萩尾もとのポーの一族についての言及があり、再読したがすごい作品だなと再認識した。
物凄く緻密に構築されたロマンスで、トルストイとかスタンダールにも匹敵するのではないかとさえ思った。
あと、大塚氏の論評を読んでいたので感じたのだが、萩尾もとは母親嫌悪と女性性忌避の傾向がつよい。
だから、子供とか少年に近づいていくのかもしれない。
それをまともに出したらただのポルノ、あるいは変質者になりかねないが、呻吟して練りに練った上で精華させる事で、このような傑作を書かれたとしたら凄い。
萩尾もとのポーの一族についての言及があり、再読したがすごい作品だなと再認識した。
物凄く緻密に構築されたロマンスで、トルストイとかスタンダールにも匹敵するのではないかとさえ思った。
あと、大塚氏の論評を読んでいたので感じたのだが、萩尾もとは母親嫌悪と女性性忌避の傾向がつよい。
だから、子供とか少年に近づいていくのかもしれない。
それをまともに出したらただのポルノ、あるいは変質者になりかねないが、呻吟して練りに練った上で精華させる事で、このような傑作を書かれたとしたら凄い。
なぜ、こういう本を出したか、という説明で手塚治虫とかジブリアニメとか自分が好きな作品を知らない若い人たちに教えてあげたかった、みたいなことが書いてあって、じゃあ、夏目漱石とか森鴎外とかを読めという国語教師たちはそんな愛を持っているのかな、と思った。
もちろんそうではないが、今の我が国がかくあるのは、こういう過程を経てきたから、という事を理解するためには鴎外、漱石を読むことも必要な事だとおもう。
追記
夏目漱石よりも森鴎外のほうが良いような気がする。
夏目漱石は現代小説と同じ感覚で読めるので、明治の.和と洋のぶつかり合う中での日本人の葛藤、が分からないと思う。
以前に無線ルーターのAP化について書いたことがあった。
https://blog.goo.ne.jp/soler/e/e6bc1c47d4a9b36496c2650fa9b82736
自宅でそれをやったので、注意点として、設定画面でローカルルーターモードにしたあと、
・ディップスイッチはR(ルーター)にする
・基本設定でデフォルトゲートウェイは上位のルーターを設定する(DHCPクライアント機能が有効でも、dデフォゲが空きはダメ)
・上位のルーターとはWANポートで接続する
先日ルーターを取り替えたら、fire HD10でテレビを見るときに途切れが発生するようになった。
ルーターの設定のどこを調整したらいいのか分からないので、今まで使っていたAtermをローカルルーターとして新しいルーターの配下に接続したら、最初うまく動かなくてあせったが上記のデフォゲの設定を入れていなかったのが原因だった。
しかし、ローカルルーターのAtermにつないでテレビを見ていると、途中で「チューナーが見つかりませんでした」とエラーが出て視聴できなくなる。
ピクセラのTVチューナーを使っているのだが、これは新しいルーターの配下に接続しているが、ローカルルーターの配下につなぎ直す必要があるのかもしれない。
しかし、古いファーウェイのタブレットでは、現在の構成でTVを視聴してもそのようなエラーは出ないので、fireHD10が調子悪いのかもしれない。
追記 ブリッジモードにしてもfire HD10に同じ症状がでた。
ので、諦めてatermは廃棄することにした。
ステイホームにもしびれがきれ、夜ふらっと外に出て書店に入って目についたので買ってきた。1日であっという間に読めた。中身が薄いような気がする。
ヤフーをここまで大きくした人だとは知ってたし、ならずもの、などというタイトルからもっと波乱万丈の人生かと思いきや、読んでも読んでもどんな人だったのか分からない。
別荘とかクラッシックカーとかの巨額ではあるが個人的な趣味の買い物の逸話が続き、作者が何度か評しているように、ただの「成金」としか思えない。
買い物の原資の資産をどのように貯めたのか、を知りたいのだがヤフーのストックオプションで億万長者になった、としか書いてない。
要は筆者が対象に迫れてない。上っ面をなぞる事しかできていない。
もっと企業小説として、ビジネスマンとしての井上氏の手腕と彼が集めた多士済々の面々が時代の波に乗りながら、ヤフーを大きくしていく物語が読みたかった。
色々不満がうかんでくる読後感だった。
1870円は高い。
なんとなく気になってはいたが、読んだことがなかった。有名なSF。
同じ作者の「造物主の掟」は知人に借りて読んだが大して面白くなかった。
ハードSFというジャンルも苦手だった。
しかし、読んでみたら面白い。
1977年の作品なので、もう43年前になるが名作として語り継がれてきたのも納得。
解説の鏡明氏が書いておられるが、ストーリーは徹頭徹尾謎解き。なのに面白い。感動もある。
冒頭主人公たちが飛行機でイギリスからアメリカへ飛んでいる途中で、アメリカでの足としてパーソナルジェト機をネットワーク経由でテレビ電話でレンタルし、カードで支払いをするシーンなど全く古さを感じない。
唯一古さを感じたのは、ノートPCとかタブレットPCとか独立したデバイスとしてのコンピュータが描かれず、たとえばアタッシェケースの蓋の内側に埋め込まれたディスプレイとか机に埋め込まれたキーボードとか、そういう描写になっているところくらい。
ご都合主義と感じる部分もあるが、かなり面白かった。
ただ、ラストが良く分からない。
続編があるので読んでみたい。
追記
星野之伸が漫画化している作品を読んだら謎が解けた。
冒頭のシーンで「巨人」と呼ばれていた男は実はあれだったのだ。
なるほどである。
自分の読解力不足を痛感した。