白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酉の市

2011-11-29 08:39:45 | インポート

十一月二十六日(土)晴れ。三の酉。

 いつも思うのだが、子供の頃は、三の酉の市に行く頃には、寒くてオーバーなどを着て十分な防寒をして行ったものだ。それを考えると、最近は随分と暖かくなったような気がする。昔は、マンションなど少なく、商業ビルもこれほど多くなかった。人口の増加もあるだろうが、それらの人たちが一斉に冷暖房はもとより、電気を使用するのだから、それが環境に変化を与えているのだろう。

 

 サリーたちから誘われて下の子供を連れて三時に酉の市に出かける。まだ時間が早いのか、のんびりと屋台を冷やかして回ったが、最近は子供も大きくなって、金魚すくいや射的などに殆ど興味を示さない。それでも、たこ焼き、アンコ巻き、大判焼などを買ってあげると喜んでいた。その後は、サリーたちと「かつ半」というトンカツ屋さんに流れて食事会。

 

 「かつ半」に、カメ&アコちゃん、大工のヒデちゃん、京子とアイリちゃんたちが合流して、食後に再び、酉の市へ行くが、先ほどとは違って、凄い人で歩くのも大変。とても屋台で一杯、というわけには行かずに、仕方がないので藤棚商店街にある「愛福楼」という中華料理屋に転戦。土曜日とあってか、この店も忙しかった。皆で、紹興酒を三本あけて解散。

 

 今年は三の酉まであった。三の酉まである年は昔から火事が多いと言われている。立冬の前に一の酉が来た年は、三の酉まである。今年は、一の酉が二日で、立冬が八日。従って三の酉まであったわけだ。この酉の市に行かないと、どうも年末という気になれない。酉の市が終わると、横浜も本格的な寒さに包まれる。

 

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