1月から4月初めまで開催されているというのに今日はすごく行列が出来ていました。
入場券を持っていましたがその列も長かったです。
”自画像としての風景画”という副題がついています。
自画像が10枚ほど展示されてますが「立てる自画像」は戸外でパレットを持って佇んでいますが何故か顔の部分が青い風?でかすんでます。
東京に移り住んでからは下落合の風景何枚か書いています。中でもテニスをしている風景は印象深かったです。
静物画もありました。
パリに行ってからはヴラマンクに影響されたか初期のパリ風景画は暗い色調です。
しかし、彼独自の視点を描くようになります。
パリの町角の建物の外壁に貼られたポスターや、看板を描き、そこに埋め尽くすように文字が並びます。そして人物を線のように一人入れ込みます。
重厚な石壁の表現も見事。
結核にかかり外に出掛けられなくなった佐伯は、毎日訪れる郵便配達人の顔が気に入って何枚か描いています。上のチラシに絵です。これが絶筆に近い作品です。
30歳という若さで亡くなりました。