11月4日(金)晴れ。
遅い朝食は、カレーうどん、ナメコと豆腐の味噌汁。昼は抜いた。夜は、松原商店街へ出撃し、マグロと藁焼きのカツオのたたき、牛肉の「ザブトン」という部位を購入し、わさびをつけて食す。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
弊社の松本佳展君からの電話で、大行社の関戸康人さんの訃報を知る。先月の月末に大行社の役員会議の出欠の連絡を頂いたばかりである。先日、関戸さんが日教組の教研集会の抗議のために高知へ行った際、「カツオの好きな蜷川さんへカツオを送りたい」と、立派なカツオのたたきを送って頂いた。40代の半ばと言うのに、正に早逝という言葉が当て嵌まる。関戸さんからの着信をしばらく消せそうにない。
今年は、友人、知人が相次いで逝き、これほど虚しさを感じたことはなかった。岐阜の花房東洋先輩に教わったのが「名刺供養」。かつて名刺交換をしたことのある同志、友人の亡くられた方の名刺を箱に入れてお仏壇の中に入れて毎朝手を合わせる。一番上には野村先生の名刺である。その名刺の箱も二箱にもなった。関戸さんとは、近すぎて名刺交換などという他人行儀なことをしたことはないが、名刺の用紙に名前を書いて、箱に収めた。関戸さんの下は、先日亡くなられた札幌の盟友、前田伏樹さんのものだ。
先駆けて 散りにし人の 悲しみを 我がものとせむ この道を行く。とは野村先生が河野邸焼き討ち事件にて12年の獄中生活を終えて、戦線復帰する際に詠んだ歌である。合掌。