桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

【不合格】3級審判二次試験

2009-09-06 | スポーツ
ども☆

昨日はついに、3級審判二次試験でした~!
今までやってきた、主審8試合、副審3試合の経験をぶつけるのみ!!

例のごとく朝6時台には家を出ます。
サッカーがある最近は、休日でも朝早いっす。

今日は中学生の公式大会50分ゲームを僕が裁きます。
それをテスター(試験管)が採点し、合否を決めます。

福岡県の場合、見てもらう試合は練習試合でも、社会人の試合でも何でも良いです。
僕は主審8試合こなしたので、このタイミングで受けようと思い、当試合での試験となりました。

副審には、ぼくのチーム内の経験豊富な無級の方、3級の方についてもらい、抜群のサポート体制が敷かれています☆
この大会の副審は中学生でも可なのですが、やはり呼吸の合う人についてもらった方が、やりやすいですもんね。



てなことで、試合前。

ペナルティエリア内のファウルは、主審である僕がとることを確認。
シークレットサインは慣れてないので使用せず。

両チームから出してもらった試合球は、気圧0.8に揃えました。


前半は特にファウルも多くなく、1-0で終了。
なかなかいい感じか。

後半は少しファウルも多くなった感じでしたが、僕の体力も持ち、無事走り切りました。

2-1でタイムアップ。
合否は予測出来ず。

試合終了20分後から、テスターの人によるフィードバックが行われました。

いやはや、いろいろな指摘がありました。
以下列挙します。


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・前半はまあ許容範囲内だが、後半は特にファウルが取れていない。
 
 →後ろからのファウルが特に取れていない。
  後ろからというのは、悪質なものだから、とらないと選手を危険にさらします。
  後半は3分の1程度しかファウルを取れていなかったようです。



・争点に直線的に近づいてしまっている。
 
 →直線的に走らねば間に合わない場合は仕方ないが、一般的に争点には
  横から入るように。

  

・バイタルエリア(ペナルティアーク付近)に入ってしまっている。

 →ここは、得点機会にからむ重要な場所なので、審判はなるばく立ち入らない方がよい。
  僕はここに入ってしまい、プレーの邪魔になっている。



・姿勢悪い。
 
 →プレーを注視する際に覗き込むような姿勢になるが、立ち姿が美しくない。



・ゴールした後静止してセンターサークルを指す。

 →僕は副審と目を合わせ、ゴールの確認をした後センターサークルを
  指しながら走って中央に戻っていましたが、これはよくないようです。

  副審と目を合わせた後は、立ち止まってセンターサークルを指し、  
  バックステップでセンターサークルに戻ることが良い。

  なぜなら、ゴールを決められた選手が、むしゃくしゃして相手チームに
  あたり、騒動が起こる危険性があるのです。
  だから主審は、その騒動が起きないかを監視する意味でも、
  バックステップで中央に戻ったほうが良いようです。



・ゴールしたが、依然インプレーに見えた時の笛ならびにジェスチャーが小さい。

 →通常ゴールした後に笛は吹かれません。
  しかし、ゴールインしたが、依然インプレーのようにボールがプレー
  されている時は笛を吹いて止め、センターサークルを指します。

  しかし僕は笛ならびにジェスチャーが小さかったようです。
  ゴールは試合の大きな区切りであり、最も重要な場面なので、
  分かりやすく知らせる必要があるのですね。



・アドバンテージの声、ならびにジェスチャーも大きく。

  →上記指摘と同様のことですね。



・止める笛、再開の笛をきちんと吹く
 
 →ゴールキックの際、ボールの位置がずれていたのを副審が気づいて、
  旗で僕に合図しました。
  注意を促すために、僕は笛を吹きました。

  しかし、一回吹いたのなら、再開の笛もあった方が良いとのことでした。



・スローインの位置違いは厳しく注意する

 →スローインは、攻撃の際の重要な要素なので、位置が違っていたら、
  きちんと注意して修正させねばなりません。
  ひどいチームは5メートル、10メートルもわざと前方に移動し、
  スローインをしてくるそうです。

  よって、50センチや1メートルなら良いが、それより位置が違うようだと、
  注意するべきだそうです。
  こういうのはなるべく早いうちに芽を摘まないとダメなのですね。

  「たかがスローイン」という意識ではいけません。



・負傷で倒れているプレーヤーに気を取られすぎない。

  →負傷して倒れた選手に気を取られて、続行中のボールから目を離して
   しまう場面がありました。
   主審は走りながらも倒れた選手を確認して、選手が頭から落下した、
   多量の出血等の重大事以外は、プレーを続行させてかまわないそうです。


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いやはや、いろいろありますね。
試合時間50分に対して、そのフィードバック90分!
長い!

しかし丁寧に説明されたので、次回からの試合に生かせます☆
ありがたいことですね。

てなことで不合格でした。

やはりファウルが取れていないのが、最大のネックだったようです。

テスターの方には、あと3、4試合笛を吹いてまた受験するよう言われました。
今回指摘されたことを修正し、3、4試合主審こなせば、
次回の試験では大きなミスがない限り合格するだろうとのこと。

経験積んで、また1ヵ月後くらいには受験したいですね。


「若いから2級も視野に入れては?」
とも言われましたが、そこは固辞。

2級に受かるには、3級合格後になんと2年かかるのですよ。
月1で講習、それに審判割り当て。
おまけに体力テストも3級より基準が厳しく、3000メートル12分で走りきらねばなりません。

審判の世界も大変なのですよ。
Jリーグの笛を吹くのは1級審判ですが、いかにすごい人たちなのか分かりますね。



まあてなことで、次回挑戦に向けてがんばります!!


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2 コメント

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おつかれぇ。 (そーむのきゅうすけ)
2009-09-09 00:44:24
相変わらずお忙しそうで。。。

今回は残念だったね。

フィードバックの内容も細かいし、試験=実践指導なんだね。

それにしても、「立ち姿」にはちょっと驚いた
でも、確かに試合の印象にかなりの影響あるかも。姿勢がいいと、動きのキレが実際よりよく見えるし、ちょっとした動作もはっきりわかるから、選手にも観客にもいい気がする。

背中に入れるモノサシでもプレゼントしようか(笑)

次こそガンバレ
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Unknown (ブログ主)
2009-09-13 08:47:46
次回はばっちりファウルを取れるようになっていたいです。

へこたれないぞ~☆
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