古本屋で購入。
面白かった。物凄く。
これは一言で言えば悪口集で、悪口と言うのは面白いものだが、書いている人がまた頭のいい人だから快刀乱麻でスカッとする。
小泉竹中改革とか、民主党政権成立とか、与党大物議員の落選とか、この10年くらいの政治の流れにずっと違和感をおぼえていた
が、その違和感に説明をしてくれた感じだ。
今、NHKで国分なんとかという女性アナウンサーが内閣総理大臣にインタビューをしているが、こいつはモロB層。
ちょっとすっきりしないのは、B層の定義。
IQのちょっと低いが、従来の貧困層とは重ならない、お金を持っている人たちもいて、現代社会のメインストリームにのし上がりつつ
ある、という定義だったが彼らを相手に商売するA層というグループもいて、彼らはIQは高いけど志が低いというふうに描かれている
が、はっきりくべつしないでどちらもB層であるような書き方がされている。
そうではなくて、B層の属性として、IQが低い、と言っているがそうじゃなくて、民主主義を盲信している人たち、グローバリストと定義
したほうがすっきりすると思う。
そして、民主主義を信望するB層をコントロールするA層がいる、としたほうが良かったと思う。
国分なんとかもIQは高いのだろうけど、なんかむかつく佇まいで、なんとなく自分のルサンチマン、ねたみひがみ根性なのだろうと
思っていたがこの本を読んで分かったのは、国分なんとかが民主主義者だからである。
うーん、うまく言葉にできない。
だけど、直感とか皮膚感覚で胡散臭いと思うのだ。
言葉にできない自分もたぶんIQは低い。だけど、胡散臭いことをいう奴は分かるから、B層ではないとおもう。
この本を買って読む人は自分がB層とは思わないだろうが、名指しで批判された人は怒るだろうな、と思った。
あまりに面白かったので、この人の本を他に2冊買った。