六月十八日(火)曇り。
午前中、自宅の配線工事があるので、立ち会い。すると、四キロ以上もある「カツオ」が、ドドッと届いた。おお今年初めてのビツクサイズである。誰が送ってくれたのかと思ったら、何と、植垣康博氏の弟子で、南大東島で「さとうきび」の収穫をしている、大陸浪人の杉山茂雄君からだった。驚いていると、彼からメールが入った。掲載させて頂く。
「お疲れ様です。当初は鰆を発送しようと思いましたが、今年から、注文に限りカツオを取るようになったとの事でカツオにしました。南大東産のカツオはなかなかあり付けないので、話の種には打って付けだと思います。自分も今年初めて南大東産のカツオを食べましたがプルプルした食感で初めて食べるカツオの様でした。去年まではマグロ、イカ、サワラの三種類だけしか扱いが有りませんでした。それでも小ぶりのカツオは雑魚になるらしく、ある程度の大きさがないと発送出来ないと言われ、注文してから三週間を要しました。普段マグロをメインで狙いその合間にカツオが上がるので、時間を要すると思います。カツオは足が早いので、郵送では心配でしたが、上等な様で何よりです。どうぞお楽しみ下さい。」
「父の日」に、なぜか同い年で、日南の憂国の釣り師で社友のF・Hさんから「おとうさん有難う」というタグのついた霧島酒造の「吉助」の白と黒をご恵送頂いた。自慢ではないが、私は、旨い酒と、「いい女」は直感で分かる。(まあ女の場合は、その直感で随分と泣きをみたが)ルックスで、「こりゃいい」と分かるのである。唯一、私に備わった天分と言いましょうか才能である。旨い酒は、ルックスもいいのだ。
特に、「霧島酒造」は、「赤霧」と「黒霧」がこちらでは有名だが、創業者の名前をとった「吉助」は、赤・黒より上等な焼酎なのだ。「吉助」の一升瓶を初めて見ました。
今日は、町内のおっさんとおばさんたちと「やまと」に行く約束をしていたのをすっかりと忘れていた。カツオを目の前にして残念だが、のんびりと行って、さっと風をくらって家に戻った。
もちろん、カツオに「吉助」。なんという至福の時か。美妓の酌などいらん。秋、月影に酔うもよし。花散る春に酔うもよし。哀れを知るは英雄ぞ。君、盃を挙げたまえ。我が酔狂亭で、月と影とを相手に独酌。ふふふな夜だった。同志、社友のお気遣いに感謝。