那須太社 錦輔 の日記

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映画 岳

2012-09-23 23:03:18 | 読書感想文

今テレビでやっているが、ひどい改悪をしている。

女性の救助隊員がヘリから繰り出されたロープにつかまって遭難者

を救出しているのだが、天候悪化でヘリの運用が不能となるのだが

女性隊員は、ぶら下がっている紐を自分で切って取り残された要救

の元へ飛び降りる。

もう、無茶苦茶です。

遭難救助の現実などなにもしらないけど、これはありえないのでは

ないか。海猿とか見てても、まずは救助隊員が危機状態に陥らない

ことが、活動の前提になっている。

海猿もフィクションだが、それはそうだろうと思うし、山だって同じだろう。

テレビとか映画業界の人は、こういう無茶苦茶な改悪をしなければ

ドラマを作れないのだろうか。

真摯に創作に取り組んでいる原作者に対する冒涜、ファンに対しても酷い

しうちではないだろうか。

原作漫画の岳は、おそらくは取材とか色々されているのはまちがい

ないと思うが、リアリズムを失わないドラマ造りされている、と思う。

救助の現場のことはわからないけど、そう思わされるものがつめ

こまれている。

そのために原作者はどれほどの労力を費やしているのだろうか。

ことに岳という作品は実在の人物をモデルにしたりしている分、

創作には多大な苦労があったことがうかがえる。

抑えに抑えた筆致でジワリと心の底のほうから感動が沸き上って

くる俺の好きな漫画が、こんな風になったのは残念。

 

 

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