
連休の最終日の23日、親戚の葬儀で母を伴って川越に向かいました。渋滞が予想されるので高速道路は避けて上武国道(17号)から407号、254号を経由して市営の斎場に約2.5時間で到着しました。葬儀の後、お骨が焼けるまで待合室で親戚の方々と昔話になりました。お茶菓子が出たためか、叔母のM子さんが酒饅頭のことを切り出しました。前橋に来ると必ず買って食べた「片原饅頭」が懐かしいと言うのです。各地の酒饅頭を食べたけれど、一個だけしか食べられないのです。
最近私が知った件の饅頭に限りなく近い饅頭のことを話すと店を教えてくれ、と頼まれました。酒饅頭のことは公園の案内のおまけとして書いたことがあります。ここの饅頭は一個50円とお手ごろな値段なのですが、完成度はそれなりです。

翌日、銀行に行った序にかつての饅頭屋を訪ねてみました。店はもう10年以上昔に廃業していますが、ガラス越しに「商標登録 片原饅頭」「志満屋本店」の金文字が見えます。
そして叔母さんにサンプルとして味わって貰おうと「万十屋」に向かいました。それに工場の若者達にも食べて貰おうと思ったのでした。
「ふくまんじゅう」を製造販売してる正幸食品は東部バイパスの戸田書店の直ぐそばにあります。オーナーの元競輪選手福島正幸さんの自宅に隣接して店舗兼工場はあります。

店に入って全部で18個(@120円)注文したら、味見にと一つ食べさせて頂きました。ありがとうございます。事情を話して店舗の内部を撮影し、チラシを貰いました。これが表です。

そして裏面には6時間以上経過した場合の美味しい食べ方が記されています。

チラシの画像には大きな画像がリンクされているので、どちらもクリックすると拡大表示されます。

会社に持って帰り、3時に食べて貰いましたが、若者はこの饅頭を知らない世代になっているようです。

夕食後、最後の一個を味わいました。餡子はほぼ完璧、皮がもう少し薄く柔らかければ満点です。ともかく上品な餡子、糀の香りと経木の木の香り、これが前橋のソウルフードであることは間違いありません。
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(10/03追記)食品の製造に携わる同級生から片原饅頭廃業の経緯を教えて貰いました。跡取り息子が、前橋高校→東大を出て教授になってしまい、事業を継承しなかったからです。
最近私が知った件の饅頭に限りなく近い饅頭のことを話すと店を教えてくれ、と頼まれました。酒饅頭のことは公園の案内のおまけとして書いたことがあります。ここの饅頭は一個50円とお手ごろな値段なのですが、完成度はそれなりです。

翌日、銀行に行った序にかつての饅頭屋を訪ねてみました。店はもう10年以上昔に廃業していますが、ガラス越しに「商標登録 片原饅頭」「志満屋本店」の金文字が見えます。
そして叔母さんにサンプルとして味わって貰おうと「万十屋」に向かいました。それに工場の若者達にも食べて貰おうと思ったのでした。
「ふくまんじゅう」を製造販売してる正幸食品は東部バイパスの戸田書店の直ぐそばにあります。オーナーの元競輪選手福島正幸さんの自宅に隣接して店舗兼工場はあります。

店に入って全部で18個(@120円)注文したら、味見にと一つ食べさせて頂きました。ありがとうございます。事情を話して店舗の内部を撮影し、チラシを貰いました。これが表です。

そして裏面には6時間以上経過した場合の美味しい食べ方が記されています。

チラシの画像には大きな画像がリンクされているので、どちらもクリックすると拡大表示されます。

会社に持って帰り、3時に食べて貰いましたが、若者はこの饅頭を知らない世代になっているようです。

夕食後、最後の一個を味わいました。餡子はほぼ完璧、皮がもう少し薄く柔らかければ満点です。ともかく上品な餡子、糀の香りと経木の木の香り、これが前橋のソウルフードであることは間違いありません。
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(10/03追記)食品の製造に携わる同級生から片原饅頭廃業の経緯を教えて貰いました。跡取り息子が、前橋高校→東大を出て教授になってしまい、事業を継承しなかったからです。
職人さんたちはどうしておられるのでしょう。店の横で蒸し上がった饅頭を箱につめたりしていた女の子たちは、確かハンディキャップのある人たちだったのですよね。そのお世話も奥さんがしていたとか・・聞き覚えで違うかもしれませんが。長くなってごめんなさい。つい、懐かしくて・・
いつもコメントをありがとうございます。廃業に至った詳しい経緯は忘れてしまいましたが、一般的には技術の伝承に失敗したからだと思わざるを得ません。ブランドも確立していたので誠に残念です。
製造業において設計や製造の過程の一部がブラックボックスになっているとこのような事態に陥る可能性があります。マニュアル化で済む問題でもありません。
先日、勤め先へ行ったときに「角田製菓」の酒まんじゅうを買って行きました。
ウチの会社の人は、洋菓子よりも和菓子のほうが喜びます^^
今日、ドライブへ行くつもりで、たまたま95年版のるるぶ(古い!)を見ていたら、片原饅頭が載っていました!
創業天保3年(1832年)だそうです。
食べてみたかったなぁ。
よく前橋の現場で、お客さんから老舗の某くろあめを頂きました。
こちらも数年前に閉店してしまいましたね。
私は無類の黒飴好きなので、一度は買いに行きたかったんです!
職人さんが病気になられたそうで、年に数回だけ?空ける日があるらしいです。
技術が伝承されなかったのは残念ですね。
この元黒飴も前橋の名物なのですが、廃業はしていないようです。店舗の数軒先に同級生が住んでいますので確かな情報を掲載するつもりです。
片原饅頭、本当に美味しかったですよね…。
餡子があまり得意ではない私も、
ここの酒饅頭は素朴な味で、大好きでした。
似たような物は沢山ありますが、
やっぱり、片原饅頭には敵わない…っていつも思ってしまいます。
「ふくまんじゅう」は食べたことないのですが、
画像を見る限り、片原饅頭より表面がツルッとしているような感じに見えますね。
私も「餡子があまり得意ではない」のですが、この饅頭の餡子だけは別でした。
外国の人に和食で苦手な食品を尋ねると納豆と共に餡子も上位にランクされると記憶しています。豆を甘くして食べるのは世界的に少数派なのでしょうね。
以前、私が留学していたときにお世話になったカナダのお友達が日本に来ていまして、一番苦手は「しらす」です。
みんなが私を見てる~~と言っています(笑)。
餡子は苦手ですが、祖母ログ同様、花豆はすきですよ。私はお醤油も入れてますが…。
餡子がやや苦手の私ですが名古屋人が食べる小倉トーストを試したことがあります。不味くは無いですが、関東人はあえて作ろうとはしない食品ですねぇ。
しらすには笑いました!
花豆は六合村から仕入れていましたが、友人の畑で大粒なのが実り始めました。いずれレポートします。
コノお店は前橋市内なので多少不便でしたが美味しいのでバイパスからワザワザ寄らなければなりませんでした。
所がアル時バイパスに「片原饅頭」と言うお店が新しく出来ました。
我々は、支店が出来たと喜んで此れならワザワザ前橋市内まで行かなくても便利で良かったと思ってました。
ソンナ時たまたま前橋市内を通る事が有ったので本家の「片原饅頭本舗」に寄ってお土産の饅頭を買う時・・・
「あのバイパスに出来た支店は便利でワザワザ此処まで来なくて助かるヨー・・・」と言ったら店主が変な顔をして「ウチは支店ナンゾ有りませんヨー・・・」と言うではアーリマ専科・・・
「アレー・・・?オカシイなァ~?確かに有るから・・・」という事で我々は帰りました。
ソノ後例のバイパスを通ッたら同じ饅頭で「忠治饅頭」に名前が変わってました。
名前が変わった経過の詳細は判りませんが、恐らく私から聞いた本舗の店主が・・・
今だったら大変だと思います。
今のhttp://www5.wind.ne.jp/fisherman/ch/mise.htmは焼き饅頭だから違うと思いますが・・・?
元ヒーロー
片原饅頭は買ってきて貰うものだったので、営業していた頃の店舗の思い出はほとんどありません。偽ブランド品が売られていたことも初めて知りました。
同級生に教えてもらったことですが、前橋の和菓子屋の息子達が学校の成績が良かったので、結果として高学歴になったそうです。一流大学を卒業すると菓子職人にはなりたくないのでしょう。立派な職業と思いますけど。