七月九日(木)曇りのち雨。
土用にはチト早いが、今日はお世話になっている方に鰻をご馳走になった。場所は東神奈川のスケートリンクの近くの菊屋。創業は明治。戦後に割烹料理店として再開したが、その後は鰻の専門店として営業している。横浜には、鰻の名店と言われているお店がいくつかあるが、気取ったところもなく下町の味を大事にしている、私は菊屋が好きである。
東神奈川には老舗の料亭がある。まず文久三年(1863年)創業で坂本龍馬の妻、おりょう縁の老舗料亭の田中屋。このお店は安藤広重の「東海道五十三次・神奈川宿」の絵にも描かれている。三十年ほど前に、亡くなられたS鉄道のエライさんの接待で一度行ったきりであるが、とても風情のあるお店だった。もう一軒は昭和二十二年創業の「滝川」。ここにも過去に一度だけ言ったことがある。田中屋も滝川も若かったせいか、その良さが分からなかった。また行ってみたいとしみじみ思っている。懐石料理なぞが美味い、と思うような歳になった。
菊屋で、鰻を堪能した後、家族分のお土産まで頂き、恐縮する。夜は、手羽蒸し、エビチリ、マグロのみそ漬けを肴に「黒霧島」に酔う。いい一日だった。
土用にはチト早いが、今日はお世話になっている方に鰻をご馳走になった。場所は東神奈川のスケートリンクの近くの菊屋。創業は明治。戦後に割烹料理店として再開したが、その後は鰻の専門店として営業している。横浜には、鰻の名店と言われているお店がいくつかあるが、気取ったところもなく下町の味を大事にしている、私は菊屋が好きである。
東神奈川には老舗の料亭がある。まず文久三年(1863年)創業で坂本龍馬の妻、おりょう縁の老舗料亭の田中屋。このお店は安藤広重の「東海道五十三次・神奈川宿」の絵にも描かれている。三十年ほど前に、亡くなられたS鉄道のエライさんの接待で一度行ったきりであるが、とても風情のあるお店だった。もう一軒は昭和二十二年創業の「滝川」。ここにも過去に一度だけ言ったことがある。田中屋も滝川も若かったせいか、その良さが分からなかった。また行ってみたいとしみじみ思っている。懐石料理なぞが美味い、と思うような歳になった。
菊屋で、鰻を堪能した後、家族分のお土産まで頂き、恐縮する。夜は、手羽蒸し、エビチリ、マグロのみそ漬けを肴に「黒霧島」に酔う。いい一日だった。