読んだもの日記、というよりも私のバイブルです(笑)
アラン「定義集」の中の
『イチゴにイチゴの味があるように、人生には幸福の味がある』
という言葉が好きです。
定義集は、言葉に宝石箱のような本でした。
「幸福論」は、友人の勧めで読みました。
以来、虜です(笑)
岩波版神谷幹夫氏訳の本は、手に入らないかもしれない。
もしかしたら岩波には在庫ないかも・・・。
しかし集英社から白井健三郎さんが訳した文庫もあります。 ぜひぜひ。
自分自身が嫌いな人、自分は不幸だと思っている人にはぜひ読んでほしい。
難しい言葉を並べている本ではありません。
とても身近なたとえで、私たちに幸福に過ごすコツを教えてくれる。
「雨のなか」が好きです。
そのなかでアランは、
『小雨が振っていたとする。あなたは表に出たら、傘を広げる。それでじゅうぶんだ。「またいやな雨だ!」などと言ったところで、なんの役に立とう。雨のしずくも、雲も、風も、どうなるわけでもない。「ああ、結構なおしめりだ」と、なぜ言わないのか。』
-中略-
『人間のことも雨同様にみなすがいい。それは容易なことではない、とあなたは言うかもしれない。ところが容易なのだ。雨に対してよりもずっと容易なのだ。なぜならあなたが微笑したところで雨に対してなんということもないが、人々に対しては大いに役に立つからだ。そして、たんに微笑みのまねをしただけでも、もう人々の悲しみや悩みを少なくする。』
この本は、私を幸せにしてくれる。