「みいちゃんと山田さん」という漫画を読んでいるのだが、主人公のみいちゃんが可哀そうでならない。
少し知的障害がある女性で生活はできるのだが他人とうまくやっていく事ができず、子供のころ親が普通の学級に通わせたため、おちこぼれて登校拒否してしまって読み書きなどの基本的な教育を身につけていない。
周囲から酷い事され続けて、故郷をでて東京でキャバクラ勤めをしているのだが、そこでも周囲となじめず同僚や店員、お客さんなどからお金や性的な搾取をされ続けている。
国民保険や年金のことも分からないし加入しておらず、DV男に奪われてまとまったお金は持っていない。出費が必要になれば大久保で立ちんぼをする。
わずかに救いなのは同僚のキャバ嬢で狂言回しの山田さんが、みいちゃんの事を気にかけて距離をおきながら何かと手を差し伸べている事と、みいちゃんが知的障害があって天然なので自分の境遇を深く気に病んでおらず時には小さな喜びを感じられている事、それから一緒に故郷をでてきたやはり少し知的障害があるおさななじみの友達が東京にいることくらいだ。
自分は人付き合いがほとんどないので分からないのだが、こういう人って結構いるのではないだろうか?
どうすればみいちゃんのような子がこんなつらい生活をしないですむようになるのだろう?
読み続けるのが辛くてやっと既刊3冊を読み終えたが、どこかに吐き出したくてこのブログに書いてみた。