温泉チャレンジャー】をザックリいうと
◎美人の湯(メタホウ酸)の温泉
・横浜の僻地にある温泉施設
・介護色濃厚の湯船
・チャレンジャー精神を今に伝える

▲十日市場駅

▲開けた方にバスターミナルがある


▲駅前の地図。大まかに言うと、左下の「霧が丘」方面に進む。
途中近くには、若くして亡くなった某有名女性歌手のお墓もある


▲乗車するバス停は、65系統「若葉台中央行」なので、2番のところにむかう


▲ちょうど来ていた

▲このバス停のバスに乗る
そして20分ほど乗車すると

▲「地区公園」というところに降りる

▲後ろに振り返ったところ

▲こちらに進む


▲横断歩道を渡り

▲左にまがると、横浜温泉チャレンジャーの看板がみえる



▲入り口

▲看板通り進む



▲案内板



▲到着

▲ちなみに周りの風景


▲緑あふれるのどかな景色だ

▲横浜というとイメージは都会だけど、ホンモノの都会は一部だけで、ちょっと外れればこんな感じである
自動扉を開けて中に入ると、公共施設的な雰囲気の入り口。右に下足箱があり、オレンジと緑に分かれている。
下足箱の鍵がそのまま脱衣場の鍵となるため、女性はオレンジ、男性は緑を使わなければならない。
それとリターン式なので100円を用意しておく必要がある。
下足箱の奥に券売機。シンプルで、大人と子ども、延長券のみ販売(あと個別浴室のチケットもあったような記憶が…)。
ここは時間制のシステムで、3時間滞在が決められている。

出典:横浜温泉チャレンジャーホームページ引用
▲右が玄関口で、下足箱、券売機、休憩所の入り口と続く
その下足箱の対面(つまり入り口左側)にフロント。フロントには60代ぐらいの上品な女性が立っている。ここはみんな品のある人ばかりだ。
ほかのオプション(アメニティグッズの購入)などはフロントの受付でやり取りする。
貸しタオルがないので、タオルを購入。110円。
それとスタンプサービスをやってて、この日は2倍とあった。
「今日はスタンプ2倍デーですからね」と嬉しそうに言われたが「いえ、結構です」とむげなく断ると、険しい表情にかわり、しばらくフリーズ。
すぐ後に来たお客さんは「お、今日2倍じゃん!」と喜んでいたので、ここでは常連客に喜ばれるサービスのようだ。空気を読んでもらうべきだったか…。
ちなみにスタンプをためるとどんな特典があるのか聞きそびれてしまった。
左の廊下を進めば浴室になるが、とりあえずちょっと休憩しようと思い、右の休憩室に立ち寄った。

出典:横浜温泉チャレンジャーホームページ引用
ここは食堂「一色亭」もあって、自販機も充実してる。

▲なんとカップラーメンが100円。南アルプスの天然水が90円。デフレ価格である

▲座敷。子ども向けの遊び場も一画にもうけられているため、小さな子ども連れの家族が利用していた

▲コミック(マンガ)コーナーも。比較的古いけれども、メジャーなマンガもある
時間制限があるので、ぼちぼち行くかと、休憩室をでると出口を真っ直ぐ進んだ左手に男湯ののれん。
脱衣場はやや無機質で、公共施設的な雰囲気だ。

出典:横浜温泉チャレンジャーホームページ引用
▲こちらは女湯だろう
この脱衣場の奥が、外気浴のできるテラスになっている。ロングチェアーなどもあって快適であるが、問題なのは浴室から直接でられず、こちらの脱衣場を経由しなければならないことだ。
なので、いちいち体を拭かなければならないので面倒くさい。
浴室に入ると、横長の作りである。

出典:横浜温泉チャレンジャーホームページ引用
目の前の奥壁際に浴槽があり、手前側はカランが並ぶシンプルな作り。右側に島カランもあるが、だいたい、こんな感じ。
カランは、シャワーがホースタイプで温度調節もできるが、一部スーパー銭湯のように数秒で止まるものと、固定シャワーのように出しっぱなしにできるものとある。
それとシャワーのお湯も温泉で、口に含めると微かにメタホウ酸の匂いが広がる。
浴槽は3つに分かれてて、右側にあるのが寝湯。3人ほどが使えるもので温度は41℃ほど。
メインとなる真ん中は、温泉以外なにもなくて43℃ほど。左はジェットバスがついていて同じく43℃。
子どもにとってこの温度はちょっとキツいかもしれない。
壁には古典的な富士山の絵が描かれているが、ところどころハゲており、絵自体もプロが描いたというよりも上手なスタッフが描いたような絵にみえる。
扉の出入り口には富士山の絵を触らないでくださいと注意書きがあったが、なぜ触りたがるのか意味不明だ。注意書きの通りけっこうボロボロだった。
客層はやはり高齢者が多いものの、地元の人たちなのか家族連れや中年男性がちらほら見られる。
運営元が介護をやってる関係か、浴槽がすべて浅いなど安全に配慮しており、浴室全体は薄暗く、基本的に静か。なので雰囲気も若干暗めで、このあたりは好みの分かれるところだろう。ただ、個人的にはこういう寂しい雰囲気は嫌いじゃないので、案外マッタリできて居心地よかった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 十日市場
経路 バスで向かった集合住宅地
周辺の環境 集合住宅地
●空間演出
建物外観 介護施設
壁画・眺望 ステンドグラス、富士山
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 食事処やイベント会場
脱衣所 ふつう
シャワーの出 かなり勢いがある
浴槽の種類 寝湯、ジェットバス
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 感じが良い
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(購入は110円)
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン
【案内】
所在地
神奈川県横浜市旭区上川井町2287番地
TEL (045)922-5590
営業時間・定休日/料金
9:00 - 22:00
第3水曜日定休日
大人(3時間)600円
子供(3時間)300円
※横浜温泉チャレンジャーホームページ転載