本日、千秋楽。
1敗で単独首位の鶴竜は豪栄道に電車道で寄り切られる。
白鵬はバルトを不利な体制から押し出す。
このときの白鵬のホッとした表情が印象に残った。
横綱の責任を一人で背負っている感満点で、モンゴル人ではあるが、こんな横綱がいて
くれて良かった、とうれしく思った。
そして決定戦で鶴竜と白鵬の決戦。
これがモンゴル人力士同士の熱戦の例にもれず大熱戦。
張り差しから白鵬が有利な体勢で寄るが寄り切れず、鶴竜が残して腰高の体勢で釣る。
もう驚異の粘り腰である。
マワシの位置は鶴竜の方が高いのだが、倒れないし土俵を割らないのだ。
これで白鵬は脚が浮いて寄りをあきらめ、引きながら投げを打つ。
白鵬の力も尽きかけていたのか、鶴竜が手を離さなかったのか、二人もつれるように土俵
に転がるが投げられた鶴竜の体は下になっており、白鵬は貴乃花と同じ優勝回数を記録
した。
良い相撲だった。
あとは、日本人力士の奮起を期待したい。
来場所から大関6人体制だが、もう大関も関脇、小結と同じくらいの扱いにして、2場所負け
こしたら陥落、くらいにしたらどうなのだろう。
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