入場料2000円。
色が綺麗で気持ちよかった。
自分が分かった範囲で、ルソーとかブラックとかピカソとかキリコとかいろんな人のタッチで描いているのだが、ものすごくペイントの技術というか描画力が高いと思った。
空想科学的なコーナーの絵が良かった。
キャンバスを切り貼りしたり、鏡を張り付けたり、オブジェをくっつけたり、のギミックは全く理解できなかった。
後、絵の端っこに関係ないアイコンみたいな小さなイラストを張り付けているのも意味が分からない。
なぜ、ああいう事をするのだろうか。
何が良いのか分からなかった。
横尾さんは物凄く絵を描く技術に長けている、けど、それくらいの人って絵の世界では多分いくらでもいて、そういう環境でただ絵を描いていることに飽き足らなくなったのだろうか。
あと、三島由紀夫の事がすごく気になっているみたいで、何枚も何枚も三島の顔を描いていた。
また白人女性のヌードも多数描いている。
Y字路のシリーズ等で、雨上がりの濡れたアスファルト路面に夜のライトが反射している描写が凄く上手いと思った。モネの睡蓮的な描き方で綺麗だった。
凄く上手いし色使いも自分にとって気持ちが良かったのだが、また展覧会があったとしても、もう一回見に行く事はないかも。
ギミックを使わず普通に絵画として仕上げればいいのに、もったいない気がする。
行きは東陽町駅から、帰りは木場駅まで木場公園を通り抜けたのだが、長いこと東京で営業してきたがこの公園の中に入ったのはたぶん初めて。
二時間弱、美術館の中を歩いたら腰と股関節がおかしくなってしまった。
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