白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「モリカケ」左右の温度差。

2018-04-14 12:03:45 | 日記
四月十三日(金)晴れ。

ぼやーっとしているうちに、我が町ヨコハマは、すっかり桜が散り、街頭ではハナミズキやツツジが、「春の花は桜だけじゃないけんね」。と触れなば落ちんの風情で媚びを売っている。

いわゆる、「モリカケ」問題。保守と言われる人たちは、多少の忖度があっても、それが何なんだ。日米会談、米朝会談、そしてシリアの問題と国際情勢が緊迫している時に、何をやっている。もう野党にはうんざりだ。反対に、リベラルと称する、左派の人たちは、絶好の安倍総理批判、これを倒閣運動につなげようと思っている。安倍総理やご夫人は、脇が甘く、野党に言われても仕方がないが、あからさまに総理を批判すると、野党や左翼を利することになる。という保守派のジレンマ。

日米安保騒動の時と同じだ。反共同盟として、かつての敵国と軍事同盟を結んだ。これに左翼は、まるで革命前夜の如く激烈なる反対闘争を展開した。右翼の多くは、アメリカと手を結んだ自民党と、オメカケ同盟には、本音では疑問が残るが、日本の共産化を阻止するためには、仕方なしと「安保賛成」の側に立った。また「反安保」を叫ぶと、左翼を利することになると多くの右翼の指導者も思った。そこには戦後の追放令の余波で、右翼勢力は、組織も資金も不足していた。右翼が、大同団結する、ある意味ではグッドタイミングな政治案件でもあった。「声の大きい奴の言うことを訊いたらろくなことがない」と少数ではあったが、日米安保に否を唱える民族派の指導者もいた。

結果、日本は日米安保以後、平和と繁栄を謳歌してきた。しかし、それを「日米安保の基に構築された、奴隷の平和と魂無き繁栄」と看破した人がいた。野村秋介先生である。自民党も脇が甘いが、それを追及する野党はもっとだめだ。何でも希望の党と民進党が合流し、新党の結成を目指すと言うらしい。まさに欺瞞、詐欺師に等しい。そういった野党の欺瞞が自民党の驕りを招いている。と言っても過言ではないと思う。双方とも襟を正して、「報国の志」の原点に立ちなさい。国会中継と言う茶番劇を見せられる国民の身にもなってみろ。その国民の声を「忖度」して貰いたいと思うのだが。

夜は、お世話になっている方と、関内の「ビートレ」というイタリアンで食事の後に、一軒転戦して帰宅。憂国の志士となった。いや夕刻に出かけたから、夕刻の志士なのである。
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