Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

乃木坂 「Ristorante da Nino 」リストランテ ダ ニーノ

2008-08-07 | イタリアン
以前から、とても行きたいと思っていた、乃木坂 「Ristorante da Nino 」リストランテ ダ ニーノ

イタリア人にも人気の店だ。

テーブルセッティングが、かわいい。



3500円のパスタランチよりも、メインが食べたいと思ったので、4500円のコースを選んだ。

前菜


海老は少し生臭い感じもしたが、ライスコロッケは、ホカホカ。
蟹のフライも美味しい。
しかし、奥のカツオはちょっとボケた味。塩が足らない。
それに、金箔も余計。

次はパスタなのだが、それが来るまでかなり待った。
その間、焼きたてのパンが来る。


食べ終わると次々と、数種のパンが運ばれる。

そのどれもが美味しい。

そして、待ちに待ったパスタ。

麺は太めでもちもち。ウイキョウの香りも良い。

この後、メインが来るまで、また更に待った。
胃が閉じてしまうのではないかと思うほど、待った。

メインは、私は魚を選んで、カジキマグロのパン粉焼き


カジキは焼きすぎるとパサパサになって硬くなってしまうのだが、
これはふわっと上手に焼けていて、美味しかった。
しかし塩は甘め、レモンの酸味で食べるといった感じ。

友人は肉を選んでいた。
ピンク色に焼き上がった豚肉は美味しそうに見えたが、これも塩が足らなかったそうだ。
塩を借りたが、彼女は数切れ残した。

ドルチェ

カスタードを使ったケーキとフルーツケーキ、果物とピスタチオのアイス。

ピスタチオのアイスは、ねっとりとして重かった。
普通のジュラーとが食べたかった。
ケーキは、外国に行ったときに最後のケーキが美味しくなくて、「でも日本じゃないもん、外国だから仕方がないよね、味覚が違うのかもね」と思うことがある。
そんなケーキだった。
残念。


これだったらパスタランチでよかったなと思ったが、前菜・パスタドルチェだけで3500円は、ちょっと高すぎる。
サービスの女性は、悪くはないが、事務的。
イタリアンレストランの陽気さ、楽しさを、彼女からは感じ取れない。
しかしニーノさんはとても良い人だった。
良い人だっただけに、もう一度食べたいという料理に出会えなかったことが、
とても残念。

フランス語レシピ教室

2008-08-02 | フレンチ・洋食屋
フランス語で、Recetteが読めたら、素敵でしょ?

そう思っていたらそんな教室を見つけ、初めて参加してみた。
フランス語とお料理が一緒に習える教室「CuiCui

Menuは
ラタトゥイユと



チョリソとレンズ豆のホットサラダ、



カニのスフレ。

表面はサクッ

で、中はトロ~リ。


フランス語は難しい表現は無く、

egoutter(水気を切る)
hacher(みじん切りにする)
faire fondre(溶かす)
ajouter(加える)
melanger(混ぜる)
hors de feu(火から外す)
feu doux(弱火)
faire cuire(焼く)

などの基本的な表現がわかれば、簡単。

Dans une casserole faire fondre le beurre sur feu doux.
(鍋の中でバターを、弱火で溶かす)

ajouter l'oigon hache, la farine et le lait dans le beurre. Et melanger.
(みじん切りのたまねぎを加える。小麦粉と牛乳をバターに加える。そして混ぜる)

ほら、フランス語があまり得意じゃない人でも、なんとなく分かるでしょ?

Recetteに過去形は使わないし、接続法や条件法などを使わなくても、じゅうぶん表現できる。
難しい文法は必要ない。

ちょっと物足りなさは感じたけれど、先生も楽しく生徒の皆さんも和気藹々。

それに、お料理も美味しかった。

この初級クラスを12回続けると、日本語の入らない中級クラスに進むことができる。
ちょっと頑張っちゃおうかな。
だってmenuは中級クラスのほうが美味しそうなんだもの!

代々木上原  「老四川 飄香(ラオシセン ピャオシャン)」

2008-08-01 | 中華・韓国料理
東京の四川料理店の中で今、
最も予約の取りにくい店なのではないかと思っていた。
しかし二週間ほど前、友人が「たまたま電話をしたら、予約が取れた」と言って誘ってくれた。

代々木上原 「老四川 飄香(ラオシセン ピャオシャン)」


中に入ると、店の狭さに驚く。
これは予約が取れないはずだ。
しかしこれは一人のシェフが自分の料理をキチンと出すことのできる、
限界の席数なのかもしれない。



席から少し、厨房が覗ける。
狭い店だが、この光が抜けることで息苦しさは感じない。
料理人が客の食べ具合、進行を確認できるというメリットもある。

突き出しに出された甘い煮豆

口に入れると普通の煮豆。しかし後に広がる香りは、しっかり中華。

アオリイカ

カリッと揚げた青山椒が、味のアクセントになっている。

よだれ鶏

下に隠れている山クラゲの食感がいい。鶏と合わさると、平凡ではない美味しさ。
タレもただ辛いだけでなく、旨みがある。
思わず、「スプーンをください」とお願いして、すくってしまったほど。
だって、油があまりにもきれいだったから!

クラゲとセロリのマスタードソース

マスタードの香りは軽い。

海老と万願寺唐辛子の炒め物

海老の下味がしっかりとしているのがいい。
塩味でさっぱり。ズッキーニなども入り、夏らしい炒め物だった。

アナゴと平春雨の煮込み

これを混ぜていただく。

三人で分けた食べてもたっぷり。春雨に味がしっかりと染込んでいる。
アナゴも大きい。


四川風ビーフシチュー

見かけは、どこにでもある普通のビーフシチュー。
けれどもジャガイモに見えるのは、なんと、長いも。
牛肉は脂身は全く無いのに、柔らか。
口に入れるとデミグラスソース、なのに後味に残るのは、中華なスパイスの香り。

店の人に、「花巻パンが欲しくなりますよ」と言われていたので、頼んでいた。

確かに、皿に残るソースの一滴まで惜しくなるような料理だった。

大海老と唐辛子の炒め物

海老がぷりぷり。大きいけれど大味ではなく、甘味がある。
大きな唐辛子がゴロゴロと入っているが、この唐辛子は旨みのある美味しい唐辛子。そのまま食べるようなものではないが、食べてもそんなには辛くない。

麻婆豆腐

山椒が利いている。しかし水が欲しくなるような辛さではないので食べやすい。
豆鼓が刻んでなく、大きいまま入っているので、それを退けると塩辛さも少なくなり、ご飯が無くてもするすると入る。

〆は汁無し坦々麺

タレが下に隠れているので、全体を混ぜていただく。
麺が太く、しっかりと固ゆでで、美味しい。
これは何度でも食べたい。

デザートは、

私はサンザシのグラニテとクラゲのコンポート

面白い!

友人は青豆の煮たのと青山椒を添えたアイスと、
ココナッツプリン、マンゴーソース。


デザートまで楽しめた。満足感の高い店だった。
予約が取りにくい店だというのも、うなずけた。