上海双龍ラグビー倶楽部

上海にてラグビーを愛する者達の活動報告です。

(Vol.599←ありゃ、次はキリ番ですなぁ) 上海マラソン2011・ワタクシゴトレポート

2011-12-05 22:30:55 | その他
最初に、長文ですよ。
 
上海マラソン2011(12.04/Sun.)に何名かのメンバーが出場。今回は「双龍公式行事」とはならなかったので、
ごくごく私的なレポートとして。。。
 
先ずは結果発表。 
 
・4時間10分07秒という事で惨敗(何が惨敗なのかは本文にて)
 ⇒尚、タイムはチップタイム=実際にスタート地点を通過してからゴール地点を通過する迄の正味時間で、
    特記の有る箇所以外、以下同じ。
・2042位(全体で何名の内の2042位なのかな?)
 
   
 
 
 
この日に備えて一生懸命トレーニングはして来たのでスタート前も特に緊張せず。カツ&ミキ、千田さん&
タケが それぞれ仲睦まじく(?)ゼッケンの付け合いっこしているのを横目に、ペニンシュラホテルのトイレ
を借りて優雅に用を足す。天気は快晴微風、長距離を走るには絶好のコンディション。全てがダイヤ通り。
 
号砲一発!スタートより快調に飛ばして最初の関門が南浦大橋越え。しかし当初心配していた坂道は思った
程に急ではなく、風も全くと言って好い程ゼロ。この橋の付近に尾関カントクが居たらしいけど気付かず。
登り坂で小嶋HCの(大きくて叩きがいの有る)お尻をポンッ、いやドーン!!と引っ叩いて「お先にぃ!」。橋の
傍の高層マンションの窓から大きな声援が届き、気分が高揚する。小嶋HCとはこの後も1度だけすれ違い、
声を掛け合う。他のハーフのメンバーとは、ついぞ顔を合わす事は無かった。
 
南浦大橋からの下り坂の勢いのまま10km地点を50分チョイで通過。後半はバテる事が分かっており、前半に
に出来るだけ貯金ならぬ「貯時間」を貯めておきたいところなので、このペースを維持。ハーフ(21km)地点
1時間40分程で通過。「ダイヤ通り」どころか「早通」気味。
 
ところで今回のマラソン。自身の目標として公言していたのは3時間台で帰って来る事。やっぱりマラソン
で3時間台出すってのは、ゴルフなら90台、いや80台を出すのと同程度の難易度? 市民ランナーとしては
是非とも超えてみたい1つの壁だと思うし、超えられればやっぱり勲章だと思う。憧れの世界だ。
 
   景品の大きめのタオルと完走メダル。
 
 
さて、距離は進んで、ハーフのコースと別れる20km辺りからの1本道。グリーンベルトを挟んで隣のレーン
の標識を見ると「28km」……って事はこれを真っ直ぐ4km走って折り返しかぁ。最初から分かってる事とは
いえ、詰まらんというか工夫の無いコースやなぁとか思い乍らも、とにかく走る。そういえば前回走った時
(2009年)は、15kmの辺りで1人の可愛らしいピンクのウエアを来た女性に追い抜かれた。よっしゃ、この娘
に着いて行こうという事でそれから30km地点辺りまで、ずーっと引っ張って行ってもらった……てか普通の
情況なら完全なストーカーですな。結局振り切られてしまったけど、あと5km位頑張ってくっ付いてたら、
手ェつないでゴールしてくれたかも知れないと、今でも思っている。なんで、今回もそういうターゲットを
探したんだけど、何ですか今回は。ハーフと別れたらフルのコースには男ばっかりやん!
 
途中、裸足で走ってるオジサンランナーを追い抜く。こういう時、僕ら以上の年齢層なら当然の様にアベベ
の名前を思い浮かべるだろう。丸太の様な物を重そうに担ぎ乍ら走ってるランナーとすれ違う。あれは一体
何のメッセージなんだろう?  走っていると退屈なので色んな事を考える。哲学者的というか、あれこれと
理屈を捏ねるのが好きな人の方が、この種のスポーツには向いていると思う。シャッフルにセットしている
iPodから聞えて来るのが音楽から近鉄特急の走行音になる。この日の為にと日本で買って来たCDを落とし
込んだもので、榊原温泉口~八木間の、青山越えとハセハイの下り坂を快調に飛ばす12200系スナックカー。
線路のジョイント音が耳に心地好く、益々順調。。。。
 
   聴き応え有りますよ。希望者には貸し出します。
  
 
。。。順調……のはずだった。ところが、30km地点頃から雲行きが怪しくなる。中環沿いの直線コース辺り
から徐々に脚が重くなる。その後の高架下の直線コースでは完全にヨタヨタ走りに。おまけにこれまで経験
した事の無い痛みが脇腹を襲う(筆者注:ジョギングに於いては、ゼェゼェする様な走り方は絶対にしないと
いうのが自分の掟。だからジョギングで脇腹が痛くなる事なんて初めて)。しかしkm当たりの時間を計る
未だ6分半~7分/kmのペースは維持出来ている。前半に貯め込んだ貯時間が有るので、今こそそれの使い時
だろうという事で気分的にメゲない様に自分を励ます。ふと、着替えのシャツを持って来るのを忘れていた
事に気付く。何でまたこんな時にそんな事を思い出すのかね???  ヤな予感。。。
 
35km地点。どうにも辛抱出来なくなる。停まるか?  ヨタヨタでも走り続けるか?  実際、走ってこの速度
なら歩いた方が速そう。近鉄特急は終わり、iPodシャッフルは呑気なポップスを奏でている。あの看板まで、
次の信号まで……。そう自分に言い聞かせて走ったのは君原健二さんだったか。重大なる決心地点を37km
定める。37km地点での具合により停まるか歩くかヨタヨタ走りを継続するか…。何度目かの折り返し地点を
経て直ぐの37km地点。重大なる決心にて「立ち止まる」事を選択。随分前になるが大阪国際女子マラソンの
TV中継。増田明美さんの足が止まり、そのままコースに倒れ込んでしまったシーンが脳里をかすめる。屈伸
を二回とふくらはぎをストレッチ。意外と脚のダメージは少なそう。ロスタイム約20秒。この時点で腕時計
は3時間37分(チップタイムと同じ)を示す。残り5.195kmを23分で走らないといけない。とんでもない貯時間
の無駄遣いだ。借金、いや、悲惨極まり無い「借時間」地獄に陥ってしまった。それでもまだまだ諦めない。
半端無いダイヤの乱れだけど、回復運転に努める。ただ、リスタートして直後はまたスタコラと走れたけど、
それも数百m程で減速下降。 
 
とうとう40km地点。泣いても笑ってもあと2kmちょっと。最初から決めていた。40kmを通過したら、残り
の2.195kmは名残惜しみ乍ら走ろうと。どう考えても3時間台は不可能だ。ならば自己ベスト更新。これに
賭けよう。でも時間を気にするのはやめよう。帳尻合わせみたいにラストをダッシュして滑り込みセーフ
ていうのも、何か自分の気持ちにそぐわない。
 
最後の直線。目に入った電光掲示板には「04:17:50」の表示。これは公式タイムで自身のチップタイムとは
約8分の差が有るはずだからチップタイムは4時間9分50秒。3時間台はおろか自己ベスト(04時間08分57秒)の
更新すら達成出来なかった。惨敗。7度目のフルマラソン完走で、これほど重苦しい気分になるのは初めて。
 
成績証書の発行、そして記念品をもらってチップの返却場所へと移動する。チップには靴紐が通されている
ので、この場所にこそ椅子がたくさん欲しいのにそういう配慮が無い。みんな痛む脚を気遣って、フラフラ
し乍ら靴紐を解いている。殆ど無意識のまま外に出る。預けた荷物を受け取るが、着替えのシャツは入っ
いない。汗が引いてくると、急に寒気がして来た。 
 
   景品のアームポーチ。欲しかったので、これは重宝しそう。  
     
 
暫くの間歩道にへたり込み、今日の結果に納得する為の要素を色々と探る。結果は受け止めねばならない。
やれるだけの事はやったので悔いは無い。それは間違い無い。という事は、4時間を切る為には「やれる」
だけの事をやっているだけでは足りないという事になる。「やれない」事も「やらない」と、4時間の壁は
超えられない。でもそれで「やれる」んなら、「やれない」事ではなくて「やれる」事なんじゃないのか?
……とか。この禅問答みたいなモヤモヤが、暫くの間自分の頭の中を支配する事になるんだろうか? AJRC
までに切り替えんとイカンなぁ。。。
 
最後にコースとマナーについて。南浦大橋超えと万博会場跡というのが2大セールスポイントだった様だが、
南浦大橋はともかく万博会場跡はちょっと失敗じゃなかったか?  お客さんがたくさん居て賑わってこそ
パビリオンは廃墟も同然。その周りをただ延々と走らされたのではたまったものではない。「②号倉庫」。
物流屋の筆者は去年の万博期間中、この倉庫には何度も出入りした。どちらかというと好い思い出の少ない
建物ではあるが、それでも懐かしさは感じられた。しかし一般の方には馴染みが無い場所で、さぞかし退屈
な時間を過ごしたんじゃなかろうか? 後半は後半で幹線道路沿いや高架下といった、おおよそ人の温もり
を感じる事が出来ないコースで、赤い服を来た「加ァ~油ォ~!」のオバサン隊も例年に比べて少なかった
様に思う(オジサン隊も1組有ったね)。この「加ァ~油ォ~!」効果は絶大である。オバサン達は、ホントに
純真無垢に応援してくれるし自分達も同じ様に楽しんでる(様に思える)のが微笑ましい。交通規制は楽チン
だったと思うけど、次回以降は再考されるべき。また1ヶ所だけ 道路の幅員が狭くなる部分に給水ポイント
が設けられていた。給水ポイントを置く位置は、(何km地点とか)規則で決められてるのかも知れないけれど、
押し合いへし合い状態になるので非常に危険。前後にちょっとズラす等、何とかならなかったのか?
 
スタート前後、寒さ凌ぎの為にビニールのゴミ袋を合羽代わりに着用するのは結構だが、それをコース内に
堂々と捨てるバカが後を断たない。筆者は前回走ったの時のスタート直後、これにつまづいて転倒している
のである。給水ポイント付近の紙コップやスポンジの散乱も然りで、何故、道の端っこの方に放り投げず、
道路の真ん中に捨てるのか。それと、スタートから10km位まではラッシュ時のターミナル駅なみの混雑だ
市民マラソンなんだから、それぞれがそれぞれのペースで楽しく走れば好いし、デジカメ片手に走り乍らの
記念写真も否定はしない。否定はしないがコースのド真ん中で急に立ち止まるなアホたれ、この田舎モン!
 
それとこれはマナーというより習慣として定着すればイイなぁと思うんだけど、ラッシュの中ではランナー
速度もマチマチで、追い越し/追い越されするのも困難なもの。急に前を横切られるたりすると危険でも
ある。そこで暗黙の了解として、例えば5分/kmより速い人は右側、6~8分/kmの人は中央、それより遅い
人や「記念写真」組は左側を……という様に、自然に分かれる様な流れにならないものか? マラソンの雑誌
とかで世界的にキャンペーンとかしたらイイのにと思う。もうやってるのかな?  
 
 
Michael.
 
 
 
[追] 勝手に「公約」した通り、今回のマラソンは「肴や はんぐおーばーず」さんに頂いたT-シャツを着て
  走りました。ちょうど1月号のラグマガの記事(巻末インタビュー)を読んだばかり。このお店の店長は
  頑張り屋さんです。本文にも書きました通り、30km以降は失速、気持ちが凹んで、ついつい俯き加減
  になりがちなところで、下を向くと自分の着ているT-シャツが視界に入り、これにどれほど叱咤され、
  激励された事か。結果は惨敗でしたが、このT-シャツを着てなければもっと大崩れしていたと思います。
  本当に、有難うございました。
 
         
    係員のお嬢さんに「もう少し笑って」とたしなめられて撮り直した1枚。
 
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(Vol.598)12月3日の練習内容

2011-12-05 06:07:16 | 試合結果・練習内容

いよいよアジジャパまで最後の土曜日練習となりました。気合十二分の戦士たちがグランドに集結し、練習に励みました。

◆出席者

優さん、マイケル、スガ提督、岩原HC、環境、ジョージ、立田Cap、カッキー、テキヤ田中、井坂、こう君、小嶋HC、スサ校長、石崎、朝山、きんきん、植田、うっしー副将、マッキー、森⑥、P岩原、田原、山さん、十三、勝さん、周ちゃん、しお、ショウヘイ、三木、倉松、和尚さん、ダグラスさん

◆天気 晴れ  一気に気温が下がり、冬模様となってきました。

◆練習メニュー ※今回は練習詳細非公開とさせていただきます。ご理解ください。

 ↓ 最終の詰めをするメンバー達。いよいよです!

 

 

アジジャパまで残り数日。各自体調を整えて真夏のジャカルタに乗り込みましょう!

◆おまけ

試合前に読む名言

名言より一部抜粋
> なぜつらい練習をするのか?
> なぜやめないのか?なぜ耐えるのか?
> それは耐え切った後の達成感を味わうためだ。
いよいよです!出し切りましょう!

森⑥

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