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白雲去来

蜷川正大の日々是口実

下駄を履かなくなった。

2019-04-19 11:53:30 | 日記
四月十六日(火)晴れ。

良い天気の日は、寝起きも良い。家族が皆出て行ったあとは、のんびりと朝食。家族の弁当の残りの小エビの天ぷら、竹輪の磯辺揚げ、北見の山わさびの醤油漬け、ナスの糠漬け、ほうれん草の味噌汁。こう書くと品数が多く、贅沢なように思うかもしれないが、弁当の残りが主なので、量はほんの少しである。昼は、韓国のりを巻いた小さめのおにぎりを二つ。夜は、野菜を中心にしたヘルシーなメニューで缶ビールの小サイズ二本でやめた。

たまに下駄や雪駄を履くことがあるが、少し長く履いていると足の親指の間が痛くなる。私の子供の頃は、大人も子供も下駄を履いている人が多かった。下駄の歯がすり減って、板に鼻緒が付いているくらいになるまで履き潰したものだ。鼻緒が切れると、それを見たお年寄りが、自分のハンカチを裂いて直してくれたこともあった。当時、私が住んでいたアパートの周りはまだ砂利道で、耳を澄ますと母の帰ってくるのが下駄の足音で分かった。

最近は、下駄をほとんど履かない。それは、歩いていると滑りやすくなったことも原因にあると思う。マンションの中や店舗の中も下駄で歩くのには、かなり神経を使う。それに下駄に似合うような着物も持っていない。これから暑くなるので、夏絣を作ってみようかと思っている。

韓国語に、日本人を蔑視する言葉に「チョッパリ」がある。韓国語の豚の足を表す言葉であり、日本人の足袋や下駄の鼻緒など、つま先が二つに分かれている様子が豚の足に似ている事から、日本人に対する蔑称となった。しかし、もうほとんどの人が足袋や下駄を履かない。そのうちに死語になるかもしれない。
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