Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

オーベルジュ・ド・リル トーキョー (L'AUBERGE DE L'LL) 西麻布

2008-11-29 | フレンチ・洋食屋
L'AUBERGE DE L'LLにて、Le déjeuner

サービス期間中とのことで、週末でも4,200円(税・サ別)のコースがあり、アペリティフ1杯が付く。


Amuse-bouche


少し塩が強めに効いていて、ここで胃が開くような温かさがある。

Le pain


Amuse


Hors-d'oeuvre
ガンバスのヴルーテ タイの香り ココナッツのカプチーノ

エスニックなÉpiceは、最近のフランス料理の流行なのだろうか?
しかし、お料理はきちんとフランス料理。
タイの香りに負けていない、フレンチの華やかさのあるお皿。

ライスペーパーの下に隠されたガンバス(海老)は素晴らしく美味しかったが、とても食べにくかった。

Plat principal
サーモンのコリビヤック スタイル“オーベルジュドリル”

とてもヴォリュームがあり、ソースも良かった。
サーモンのレア具合、焼き目の香ばしさ、キャベツの甘さと歯ざわり、
すべてを口に入れると、とても美味しいと感じたが、この皿も食べるのに苦労した。
なるべくなら、綺麗に食べたい。
しかしそれをさせてくれない料理は、女性にとって親切な料理ではないと思う。

Le pré-dessert

少し重たくなっていた舌に、Glaceの冷たさが心地よく広がる。

Le dessert
アイスクリームのヴァシュランと巨峰のジュレ
ビスキュイシャンパーニュ添え

最下層の巨峰のジュレが、Glace寸前の冷たさ。

甘さのバランスも良かった。

Les mignardises

café



本家FranceのL'LLに行った事は無いが、これはHiramatsuの料理だという気がした。
パンは一つしか食べなかったにもかかわらず、お腹は一杯。
もう一つ上のコースを食べたいとも思っていたが、これで充分かもしれない。

「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」「巨匠ピカソ 魂のポートレート」

2008-11-23 | Art
六本木国立新美術館

巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」と、

ミッドタウンサントリー美術館

巨匠ピカソ 魂のポートレート」で、PICASSOのはしご。

2場所での開催ということで、作品の数は多い。
特に国立新美術館には、大きな作品が、いくつも来ていた。
作品の好みから言うと、サントリーにあった物の方が好きな絵が多かったが、
サントリーの展示は、ガラス越し。
それは、とても残念だった。

新国立美術館では、彼の年代を追っての作品展示になっている。
彼の絵に対する気持ちの変化に乗りながら見ることが出来るのは、見やすいことだと思ったが、
その変化と共に変わっていく、愛する者や対象のモデルたちを眺めることも、また興味深かった。

どちらか一方のチケットを見せると、200円の割引がある。

12月14日まで。


ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情

2008-11-23 | Art
上野、国立西洋美術館で開催中の
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」に、出かけた。

ハンマースホイは、生前人気のあった画家であったが、没後は忘れ去られていた。
しかし近年また、注目され始めている。
今回の展覧会は、日本初の大規模な物だが、その出展数の多さに驚いた。

ストランゲーゼ30番地、室内の絵の殆どが揃っている。



必要以上に家具を排除し、そして誰もいない室内。
開け放たれたドア。
絵を見ているうちに、なぜか他人の家を覗き見しているような気分になる。
そして、時折姿を見せるのは、後姿のイーダ、画家の妻。
見たことの無い、不思議な室内画だ。

会場には、この家を再現したCGの映像が流れていた。
それと対比しながら見るのも、面白かった。

光は人に差すのではなく、場所に差す。
人はそこに、立ち入るだけ。
そんな画家の言葉が聞こえてくるような絵画だった。

開催は、12月7日まで。

アンドリュー・ワイエス-創造への道程(みち) Bunkamura

2008-11-21 | Art
Bunkamuraで開催中の、
「アンドリュー・ワイエス-創造への道程(みち)」へ。


来ているものは、習作が多い。
しかし不満足な気持ちには、まったくならなかった。
習作といっても完成度が高い、というだけでなく、
鉛筆や水彩で描かれたそれには、画家の息吹が感じられる。
画家には失礼かもしれないが、私は習作のほうが好きだ。
彼が感じた一瞬の感動が封じ込められたような作品からは、
「おまえも私と同じものを感じろ」と言わんばかりの強さがあった。
もともと興味のある画家では無かったが、行って良かったと思う。
感動を忘れてはならない。
そんな事を、学べたような気がした。

12月23日まで。

PIERRE GAGNAIRE a Tokyo 青山

2008-11-17 | フレンチ・洋食屋
PIERRE GAGNAIRE a Tokyoで休日ランチ。

前菜の無いお安いコースから、肉・魚ともに出てくる贅沢なコースまであった。
友人二人が悩んでいたので、小さな声で
「全部食べたい・・・」と言うと、
「それではチャレンジ!」ということになり、一番贅沢なコース、

『déjeuner』

amusesの前に、






そして、Les Amuses

洋梨のピューレ
コリアンダーをまとったブリー・ドゥ・モー


酸味の効いた紫キャベツのキューブジュレ
フレッシュフォアグラのコポー


トウモロコシのアイスクリーム フヌイのコンフィ


タコとオリーブのドーブ


栗のヴルーテ ほろ苦いオレンジペースト


L'Entrée
茄子のクレーム ラングスティーヌとほうれん草
カンパリでマリネした赤ビーツの薄切り


Le Poisson
黒ムツのロティ コブミカンの葉の香るジャガイモのムースリーヌ
小さな胡瓜のロール添え



Le Viande
川俣軍鶏のプレッセ エストラゴンの香り シリアルを浮かべたブイヨン

モモ肉のクルスティアン グレープフルーツとロケットサラダ




Les Petit Fours


Les Desserts







始まりから終わりまで、驚きと喜びにあふれた皿が続く。
水とグラスワインを頼み、一人12,000円から14,000円くらいになるだろうか。
しかし店の雰囲気と共に、これだけ支払いをしてもまた行きたいと思うような店だった。

「L’EMBELLIL」 南青山

2008-11-08 | フレンチ・洋食屋
南青山「L’EMBELLIL」(ランベリー)

立食パーティ以来の訪問。

4,410円のランチコース、Sélectionを選んだ。

Hors-d'oeuvreは、海の幸のマリネ

かぼちゃのニョッキとアカザ海老


Plat principalに私が選んだのは、L'agneau

香りが素晴らしい。塩梅も完璧。
「飲み込むのが惜しい」という友人の言葉に同意。

私が肉を頼むのは珍しいと、友人が驚いた。
子羊は、食べるのよ。

そしてDessertsの前に友人が頼んだチーズを少し、つまみ食い。

お腹は一杯のはずなのに、なぜかリセットされた感じになる。

Dessertは、マロンのクレープ

栗のペーストを、バナナの香りとショコラ、バニラアイスと共に味わう。
引くところが一つも無い。
すべてが必要だと感じさせるほど、バランスがよい。

Café


これで終わりかと思っていたら、

Les mignardises



クグロフが美味しい。
ホールでの予約販売もされているそうだ。

最後に赤芋のお酢を頂いた。



銀座オストラルの頃から大好きなシェフだが、やっぱり期待を裏切らない。
何度でも味わいたいと思えるような料理だった。

「OGINO」 池尻大橋

2008-11-04 | フレンチ・洋食屋
田園都市線、池尻大橋の「OGINO」でDiner


4人ともに、「すべてà la carteで」
そして分け合える物は、友人と料理を分け合った。

前菜に選んだ、牡蠣のベニエ、バジルのタルタルソース


茸のソテー、猪の゜自家製゜ラルド添え

これは通常の半分の量。

こちらは別の友人が選んだ「トリュフを挟んだホタテ」


お好きなだけ、と出されるパテ・ドゥ・カンパーニュ




オマール海老のスープ


そしてPlat principalは魚を選んで、鮟鱇のソテー


こちらは友人たちが選んだもの



Dessertは沢山ある中から、マロンのパイを選んだ

熱々で、中はトロリ。

アイスとキャラメルが絡んで、とても美味しい。


全員がバラバラ、しかもシェアをしても、一人ずつのお会計をしてくださった。
サービスも味も、大満足。
とても良心的な店だと思う。