雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

ハゲ山~城ヶ平山(2011冬)

2011年03月26日 | 富山県の山

鈴なり?に花開いていた 「 マンサク


2011/03/06(日)  ハゲ山(464.7m)~城ヶ平山(446.3m)へ


観法寺P(7:10)→金沢森本IC(7:15)→流杉PA(7:40)→立山IC(8:00)→西種公民館P(8:20~30)→
水上集落登山口(8:40)→ハゲ山(9:35~45)→峠山(10:00)→城ヶ平山(11:10~12:15)→登山口(13:35)→
西種公民館P(13:45~14:10)→湯神子温泉(14:20~15:10)→立山IC(15:20)→金沢森本IC(16:00)→観法寺P(16:05)


剱岳には会えず…


ハゲ山~城ヶ平山には 2年前の秋 に一度訪れていて、浅生登山口から入り大岩登山口に下山している。
大岩では、下山口横にあった大岩山日石寺に立ち寄り、参拝を兼ねて広い境内を見学して帰った記憶がある。
今回は、西種の水上集落登山口から入る計画で、冬山装備でカンジキ登山を予定していたが
雪が締まっており、総勢21名の大所帯だったので踏み跡も締まり、最後までカンジキいらずだった。

標高が500mにも満たない二つの山、水上登山口の標高も既に320mあり、
登ると言うより、大小のアップダウンを何度も( 7~8回 )繰り返して辿り着いた、と言う感じの山だ!
けれど冬山なので侮ってはいけない! 秋には何の危険も感じなかった山だが、細尾根が雪の丸みでより細く見え、
一ヶ所だけだが、小雪崩が起きている急斜面の登りもあり、そこは危険で足元が不安定!
今回のように雪が締まっていても良く滑ったので、落ちないように注意が必要だ!
他にも、雪の重みで倒れた木の枝などが道を塞ぎ、歩きにくい個所なども数ヶ所あった。

それでも今冬初めて、春一番に咲く花、満開のマンサクを見られた事は何より嬉しい出来事 ♪
そしてこの二つの山が人気の訳は、山頂から両手を広げたような、大きな剱岳が見られるからなのだが…
秋は紅葉でカラフルでも、今回は雪景色に加えて空は暗い雲が覆い、まるで白黒の世界となり
期待の剱岳は、ハゲ山でも城ヶ平山でも山頂を隠したままで、姿を現す事は無かった。

まぁそんな日もあるさと、特に気にする訳でもなく、山頂では大鍋で具だくさんの暖かいメッタ汁作り!
何処から現れたのか?一匹のワンちゃんも加わり、先着していた富山のグループの方5名程とで
26名と一匹、山頂は賑やか、いつもながら材料を準備して頂いた方々に感謝して、美味しく頂いた。

帰りは湯神子温泉に立ち寄り汗を流してスッキリ、予定より約1時間早く帰着する事が出来たのは
カンジキでラッセルする事が無かったからだろうか? 今日も良い汗を掻いた一日だった。


水上集落登山口より


 
(左)西種公民館前 より出発!10分程で(右)登山口 に着く。入り口にあった看板にはハゲ山山頂標高464.7m
と書いてあり、誰が作ったのか?ここから見た西山、ハゲ山、袖山の位置関係が微妙に分かるような立体だった。


 
(左)予定に無かった 西山 に向かう細尾根! (右)西山からの峠山と ハゲ山 ( 画像の右ピーク )


ハゲ山に到着!


 
(左)ハゲ山山頂 に到着! (右)下山は富山平野を見ながら、ハゲ山を丸く左に小回りして、登って来た道に合流!                           
          


ハゲ山から、墨絵のような 西種 を見下ろす! 手前は先程歩いた、西山への尾根と 西山
山は位置が分かる程度で、剱岳は大窓や早月尾根などが辛うじて見えているが、山頂は隠れていた。


途中の峠山で読図訓練!


 
(左)見通しの良い 峠山(標高477m)にて、コンパスと地図を使用して、Y リーダー指導による 読図訓練
(右)峠山での読図訓練後、20分程進むと見覚えのある看板を見た!
秋に浅生登山口から登った時の、ハゲ山と城ヶ平山(別名…茗荷谷山)との、尾根上の分岐だった。



峠山から直ぐ(2分程)の尾根道で、満開の大きな マンサク の木を見た!( 画像はピントがズレました )


天然キノコを発見して盛り上がる


    
秋の分岐路から間もなく、かなり大きな天然キノコを発見し、余りに見事な「なりっぷり」に、しばし立ち止まり鑑賞!
昼のめった汁には持って来いなのだが、雪の細尾根からは手が届かない位置にあり、歯がゆく見守るのみ (^^ゞ
写真だけでも撮っといて~…と言う声が私に飛んできたので、はい承知っ…パチリ!


 
(左)先客があり道は付いていたが、アップダウンの繰り返し…狭い尾根に倒木もあり、きわどい場所を回り込む(右)


城ヶ平山頂手前に危険個所!


 
山頂まで10分程手前に急な登りがあり、 雪が割れてややクレパス状態で 雪崩注意
横にトラバースした後は、ほとんど垂直に5~6mの登りだったが、雪に隠れた木の枝や葉を踏んだりして滑る。
( 左画像はこれから垂直に登る方向で、右画像は後ろを撮っている )


山頂が見えた!


 
(左)もうすぐ山頂! (右)城ヶ平山頂 に到着! 秋にはとても広く感じた山頂広場だが、雪が多く狭く見えていた。



城ヶ平山の山頂では益々剱岳は雲に隠れてしまったが、反対側には 富山平野 が大きく広がっていた。


暖かいめった汁の昼ご飯…


 
山頂では雨雲が覆っていてやや風もあり、登りで掻いた汗が冷っとして寒くなり、皆さん上着を羽織る!
誰かがツエルトを風よけに立ててくれたが、1本の木もなく平坦な山頂なので余り効果なし。
富山勢はスコップ持参で、風よけに背もたれの雪壁を作っていて、何だか手馴れている様子だった!
ここでも眺望には恵まれなかったが、アツアツの具沢山(イワシのすり身入り) めった汁 を頂き、ホッと暖まる (@_@。


わんこ登場!


 
調理の進行をじっと見守る、城ヶ平山頂で出会ったワンちゃん! 首輪をしていたが飼い主はいなくて
いつの間にか私達団体の仲間に加わり、この後ずっと先頭を歩いてくれて、仲良く一緒に下山…
下山したまでは良かったが、大岩山日石寺の犬と分かり、水上集落からは程遠いので、Y リーダーが車で送り届ける事に!
おとなしくて可愛いかったけど、見ての通り足がとても短いので、階段になった急坂が上がれずお尻を押す事2回!
まさか、城ヶ平山案内犬だったとか? そんな賢い犬には見えなかったかな?(^^ゞ
こんなちっちゃな犬でも簡単に登れてしまうんだから、この辺の集落の皆さんにはお庭の散歩みたいな山なのかもなぁ?
思いがけない縦走で疲れたのか?元気いっぱいだったワンちゃんも、車の中では爆睡だったとか (@_@。

帰路に立ち寄った湯神子温泉を出ると、民家の屋根越しに 剱岳 がクッキリ頭を見せていた。
山頂で見れなかったのは残念だが、やはりここは富山…最後に姿を見せてくれてありがとう剱岳




コメント (2)
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