那須太社 錦輔 の日記

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甦るロシア帝国 2

2016-08-08 08:24:55 | 日記
P379
・・・共産主義をロシア人は心底嫌っている。社会主義も共産主義の亜流なので勘弁して欲しいというところだろう」
「しかし!この社会格差を是正することは誰もが望んでいるだろう」
「それは、確かだ。それに、今回のモスクワ騒擾事件を受けて、国家体制の強化を望んでいる。国家機能による経済的格差是正と社会秩序の維持が政治の基本目標に据えられるとどういう政治体制になるだろうか。想像てみて欲しい」「・・・」「ファシズムだ」

となると、ファシズムも案外悪く無いのでは、と思った。
そもそも、ファシズムとは何なのか、ファシズム以前のイタリアの政治体制、社会情勢がどんなものだったのか知らないのである。
自分の中に条件反射的にファシズムを嫌悪忌避する回路のようなものがあるが、それが果たして正しいのか、考えてみる必要がある。
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蘇るロシア帝国

2016-08-07 14:29:45 | 政治経済

今読んでいるところ。

印象的なフレーズがあった。

327P・・・ロシアは道義国家であって、全人類の苦難を背おっているという発想が、ソ連国家にも継承されていることは間違いない。ソ連は、現在、経済改革と民族問題で苦しんでいる。去年(1989年)11月にベルリンの壁が崩壊し、12月のマルタ会談で東西冷戦は終結した。ロシア人は、冷戦に敗れたとは考えていない。これは決して負け惜しみではない」「それじゃ、どう考えているのか」「時代の転換の徴をロシア人は正確につかんだ。そして、人類が背負うべき苦悩を、自らが率先して背負っていると考えている」「一種のメシア主義というわけか」「「そうだ」

 

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