トイレ掃除

　お付き合いのある私立高校の先生が、創研塾の塾生にこんなことを教えてくださっているのを聞いたことがあります。「君たちが高校見学に行ったら、まずトイレに行ってごらん。きれいになっているのなら、その学校は君たちを迎え入れようとする気持ちができていると思っていいよ。きれいになっていないなら、気を付けたほうがいい。」私も受験指導のために学校見学をさせていただいていますが、玄関先での先生方や事務の方の対応は、その学校のイメージに大きく影響しています。たとえ合格実績が優れていても、生徒に勧められるかどうかとなると考えてしまうことがあるのです。
　先日、ある高級店で家族で食事をしました。（ディナーは高級すぎて食べられないので、ランチです。）帰り際、妻と私でその店の印象と感想を話し合っているとき、トイレについての感想が完全に一致しました。その店は、特別新しいわけでもなく、また、建物が高級というわけではありませんでした。トイレも新しいわけではなかったのですが、チリひとつなく、隅から隅までキレイにされていたのです。妻と私は「さすが高級店は、違うねぇ・・・。」と感心しました。
　本日から創研塾では２学期の授業が始まりました。夏期講習中は朝から夜まで生徒たちが教室を使うので、トイレも普段の掃除では追いつかないところがありました。そこで今日はみっちりと、洗剤も道具も何種類かを使い分けて念入りに掃除をしました。トイレにはエアコンがないため、汗だくになり、メガネにも汗が垂れてくるほどでした。掃除を終え、見直してみると何となくトイレ全体が明るくなったように見えました。
　「さあ、生徒たち。気持ちよく使っておくれ。でも、できるだけキレイに使うように気を付けて。先生も掃除を頑張るよ。」こんな気持ちになりました。

※お食事中の方、すみませんでした。