白雲去来

蜷川正大の日々是口実

四十五年ぶりのAMANDO

2018-09-27 12:18:51 | 日記
九月二十六日(水)曇りのち雨。

群青忌の準備で何かと、せわしい。午後から六本木で大熊雄次氏と待ち合わせて、群青忌の際に放映する映像の打ち合わせに、某映像会社へ行く。旧知の社長さんのおかげで、とても感じの良い応対をして頂き恐縮する。しかし、何せ、日にちが押しているので、間に合うかどうか心配でもある。またデザイナーの、はが里枝さんを煩わせることになった。

終了後に、大熊氏と「アマンド」にてお茶。六本木を代表する待ち合わせのスポットだ。店は新しくなったが、アマンドに入るのは、四十五年ぶり位。いつ頃、誰と来たかは、全く記憶にないが、チョッピリ懐かしかった。

昼から、大熊氏から「一杯やりませんか」と拉致されるのかと、ビビったが、まだ二時前、お互いに「酒」の話題を避けて別れた。自宅に戻り、事務所で五時過ぎまで仕事。

今日の読売の夕刊で知ったのだが、北海道の地震で「ししゃも」の名産地、むかわ町で、シシャモ販売の老舗「マルダイ大野商店」の加工場が全壊し、冷凍していた物が全滅。一時は店を閉めようかと思ったそうだ。しかし、全国からの励ましもあって仕事を再開。ししゃもをすだれ干ししている写真が大きく載っていた。いわゆるスーパーなどで売っている、安物のししゃもは、本当のししゃもではないと言うことを知ったのは、十年ほど前のことだ。「本物のししゃもを送ってやる」と言われて、むかわ産の物を頂いた。頂いたものは「オス」卵を持っていない。友人に言ったら、「オスの方が美味しいんだ」。そんなものかと思って食べたら、めちゃくちゃ美味しかった。スーパーで打っている物とこんなに違うのかと、感激したことを覚えている。

夜は、酔狂亭で、カツオのタタキをオリーブオイルと塩とニンニクで味付けして食した。お供は「黒霧島」。

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一人、「ホカ弁」を食べる侘しさよ。

2018-09-27 11:21:20 | 日記
九月二十五日(火)雨。

朝から、掛りつけの病院へ常備薬を貰いに行った。この内科は評判が良く、飛び込みで行くと一時間ぐらいは普通に待たされる。家から近いこともあって、九時に病院が開く一時間前に、予約の順番表に名前を書きに行く。それでも三番だった。終了後に、「ホカ弁」を買って、遅い朝食。しかしながら、六十過ぎの男が、一人「ホカ弁」を食べると言うのも、何か侘しさが漂う。夜は、寒いので、「おでん」、栗カボチャの煮物、鶏の塩焼き。お供は「黒霧島」。

たけしの「TVタックル」で以前放映された、富士山のふもとの「忍野八海」という遊水地での中国人観光客のマナーの悪さを特集していた。(記憶が間違っていたらスミマセン)。二日前に紹介させて頂いた『ルポ中国「潜入バイト」日記』で、中国人観光客のツアーガイドをした筆者が興味深い記事を書いている。

「忍野八海」という観光スポットは、富士山の湧き水でできたという8つの池が集まった特殊な地形が特徴的なのだが、エリアの中心に位置するのは「中池(なかいけ)」という名の巨大な人工池。私も最初は「中池」こそ忍野八海を代表するスポットだと思っていたのだが、よくよく調べてみると。「中池」にはそれほど歴史的価値はないらしい。近くの観光案内所の男性スタッフが。やや不満げに言った。
「このへんの土地はみんな中池の隣にある土産物屋のもので。客寄せのために30年前ぐらいに掘ったのよ。おかげでもとの地形はすっかり変わってしまったし、何百年も前から残っていた天然池の水位も下がってしまった」天然池は小さく目立だないため、観光客の多くは巨大な人工池とその周りの土産物屋にぽかり吸い寄せられていく。うーん、これでいいのだろうか。忍野八海にきている観光客は目算で中華系が7割、欧米系2割で、日本人は1割程度。(引用ここまで)

だからと言って、マナー違反は良くないが、「客寄せのために30年前ぐらいに掘った」という話が事実ならば、これも自然に対するマナー違反ではないのかと思った次第。

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