VHSのビデオテープを捨てた

体調が悪いのでしばらく禁酒してたら、二日酔いが無いもので休日にゴミだらけの部屋を片付ける気力が沸き起こり、ちまちまと整理整頓に取り組み、いらないものを徐々に捨てている。
その一環でダンボール箱につめて机の下におきっぱなしだったビデオテープを捨てた。
すでに何年もビデオデッキのない生活をしているし、この先もVHSのビデオテープを再生することは無いと思うので、一気にゴミ袋に放り込んだ。
しかしいざ捨てるとなると、未練が沸き起こるもんである。
俺の20代30代に青春なんて言える出来事などなにもなかったけど、ビデオテープに貼り付けた手書きのタイトルを見ていると、ああ、これが俺の青春だったのかな、となんとなく感慨深い。
フォークギターの教則ビデオ
マイナー・アイドルのビデオ
表じゃないエッチビデオ
2輪のWGPのTV録画
TVの深夜映画を録画した密かな傑作選ビデオ
F1
ボクシング
格闘技
UFO物
etc
あの頃、いろんな物を好きになって、一生懸命集めていたんだ。
人から見れば、つまらない青春なのだろうけど、それなりに楽しかったな。
格闘技を見にいろんなところに行ったなぁ。
オートバイのグランプリの中継は深夜にブラウン管に向かって叫んだこともあった。
ギターは結局うまくならなかった。
もう、あんな風に一生懸命なにかに熱中することは無いのかもしれない。
なんてセンチメンタルになってしまった。
秋だからかな。