白雲去来

蜷川正大の日々是口実

私も暇だが、世間にはもっと暇な人が多いようだ。

2014-04-19 10:01:59 | インポート

四月十八日(金)雨。

雨の日は、花粉も飛ばないのだろう、幾らか楽だ。午前中に来客あり。オバマ来日のことやTPP、集団的自衛権などの極めて真面目な話を一時間ほど。いくらコーヒーはブラックで飲んでいてもオバマは支持できない。余りにも日本を軽視している。TPP交渉もオバマに気を遣わず国益を守って貰いたいものだ。

巷では、奉職する高校の入学式を欠席して、自分の子供の入学式に出席した高校の教諭のことで賛否両論、世間の耳目を集めていると言う。ケッ笑わせてくれるじゃネェの。こんなことで騒ぐこと自体、平和な証拠、いや暇を持て余しているのかもしれない。公務員と言うのは、言うまでもなく「公に奉仕する」ことが前提ではないか。それを放棄して「私事」を優先することのどこに公務員としての大義がある。大体、幼稚園や小学生ではあるまいし、高校の入学式に親が付いて行くと言う「幼児性」の方が問題ではないか。

世界の子供の通学路を題材にした映画が話題になっていると言う。予告編でしか見ていないが、その子供たちのことを考えたなら、高校生にもなった子供に、「一人で行って来なさい」と何故言えぬか。もう少し子離れしなさい。

韓国では、大型のフェリーが転覆するという大惨事が起きている。修学旅行で乗り合わせた高校生児童が随分と行方不明になっていると言う。同世代の子供を持つ親として、行方不明の人たちの無事と、一日も早い救出を願っているが、心配は他にもある。そのフェリーはかつて日本で就航されていた物を韓国に売却したとのこと。転覆の原因が、「日本製の船」であるとか言う難癖をつけてこなければ良いのだが。何たって、ありもしない慰安婦の「従軍」や「強制連行」を言いだし、今度は解決済みの「戦時徴用」を「国策」として問題にしている国だからなぁー。渡部昇一ではないが「萬犬虚に吠える」の例えもある。

あんまり目のかゆみがひどいので眼科に行った。アレルギーを直す目薬を貰って来たが、早く良くなれば良いのだが。出かけようとも思ったが、こんなコンディションで狭斜の巷に出ても楽しめないと思い、結局酔狂亭で月下独酌。


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春霞って花粉じゃネェの。

2014-04-19 09:11:15 | インポート

四月十七日(木)晴れ。

春の夜の一刻は千金の値があり、花は清らかな香りを放ち、月はおぼろにかすんでいる。と唐の国の詩人は「春の宵」を詠み、我が国の女流は、春の醍醐味は、夜がほのぼのと明け始める頃を「春って曙よ」と言った。個人的には蘇軾も清少納言も好きなのだが、この時期の春霞にはほとほと迷惑をこうむっている。

この霞、秋の霧と同じものらしいが、春の物は多分に花粉やお隣の国から飛来する強力なスモッグが混ざり合って、景色が霞んで見えるとは最近の現象らしい。そのおかげで目はかゆいし、くしゃみ、鼻水に苦しんでいる人たちが沢山いる。かくいう私もその中の一人である。夏の到来が待ち遠しい。

目のかゆみを我慢して事務所までウォーキング。途中薬局で目を洗う水を買った。事務所に行くと、山平重樹さんの新刊本が届いていた。「旭流(ぎょくりゅう)・沖縄ヤクザ統一への軌跡-富永清伝」(幻冬舎アウトロー文庫・730+税)ボタンの掛け違いのような出来事から始まった血で血を洗う骨肉の抗争。この沖縄のヤクザ戦争は幾多の映画にもなった。統一、平和路線を成し遂げた人の渾身のドキュメントである。我が酒友の山平重樹さんの新刊を是非ともご一読頂きたい。

Photo ※是非ご一読を。

印刷された文章をスキャナーでパソコンに取り込んでOCRで変換してワードに保存する。しかし、まだスキャナーの精度が良くないのかかなり「文字バケ」してしまう。以前、IBMの音声入力のソフトを買って原稿を入力してみたが、やはり直しが多くて、結局、キーボードで入力した方が早かった。最近の物はどうだろう。暇を見つけて専門店に行ってみようかと思った次第。

夜は、常備薬の「黒霧島」を切らしたので、誕生日に友人から頂いた「中々」を飲んだが、シャレではなく中々美味しかった。肴は、「そごう」まで遠征して、カツオを仕入れて、ふふふと含み笑いをしながら酔狂亭で月下独酌。


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