Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

「人は思い出にのみ嫉妬する」

2007-07-31 | BOOK
やばいと思いながら手放せなかったり危険だと知りながらついつい近づいてしまう、悪い癖。
本屋でタイトルを見た瞬間、胸の奥からザワザワと不快な音が聞こえた。
まずいと思いながらも手に取りぱらぱらと読み始め、2,3ページ読んだところで切ない思いに囚われてしまった自分に気付き、本を手放した。

予定通り、本屋に入った目的である本を探してレジに向かう。
それでも気になる。
やっぱり戻って再び手に取り、
やばくても危険でも好きなものは好きなのよ!と開き直って買ってしまった。

辻仁成は、好き嫌いの分かれる作家だと思う。
人の心にずかずかと土足で入り込み、かき回して散らかして後片付けもせずに足跡だけを残していくような文章に、時折疲れ感じることもある。
その感覚を不快に思う人も多いだろう。
しかし私は嫌いじゃないんだ。
それを恋しく思うことさえあるから始末が悪い。

主人公の「栞」は、彼らの美しい思い出に嫉妬した。
私は誰の思い出にも嫉妬しない。
もし、思い出に嫉妬することがあるならば、
私は自分の思い出に嫉妬する。


人は思い出にのみ嫉妬する
辻 仁成
光文社

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登場人物の吐く台詞がそらぞらしく独りよがりなところがあり、その気持ち悪さに鳥肌が立つ。
これだけ気持ちの悪い文章をよく書けるなと思う。
1999年に、フェミナ賞を取ったときは驚いたが、フランス人に人気があるというのも少しうなずける。
それは彼がナルシストだからかもしれない。


銀座 「SABATINI di Firenze」

2007-07-30 | イタリアン
銀座「SABATINI di Firenze





席に置かれたメニューを眺め、期待に胸を膨らます。

<前菜>
魚介のマリネ

一口食べて感じたのは、「塩が美味しい!」
オリーブオイルも美味しい。しかしそれよりも塩の旨さが印象に残った。

全国から源泉トマトの競演
8種類の彩り豊かなトマトをピスタチオオイルで冷たくマリネ
フェンネルとオレンジの香り

ピスタチオオイルは、自家製だそうだ。
8種のトマトそれぞれに個性があり、香り高いオイルにも負けていない。
最近ではもうマイクロトマトに新しさは感じないが、
楽しい皿だった。

<パスタ>
芝海老とチポロッティ、イタリア産カラスミのスパゲッティ

パスタは2種出たが、私はこちらが好き。
イタリア産のカラスミは日本のものよりは少しあっさり目、だけれど、オリーブオイルにはこちらの方が合うような気がする。

本場グラニャーノ産の大型マカロニ“パッケリ”
トマトと夏野菜和え、熟成した水牛のリコッタチーズと共に

丁度よかったと言う人もいたが、私は茹ですぎだと思った。もう少しアルデンテの方がいい。
それと、塩気も足りない。これでワインを飲むのなら、もっとチーズを乗せるか塩を利かせなければ、物足りないのではないだろうか?

<メインディッシュ>
長崎五島列島直送の鮮魚料理、または牛サーロインのタリアータ・トスカーナのキャンティワインソースとエシャロットのフォンデュのハーモニー、または仔牛のミラノ風カツレツ・トマトとルコラ菜添えから選べた。

鮮魚は甘鯛、仔牛のカツにはソースが無いと聞き、
牛サーロインのタリアータを選ぶ

予想どうり、ソースが美味しい!

<デザート>
本日のワゴンのケーキ盛合せから、2種
私はピスタチオのケーキと桃のコンポート。

ピスタチオのケーキは、絶品!あと3つくらい食べたかったなぁ。
しかし友人が選んだブルーベリーのシフォンケーキは、よくなかった。
オイルを抑えているのか、ぱさつきがあり、柔らかさも足りずシフォンらしくない。
全体にジャムを混ぜてしまったような色あいも食欲をそそるものではなく、
ブルーベリーの良さも活きていなかった。

珈琲と小菓子
<お好みのコーヒー又は紅茶・プチフール>
カップのふちに、「SABATINI di Firenze」



ここでのディナーは12,000円からだが、今回は友人が見つけた限定コースだったので、消費税サービス料込みで約8,000円。
これで8,000円は、かなりお徳だと思う。
サンペレグリノが900円だったのも、良心的。


パンが美味しくて、パスタを2種も食べたのに、パクパクたくさん食べてしまった。

フォカッチャは自家製と聞いて納得。
しかしバケットは「木村屋」さんだと聞いて、びっくり。
木村屋って、美味しいじゃない?!アンパンしか買ったこと無かったわ。



隅田川花火大会

2007-07-28 | EVENT
尾道行きを泣く泣くあきらめ、
しょんぼりしていたところに、東京での花火のお誘い。

押上駅から徒歩10分、桜橋を目指す。
カド」を目印に友人を探すと、
いたいた!道路にブルーシートを広げて場所取り。
‘地元特権’と言っていた友人の言っていたとおり、特等席だ。

その恩恵にあずかる幸せを噛み締めつつ、持って来た料理を広げる。

今日のメニューは、ライスボール・チキンのトマト煮込み・カレー春巻き・肉団子の甘酢あんかけ・スペアリブの黒酢煮・チャプチェ・豆もやしのナムル・海老チリ・麻婆ナス・茹でトウモロコシ・枝豆 。

お腹も一杯、空もいい感じで夕暮れてきた。


まずは一発目、


そして闇が深くなるにつれ、花火の美しさも増してくる。







音だけ聞いていると、まるで和太鼓を聴いているかのよう。
見ている者の急所をつかむような、心地良いリズムで打ち上げられる花火だった。



花火の後は、「カド」で活性生ジュース。


レトロな下町情緒を楽しみ、

三次会は、ボーリング。
アベレージは聞かないで・・・。

一般公開

2007-07-27 | EVENT
今日は、衛研の一般公開

係長の許しを得、
環境衛生化学部の「紫外線防止化粧品について」と
食品部の「日本人の食事を知る」と
医薬安全科学部の「知って得するクスリの話」と
変異遺伝部の「DNAをみてみよう!」と
療品部の「人工関節をさわってみよう!」と
講堂で開かれた「食品添加物について」の講義を聞く。

変異遺伝部では、マウスや人のDNAを顕微鏡で見せてもらい、
実験でバナナのDNAの抽出実験を見学。
お土産付き。


お話の中で印象的だったのは、ガンになる原因が添加物やだと思っている人が多いけれど、そんなのはたったの4%程度しかないという話。
二番目は予想通りタバコであったが、一番の原因は食物すべてだそうだ。
それも特別なものではない。すべて。
なにがどのようにDNAを壊していくのか、それを調べるのが変異遺伝部のお仕事らしい。

療品部で見せていただいたもの。
股関節

人工肺、眼内レンズ、シリコンのおっぱい、人工血管

おっぱいのさわり心地がものすごくよくて、みんなでぷにゅぷにゅ触っていたら、
「破かないでくださいね!」と、釘を刺されてしまった。
人工血管はポリエステル製で、イッセイミヤケのプリーツのようなさわり心地。
眼内レンズについては、新しいレンズに変えて、モネが喜んだという話を聞く。
レンズの開発が無ければ、モネの絵は違ったものになっていたかもしれない。

食品部では、「トータルダイエットスタディ」について、教えていただいた。
これは初めて聞いた言葉だったので、とても面白かった。
ふだん、「食品部って、いったい何をやってるの?」と思っていたので、こんな研究をしているんだということが、やっと分かった。
しかし、無農薬米や有機米を買ったとしても、そこの土壌が汚染されていればカドミウムは混入しているというお話は、ちょっとショック。
「人体に影響が無いほどの量ですよ」とおっしゃっていたけれど・・・。

その他いろいろな講義を聞き、



実りのある一日だった。

代官山 広島お好み焼き「そらちゃん」

2007-07-24 | 飲食・その他
この日のために、私たちは一週間、ソース断ちをした。

気分を高めて高めて高めて、さらに高めて、
代官山「そらちゃん


ソースに飢えた私たちは、店に入ったときから、ちょっぴりおかしなテンション。

まずは「お・ち・つ・け」ということで、‘牛スジゆずポン酢’

スジもアキレスもとろとろで、コラーゲンたっぷり。
柚子が利いてて、おいしぃ~。

そして目の前の技を眺めつつ、



私たちの‘そらちゃんスペシャル’を待つ。

イカ天・エビ・イカ・うどん入りの‘そらちゃんスペシャル’

これこれ!これが食べたかったの!
あま~いソースにマヨネーズ、しゃきしゃきの青ネギ!!

鉄板の前というのは、とても危険。
他のテーブルが頼んだものが目の前で焼かれているのを目の当たりにしてしまう。
当然、食べたくなる。

カリカリチーズ焼き、追加。

薄く焼いた生地の上に、2種類のチーズをたっぷり乗せて焼く。
端っこが本当にカリカリで、冷めても美味しかった。

〆は‘そば飯’

何年か前にブームになったが、最近は冷食でも見かけなくなった‘そば飯’
ここに来たら、絶対に食べようと思っていた。
はぁ~、満足!

これで二人で、3750円。もちろんノンアルコール。でも、安い。
だって、苦しいほどお腹が一杯だもの。

汐留 「CERISE by GORDON RAMSAY」

2007-07-22 | イタリアン
CONRAD東京28階、直通のエレベーターを上り、

ラウンジの横を通り抜けると、

CERISE by GORDON RAMSAY



こちらで、日曜日限定の“サンデー・ブランチ”

6800円(税、サービス料込み)
前菜、卵料理、メインデッシュ、デザート、ルイ=ロデレールがフリー。

昼間からシャンパーニュが飲み放題、
お酒の得意でない私には、そんなにお得なプランではないけれど、コンラッドの中でご飯が食べたかったの。

前菜の前にガスパチョ。

あまり冷えていなかったけれど、だからこそトマトの味が深く味わえるような気もした。

アミューズ。4種の中から1品選べ、
サーモンのリエット、レモンとフェンネルサラダ添えを選んだ。

レスタジでもサーモンを食べたのでどうしようかと迷ったが、メインに魚が無かったので、ここは魚に。
とても美味しく、大正解。

しかし、この皿でパンを二枚食べたことをすっかり忘れ、出されたパンを食べ過ぎて、後に後悔することに・・・。

パンは4種、どれも美味しかったが、添えられたバターのレベルがあまり高くなかったので、少しがっかり。

卵料理
2種の中から1品
アスパラとオランデーズソースのスクランブルエッグ
 
卵が上等!!シンプルなお料理だけに、素材が大事。
アスパラがホワイトだったら、もっと良かったのに! ・・・って、贅沢?

メインディッシュも4種から選べたが、肉料理か豆のリゾットしかなく、
しっかりしたフレンチが食べたかったので、
鴨肉のコンフィ 根セロリのレムラードとタイムジュを選んだ。

ナイフで触ると、ほろっと骨から剥がれるほど柔らかい。

ソースは酸味の少なく甘め。脂身がまったく無いので私でも食べられたが、量が多く、ほんの少しおすそ分けした。
それよりも根セロリのレムラードが美味しく、「作り方を知りたい!」と思ったほど。
こういうものに力を抜かないのは、嬉しい。

デザートは
ラベンダー風味のクレームブリュレ,ピーナッツバターのパルフェ,バターキャラメルソース,ティラミスから選べたが、
このメニューを見たときに、絶対にラベンダーのブリュレが食べたいと思った。
ラベンダーをお菓子に使うのは難しい。
やりすぎるといやらしく、食べられる代物ではなくなってしまう。
どんなものを出すのか、とても興味があった。

しかし私の雑多な思いはまったくの杞憂で、これは本当に素晴らしかった。
ほんのりと香るラベンダーが、とても爽やか。
花の香りとしてではなく、ハーブとしての役割を果たしている。
クレムの方には殆ど香りをつけず、カラメルに香りを残している。
それが良い感じで口の中で溶け合い、ラベンダーの香りが上品に広がる。
添えられたベリーも生のままではなく、軽く仕事が入っていた。
久しぶりに、よいデザートを食べた。

珈琲は、フレンチプレスでデンッと出されて、「えっ?」と驚いたが、ここはブラッスリーだものね。

美味しい料理に誘われるようにシャンパーニュを飲み過ぎて、少しクラクラ。


店を出てから、ホテルのラウンジでハーブティを飲み、酔いを醒まして帰った。






天気はあまり良くなかったが、28階から見える景色は楽しめた。
 
ゆりかもめが、プラレールみたい!

六本木ヒルズ 「L’ESTASI」

2007-07-21 | イタリアン
六本木ヒルズ 「L’ESTASI」で、土日祝日限定の休日ランチ。


前菜2種盛り合わせ

奥の魚には大した感動もなかったが、牛のタルタルは素晴らしかった。
むしろ、こちらの方が上質な魚の赤身のような旨さ。

パスタは、ニョッキ

シェル型のニョッキの中には詰め物があり、仕事の細やかさに感激!
しかも美味しい。
赤のソースに仄かな酸味があり、ナスのソースが活きている。

メインは魚か肉が選べたが、肉はスペアリブと聞いて迷わず魚。

サーモンの皮目に蜂蜜でも塗っているのかしら?一瞬の甘さを感じる。
しかしそれは長引くことはなく、瞬時にソ-スの酸味が追いかけてくる。
シンプルなお料理なのに、単純な味で攻めて来ない姿勢に思わず笑みがこぼれる。
ヤリイカの中身もサーモン。これは違うものがよかったな。
枝豆も、飾りの感が否めない。

肉は、こんな感じ。

柔らかく、脂も美味しかったらしい。
けど、皿が小さく、食べにくそう。盛り付けは今ひとつだと思った。

Dolceは胡桃入りチョコレートケーキとバニラのジュラート

普通に美味しかったけど、どこででも食べられるようなものを出されて残念。

最後にCafeeが付いて3,800円。
このお値段にしてはレベルは高く、かなり満足。

お食事の終わりにシェフが挨拶に出てきたのも、高感度UP!


銀座 交殉ビル 「趙楊」

2007-07-16 | 中華・韓国料理
友人から、
「今年もソーメンが送られてきました(T_T)」
というmailが来た。

なんで顔が泣いてるんだ?!

そして、「本日3束消費いたしました。残り177束」
と追記が来た。

毎年この時期になると、ご主人のご実家から大量の素麺が送られてくるのだそうだ。
177束・・・。
夫婦二人だけの所帯、一夏ではとても消費できないだろう。
それならばお手伝いをしましょうと、いそいそと出かけて行った。
だってこの素麺、極上に旨い素麺なんだもの、
何束でもいただきますよ!


という訳で、もう一人の食い友達と共に銀座で待ち合わせ。
久しぶりに三人揃うのだから、美味しいものでも食べようと、
交殉ビル 「趙楊」でお夕ご飯。



初めての店では、いきなり高いコースは頼まない。
まずはお試し、こちらで一番お安い「九寨溝風味宴 お一人様9,000(税・サ料込み)」というコースを選んだ。

五種冷菜盛り合わせ


キュウリ、くらげ、海老、冬瓜・・・と、食べ進むうちに、三人とも無口になる。
しっかりと味わい、ゴクンと飲み込んで目を合わせ、一斉に発した言葉は、

「すごい!」

私たちが食べたかった四川料理は、ここにあった。

まだ前菜しか食べていなかったが、ここでそう言い切っても過言ではない。
しっかりとした辛さの中にある旨みが、本物。
これは化学調味料では出せない。

白身魚山椒オイルがけ

山盛りの唐辛子をよけて、一人ずつ取り分けてもらう。

ふっくらとした鯛の身に、柔らかな辛味、それに香菜の香りが食欲をそそる。
中華で香菜とは珍しいと思ったが、爽やかな組み合わせだった。

車えびチリソース

今まで食べたエビチリとは、まったく違っていた。
酸味がある。
痒いところに手が届く程度の酸味に、嬉しいヤラレタ感。

蘇東坡豚肉煮込み

とろぉ~り、トロトロのお肉に驚く。しかも、バラ肉なのにまったく脂臭さが無い。
口に入れたら、そのまま噛まずに溶けてしまうほどの柔らかさだが、
よくある中華の、酵素を使って柔らかくした肉の柔らかさではなく、煮込んだ柔らかさ。
上品な仕上がりは、下茹での上手さかもしれない。
肉が苦手、しかも脂身はまったく駄目の私が旨いと言うのだから、驚きだ。

汁無し担担麺

辛い!こんなに辛い担担麺は食べたことが無いほど辛い。でも、美味しい!!
「油がいいんだろうなぁ」と、友人が言う。
そう、油が全然しつこくなく、楽に口に入る。他店なら、「黒酢をください」と言っているところだが、これには必要ない。
だって、これで完璧なんだもの。

麻婆豆腐

こちらの辛さは、ビリビリと舌にくる山椒の辛さ。
ご飯と共に。


蟹みそフカヒレスープ

口に含むと、蟹みその風味が、ふぅっと鼻に抜ける。
最後にスープとは珍しいなと思ったが、辛さでビリビリ来ていた舌が、ここでリセットされた感じ。

杏仁豆腐

やさしい杏仁豆腐。普通なんだけど、その普通さがまた嬉しい。



コースの値段設定に、税金とサービス料が込みなのは、親切だと思う。
会計時に思っていた以上の請求がくると、後味が悪いもの。
そういう時は、自分の暗算が間違ってるんだけど・・・。

お次は精進料理が食べてみたいなぁ。


帰り道はお腹いっぱい、紙袋には素麺いっぱい!^^






餃子Party!

2007-07-15 | EVENT
友人宅で餃子パーティをやろうと、ずいぶん前から計画していた。

しかし、台風が近づいている。

それでも雨天決行、
こんな楽しいイベントを、台風ごときに邪魔されてなるものか!と、食いしん坊12人が集まった。


まずは買い物。
待ち合わせのスーパーに5分ほど遅れていくと、生鮮食品売り場でなにやら揉めている。
「送れてごめ~ん、どうしたの?」と聞くと、餃子をいくつ作るか、つまりは皮をいくつ買うかを相談していたらしい。

即座に一言。

「400」

大爆笑が起こる。 え?なんで?一人最低20個は食べるでしょ?
この一言で、皮の数は400枚に決定。


そして肉売り場へ。

「何キロ買う~?」と言うとまた大爆笑。 え?なんで?使うでしょ。
てことで、1.5㎏購入。

キャベツは4個を主張したが、3個に抑えられ、その代わりニラを大量に買った。
その他、生姜や大葉なども買う。
ニンニクは入れない。

近くに住む友人が蒸篭を持って来てくれたので、海老蒸し餃子も作ろうと、ブラックタイガーも購入。

そして雨の中、荷物を抱えて友人宅へ。


さぁ、作るゾ~!!


キャベツはフードプロセッサーで微塵切り、一塩して絞る。


海老は剥いて

叩いて

微塵切りにしたニラと合わせる。


それを大葉と共に包み、


蒸篭に並べて、まずは海老蒸し餃子。


蒸しあがったばかりの餃子を、熱々のうちに立ったままパクつく。

こちらは海老の半身入り


そして、お次はメインの焼き餃子。

みんなでせっせと作った餃子をホットプレートに並べ、


水を入れて蒸し上がったところで


さらに油を足し、


羽付き餃子を作るべく、小麦粉を溶いた水を入れた。


ひっくり返して焼き上がりを確かめ、


さぁ、食べるぞ~!!

用意された石垣ラー油、千鳥酢、黒酢などで味を変えて食べまくる。

これを何度か繰り返し、

同じ餃子を茹でて水餃子も作る。


そして、ちょっと形を変え、海老のアンでも水餃子。

これがプリプリで、美味しい!


結局、皮は20枚ほど余った。
ほらね、やっぱりキャベツは4つだったでしょ?
ん?てことは・・・380個作ったんだ!   
6時間近く、食べ続けた。     すごいな
   
友人が用意してくれたご飯と


サラダ、


ヨモギのブルーベリーケーキなども食べ、


お腹いっぱいで帰宅。

嬉し楽しや、台風前夜 






おまけ

出来上がった餃子を前に写真を撮りまくっている私たち。(kumikoさん写)


変だ。      しかも満面の笑顔^^;


「フランスよ、どこへ行く」

2007-07-10 | BOOK
子供のころ、本は読めれば何でもよかった。
図書室の本を、棚の端から順に読んでいく。
そこに好みなどというものは存在しない。
しかし、それでよかった。

思春期になり、少しは欲も出てきたからか、次は作家制覇に燃えた。
芥川を全部読もうとか、夏目をすべて読んでやるぞとか、
今から考えると、恐ろしいほどに単純。

大人になってはまったのが、3,4冊を同時に読んでいく読み方。
朝と昼と夜、別の本を読む。
好きな本を読み終えてしまうのが惜しくてはじめた読み方だったが、これは今でもよくやる。

そんな引きこもり活字中毒のようだった私が、最近、とんと本を読まなくなった。

音楽を聴くなら語学CDを、本を読む時間があるなら勉強しようなどと思っていたからだ。
しかしその勉強も、近頃はさぼりがち。

そこでまた、本に手が出た。


フランスよ、どこへ行く

産経新聞出版

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産経新聞パリ支局長・山口昌子さんが、2001年春から2006年末まで、産経新聞のコラムに執筆していたもの。
一つ一つのコラムは短いが、奥が深い。
政治、経済、EUの発展と問題点、他国との駆け引き、テロや暴動などの堅い話から、
あなたはマダムと呼ばれたい?それともマドモアゼル?
などという柔らかい話題まで、話は広がる。
(ちなみに、ココ・シャネルは死ぬまでマドモアゼル・シャネルだった。そして、離婚を何度しようが出産を何度しようが、フランス映画の終わりに出るクレジットはマドモアゼル・カトリーヌ・ドヌーブ)
国旗に象徴される「自由・平等・博愛」の精神が、仏版武士道であるという意見も興味深い。

とにかく面白い。
今のフランスを知りたい人(あまりいないか?)には、とてもお勧め。






で、
私はマダムと呼ばれたいか、マドモアゼルと呼ばれたいか、
考えてみた。

格式の高いレストランでディナーを食べているときならマダム、
おしゃれなカフェで可愛いギャルソンに呼ばれるならマドモアゼル。

だめ?