飲食店の中や企業団体の応接スペースなどで、来客など部外者に、無線LAN経由でインターネット接続を提供する場合、
1、無線接続者同士の通信制限
2、無線からAP設定画面やLAN内共有フォルダへの接続制限
などが必要になるが、メジャーなコンシューマー向けAPメーカー、バッファローとNECの仕様を比較すると、NECの方が良い様な気がする。
バッファローでは1、がプライバシーセパレーター、2、がゲストポート機能、になる。
NECでは1、がネットワーク分離とセパレーター機能、2、がローカルルーターモード、になる。
NECの、ローカルルーターモードにして上位のネットワークとの通信を制限するやり方のほうが、わかりやすいと思う。
バッファローのゲストポートはどういう理屈なのかよくわからず、うまく設定できなかった。
バッファローの利点としては、1台のAPで来客用のSSIDとオーナー用のSSIDを別々に利用できること。
オーナー用のSSIDに接続すれば、LAN上のプリンタやNASを利用することが出来る。
NECのAPは、ローカルルーターモードにすると、そのようなフレキシブルな利用はできず、基本的にはインターネット接続のみの利用となるはず。
そっちの方がシンプルで良いと思う。
今時、たいていオーナー用には既設APがあるので、来客から要望があったときだけ、来客用のAPに電源を入れる、とか使い分けできてむしろ運用が楽ではないだろうか。
自分が人に相談されたら、今のところは基本的にNECを勧めたいと思っている。