白雲去来

蜷川正大の日々是口実

NHK「警視庁長官狙撃事件-私が真犯人だ」。

2018-09-03 17:55:54 | 日記
九月三日(月)曇り後雨。

台風がヒタヒタと近づいている。と言っても我が町横浜は文字通りの嵐の前の静けさである。朝食は、久しぶりにマルシンのハンバーグ、ポークハム、目玉焼き。昼は、盟友が来訪し、平沼の蕎麦屋の名店「角平」にて「つけ天そば」。偶然にもお世話になっている方、二組とお会いしご挨拶させて頂いた。その後、盟友とお茶。高校の同級生も合流して、話が弾んだ。東京に帰る盟友を横浜駅まで送ってから、書店へ。『無私の日本人』(磯田道史著・文春文庫)、『逝きし世の面影』(渡辺京二著・平凡社ライブラリー)を購入。ワゴンセールにて『北京歴史散歩』(竹中憲一著・竹内書店新社)を購入。他に欲しい本が幾冊かあったが、懐具合を考えて断念した。

昨日放映されたNHKの「未解決事件」、「警視庁長官狙撃事件-私が真犯人だ」は、中々見ごたえがあった。犯人であると名乗り出た中村泰は、若い頃に引き起こした事件で千葉刑務所に服役。その時に、「河野邸焼き討ち事件」にて服役中だった野村先生と知り合う。そこで野村先生に「人民革命軍」の創設を相談したとあるが、私はそんな話を野村先生から聞いたことが無い。私が発行した『野村秋介獄中日記・千葉刑務所編』にも中村らしき男に関しての記述もない。よってそれほど獄中で野村先生と深い付き合いをしていたとは考えにくい。

事件が時効になる直前に私の所へも捜査員が来たが、「知らない」と答えた。この中村泰に関しては「スーパー・ナンペイ」の従業員射殺事件に関しても、関与が疑われ、随分前だが事件のあった所轄の警察から事情聴取を受け、更に『週間朝日』からも取材を受けたことがあった。今回のNHKの番組に関しても、事前に番組のプロデューサーと何度かお会いして、野村先生の写真や千葉刑務所でのこと、そして本編に登場する野村先生の盟友であった岩田晃さんを紹介させて頂いた。(私が発行している月刊『燃えよ祖国』に岩田さんの「秋さん哭いてくれ」が連載されている)

かつて会った捜査員も今回のプロデューサーからも、中村が私と会ったことがあると言っていると聞いたが、全く記憶にない。また、中村は野村先生の『さらば群青』を愛読しており、話が野村先生のことになると、涙を流すとも聞いた。事情通によれば、長官銃撃事件は、何としてもオウムの事件として立件したく、それ以外の者が真犯人であると、オウム犯行説をとった先輩の顔に泥を塗ることになる、と真剣に中村を追わなかったとの節が有力とのこと。今回のNHKの他に、何年か前に民放(何処の局か忘れた)が中村のアメリカでの足取りを追ったものを見たことがある。それと今回の番組を見る限り、中村は限りなくクロに近いと思う。今月六日に放映される事件を題材にした「劇」も楽しみである。ちなみに新潮文庫より鹿島 圭介著の『警察庁長官を撃った男』という本が出ている。

夜は、酔狂亭にて、ロツポウ、シチケン程度のカツオ、「能登屋」のさつま揚げ、冷奴。お供は「赤霧島」。

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最強の台風が近づいている。

2018-09-03 17:26:30 | 日記
九月二日(日)曇り。

交際約四十年。私が総理になったなら、防衛大臣に任命すると若い頃から、共にほら話に酔っていた盟友の斉藤義一さんが届けてくれた千葉産の秋刀魚を家族揃って、と言っても下の子供は札幌へ行っているので、三人で食した。塩焼きとてんぷらにした。もう一品は、私の好きな「能登屋」の玉ねぎ揚げ。昼は、かき揚そば。夜は、憂国の企業家の松本洋三氏と西横浜のイタリアン「オアジ」にて、時局を肴の一献会。オーナーシェフが私の好きな物ばかりを出して頂き感激する。最後はカメちゃんのオリジナル「シラスピザ」。

最強の台風が上陸予定とのこと。余り横浜は台風の被害を受けないが、子供の頃は、台風が来ると、何か嬉しかった。停電の用意にろうそくをお皿に立てたり、おにぎりや缶詰が食卓に上る。私の子供の頃は、缶詰は貴重品で、特別な時にしか食べることが出来なかった。鯨の大和煮、鮭やサバの缶詰。好きだったのは、桃とパインの缶詰だった。夜になって風雨が強くなると、早く停電にならないかと、祈ったものだ。当然雨漏りも何カ所かあって、雨漏りを避けて布団を敷いて寝たものだった。

今は、停電などになると、冷蔵庫や冷凍庫、パソコンも使えないので困るので、停電だけは避けて欲しいと思っている。最近は、インフラも整備されて、停電や断水などはほとんどなくなった。それでも河川の近くでは、洪水や氾濫で被害が出る。何とかならないものかといつも思う。台風の強風で屋根が飛ばないように瓦で重みをつける。しかし、その瓦の重みで地震で家がつぶれたりする。それでも日本人はめげずに立ち上がる。大したものだといつも思う。台風の被害のないことを願うばかりである。

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群青忌のスタッフ会議。

2018-09-03 17:03:25 | 日記
九月一日(土)曇り後雨。

今日から九月。あと一ヶ月余で群青忌である。サバの文化干し、ハムエッグ、トロロコブのスープにて朝食の後に事務所へ。手紙を三通、機関誌購読のお願いを二通、注文された本を送ったり、忙しかった。

六時から、群青忌のスタッフ会議を神楽坂の居酒屋で開催。このお店は山平重樹さんの高校の同級生が経営するお店である。料理も美味しく、直会で使わせて頂こうかと思ったが、残念ながら一階、二階で八十名ほどで一杯とのことで、あきらめた。このお店のオーナーのご厚意で、すぐ近くの大きなお店を紹介して頂き、打ち合わせ終了後に見学に行く。本当に大きなお店で、仮予約した。

デザイナーの芳賀里恵さんのがデザインした群青忌の案内状、スタッフジャンパーもとても良く、仕上がりが楽しみである。また、当日上映する「野村秋介の奇跡」も本多菊雄さんがとても良くまとめてくれて、感動ものだった。芳賀さん、本多さんに感謝申し上げます。

志村馨、松本佳展の両君と愚妻とで、神楽坂の「一品香」にて、餃子を肴に〆の会。松本君に送って頂き帰宅。

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