幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

ツイートから 病院はパンク

2020-02-22 | 医療、健康

ෆ̈ෆ̈World peace✩︎⡱ @raratister 9時間9時間前

東京都が主催する大規模イベント 3週間は原則中止や延期に クルーズ船の感染者に加え、市中で感染した患者も増えてきていることから、感染症病床の収容能力は上限にきていて、「新たな集団感染が発生した場合は、かなり厳しい」と指摘した。

ちは@どうぶつの森待機 @chiha5656 5時間5時間前

今回の相模原市の新型ウイルスの会見なのだけれど ・神奈川県内の感染病床は、ほぼ埋まってる。 ・感染者は、相模原在住で自宅で療養している。 ってこの2点、生放送でいってよかったことなの?💦

ぽもやん @pompyan 13時間13時間前

小学校の2人感染。 全国的に休園・休校の検討を! 本日の東京都議会で指定病院の病床は既に上限とのこと! 肺炎になったら最低1週間入院です。 親も肺炎になったら子どもはどうする?

【五輪村を転用するしかない。人工呼吸器と人工肺は国費で緊急輸入すれ】 東京都内の感染症病床「フル稼働」 専門家が指摘:日本経済新聞

sawarabi73 @sawarabi73 6時間6時間前

早々と病院がパンク。今からは感染しても入院はできないと覚悟を。そうなると重症化率も2~3割では効かないし人工呼吸器が使えないので死亡率もとんでもないことになりそう。

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発症者が富山県内旅行 千葉県の70代女性、16~18日に6市町訪問 飛騨地方をバスツアー

2020-02-22 | 医療、健康

新型コロナウイルスへの感染が確認された千葉県の70代女性が今月16~18日の3日間、県内をツアー旅行で訪れていたことが21日、分かった。石井隆一知事が県庁で記者会見して明らかにした。羽田空港から空路で県内に入り、観光バスで富山や高岡など6市町を移動した後、再び富山空港から帰宅したという。県は女性の詳しい訪問先や濃厚接触者がいないかどうかなど情報を集めている。

 千葉県から21日に調査依頼があり、判明した。

 女性は14日に38・8度の発熱があり、15日に千葉県内の医療機関を受診したところ、インフルエンザ陰性との診断を受けた。

 旅行で16日に富山空港に到着後、富山と高岡、射水、立山の4市町を観光して宿泊施設に泊まった。17日に魚津市を訪れ、県外にいったん移動。18日午後4時ごろに再び富山県内に入り、南砺、高岡両市を立ち寄ってから、富山空港から帰県した。

 19日に千葉県内の別の医療機関で受診し、検体を採取。20日に新型コロナウイルスの陽性と判明した。

 会見で、知事は「県内に濃厚接触者がいれば、帰国者・接触者外来で検査を受けてもらい、県の衛生研究所で検体を分析する」と説明した。

 具体的な訪問・宿泊場所や、どこのバス会社を利用したかなどについては「風評被害や個人情報の問題がある」として明らかにしなかった。新型コロナウイルスへの感染が確認された千葉県の70代女性が今月16~18日の3日間、県内をツアー旅行で訪れていたことが21日、分かった。石井隆一知事が県庁で記者会見して明らかにした。羽田空港から空路で県内に入り、観光バスで富山や高岡など6市町を移動した後、再び富山空港から帰宅したという。県は女性の詳しい訪問先や濃厚接触者がいないかどうかなど情報を集めている。

 千葉県から21日に調査依頼があり、判明した。

 女性は14日に38・8度の発熱があり、15日に千葉県内の医療機関を受診したところ、インフルエンザ陰性との診断を受けた。

 旅行で16日に富山空港に到着後、富山と高岡、射水、立山の4市町を観光して宿泊施設に泊まった。17日に魚津市を訪れ、県外にいったん移動。18日午後4時ごろに再び富山県内に入り、南砺、高岡両市を立ち寄ってから、富山空港から帰県した。

 19日に千葉県内の別の医療機関で受診し、検体を採取。20日に新型コロナウイルスの陽性と判明した。

 会見で、知事は「県内に濃厚接触者がいれば、帰国者・接触者外来で検査を受けてもらい、県の衛生研究所で検体を分析する」と説明した。

 具体的な訪問・宿泊場所や、どこのバス会社を利用したかなどについては「風評被害や個人情報の問題がある」として明らかにしなかった。新型コロナウイルスへの感染が確認された千葉県の70代女性が今月16~18日の3日間、県内をツアー旅行で訪れていたことが21日、分かった。石井隆一知事が県庁で記者会見して明らかにした。羽田空港から空路で県内に入り、観光バスで富山や高岡など6市町を移動した後、再び富山空港から帰宅したという。県は女性の詳しい訪問先や濃厚接触者がいないかどうかなど情報を集めている。

 千葉県から21日に調査依頼があり、判明した。

 女性は14日に38・8度の発熱があり、15日に千葉県内の医療機関を受診したところ、インフルエンザ陰性との診断を受けた。

 旅行で16日に富山空港に到着後、富山と高岡、射水、立山の4市町を観光して宿泊施設に泊まった。17日に魚津市を訪れ、県外にいったん移動。18日午後4時ごろに再び富山県内に入り、南砺、高岡両市を立ち寄ってから、富山空港から帰県した。

 19日に千葉県内の別の医療機関で受診し、検体を採取。20日に新型コロナウイルスの陽性と判明した。

 

 会見で、知事は「県内に濃厚接触者がいれば、帰国者・接触者外来で検査を受けてもらい、県の衛生研究所で検体を分析する」と説明した。

 具体的な訪問・宿泊場所や、どこのバス会社を利用したかなどについては「風評被害や個人情報の問題がある」として明らかにしなかった。

 

 

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帰国したアメリカ人、13人中11人から新型コロナウイルスで陽性反応!クルーズ船の帰国者

2020-02-22 | 医療、健康

日本から帰国の米国人、11人に新型ウイルス陽性反応 クルーズ船に乗船
https://www.cnn.co.jp/usa/35149737.html

(CNN) 米ネブラスカ大学医療センターは20日、日本に停泊しているクルーズ船から下船して米国に帰国した13人のうち、11人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。

発表によると、同施設に搬送された患者13人の検査を行った結果、11人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを、米疾病対策センター(CDC)が確認した。残る2人は陰性だった。

同病院の隔離対策を指揮している専門家によると、患者のうち数人は日本で行った検査で陽性反応が出ていたが、検査結果がはっきりしないままだった患者も数人いた。

 

 

 

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刃物で刺されるよう…最大級の痛み「三叉神経痛」 中高年女性に多く、歯痛と間違え抜歯する人も

2020-02-22 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200221-00010000-yomidr-sctch 略


  その痛みたるや、1756年にフランスの内科医、ニコラス・アンドレが、あまりの痛さで顔がゆがむことから「疼痛性チック」と命名した程である。事実、ひどくなると風が当たるだけでも痛みが誘発される。ペインクリニックで扱う痛みのなかでも「最大級の痛みと言える。頭蓋内で、動脈硬化が進んだ血管(上小脳動脈など)が、脆弱(ぜいじゃく)な三叉神経の根元を圧迫することで痛みを生じるのだ。

顔面神経痛なんです」は間違い

 三叉神経は、脳のなかに12対存在する脳神経の第5番目であり、顔と歯、舌の一部の感覚を脳に伝えている。名前の通り3つの枝に分かれ、1番目の枝(第1枝)は片側のおでこ、第2枝はほっぺた~上唇、第3枝が下唇~あごの感覚をつかさどっている。

 片側の顔面に「電気が走るよう」とも、「刃物で刺されるよう」ともたとえられる激烈な痛みが、一瞬~2分間程度起こる。発作と発作の間は痛まない。触れることにより痛みを誘発する部位(トリガーポイントと呼ぶ「引き金点」)が存在する。したがって、S江さんは、ほっぺを軽く触れられるだけで痛みが誘発されるのだ。なお、同部の感覚は保たれている。帯状疱疹(ほうしん)や顔面の腫瘍などにより2次的な三叉神経痛を来すことがあるが、これらは「症候性三叉神経痛」であり、この場合には感覚異常を伴う。

 顔が痛いとき、「私、顔面神経痛なんです」と訴えられる方がおられるが、これは間違い。顔面神経(第7番目の脳神経)の大部分は運動神経線維で構成されており、痛みの原因となることは、まずない。

50~60歳代に発症のピーク

 典型的三叉神経痛は、50~60歳代に発症のピークがあり、女性に多い。右側にやや多く、第2枝、3枝に多く生じる。2本の枝で同時に起こることもある。なお、歯が原因と勘違いされて、不必要な抜歯を受けてしまった患者さんを診ることも少なくない。まず、ペインクリニックを受診していれば……と思う。

 ペインクリニックでの治療は、三つのステップで行う。第1段階は薬物治療だ。抗てんかん薬であるカルバマゼピン(商品名テグレトール)の服用である。しかし、このカルバマゼピンには、めまい、吐き気、薬疹などの副作用があり、年配者では服用が難しいことがある。副作用が強く表れる場合には、他の抗てんかん薬(ラモトリギンやトピラマート)を用いる。五苓散(ごれいさん)や柴苓湯(さいれいとう)といった漢方薬を処方して、副作用を起こすことなく良好な鎮痛効果を得ることもある。

薬剤でコントロールできない場合は…

 薬物治療で痛みがコントロールできない場合には、第2段階として、末梢での神経ブロック療法を考える。原因となっている「枝」を狙い撃ちするのである。第1枝には眼窩(がんか)上神経ブロック、第2枝には眼窩下神経ブロック並びに上顎(じょうがく)神経ブロック、第3枝にはオトガイ神経ブロックや下顎(かがく)神経ブロックを選択し、薬液(局所麻酔薬、その後にエチルアルコール)を注入するか、高周波を用いた熱凝固を行う。

 これらによっても十分な効果が得られない場合には、第3段階として、頭蓋骨から三叉神経が出てくる部分を遮断する三叉神経節ブロックを考える。

眼窩下神経ブロックで痛みが消え

 さて、S江さんである。まずはテグレトール100ミリ・グラム1錠を日に3回飲むようにと処方したが、1週間後の受診時に「痛みはましになったが、ふらつきがひどい」と訴えられた。そこで、局所麻酔薬を用いた眼窩下神経ブロックを行ったところ、「あら、痛みがなくなったわ」。「では、次回受診時には同じブロックを高周波を用いてしましょうね」と説明した。

 高周波によるブロックの後、1年が経過しているが、今も効果は持続。「食欲が出て、5キロ・グラムも肥えちゃった。何とかなりませんか?」と訴える。残念ながら、何ともなりません。

 脳神経外科では、開頭による神経血管減圧術(ジャネッタの手術)が行われている。神経を圧迫している血管を移動させ、神経と血管の間にクッションを挿入する方法だが、聴力障害、顔面神経麻痺(まひ)、めまいなどの合併症や痛みの再発も報告されている。放射線を照射するガンマナイフも行われているが、こちらも再発が問題となっている

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新型コロナウイルスに感染するとこうなる、肺炎の症状から“免疫の暴走”まで詳しく解説

2020-02-22 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200221-00010000-nknatiogeo-sctch
肺に始まり、肺に終わる

 COVID-19はインフルエンザと同じ呼吸器系疾患であり、肺に始まり、肺に終わるとも言える。

 通常、感染者が咳やくしゃみをして飛沫を飛ばすことによって感染は拡大する。具体的な症状もインフルエンザに似て、発熱と咳から始まり、やがて肺炎を発症し、さらに深刻な症状へと進行することがある。

 SARSの流行後、コロナウイルスによる肺炎は、一般に3つの段階を経て重症化するとWHOは発表した。ウイルスの複製、免疫の過剰反応、そして肺の崩壊だ。

 もちろん、すべての患者がこの3つの段階を経験するわけではない。SARS患者で呼吸器不全まで進んだ例は全体の25%だった。一方、COVID-19の初期データを見ると、約82%の感染者が軽症で済んでいるようだ。

 さらに掘り下げてみると、新型コロナウイルスは他の点でもSARSと似たパターンをたどっているようだと、病原性の高いコロナウイルスを研究する、米メリーランド大学医学部の准教授マシュー・B・フリーマン氏は話す。

 新型コロナウイルスは人間に感染すると、急速に肺を侵そうとする。

 肺の空気の通り道である気管支の表面には、粘液を作る細胞と繊毛を持つ細胞がある。粘液は、肺を病原体から守りつつ、乾燥を防ぐ。繊毛は、花粉やウイルスなどのごみを取り込んだ粘液を押し出して、体外に排出する働きをもつ。

 フリーマン氏によると、SARSはこの繊毛のある細胞に感染して死滅させるのが得意だったという。死んだ繊毛は抜け落ちて、ごみや粘液と一緒に気管支に溜まる。同じことがCOVID-19でも起こっていると、フリーマン氏は考えている。これが第1段階だ。COVID-19に関する最初期の調査では、患者の多くが両方の肺で肺炎を起こしており、息切れなどの症状を訴えていた。

 そうなると、ウイルスの侵入を察知した体は、肺へ大量の免疫細胞を送り込み、損傷を取り除き、組織の修復に乗り出す。

 これが正常に機能していれば、炎症のプロセスは厳しく管理され、感染した範囲をとどめられる。ところが、まれに免疫系が暴走して、健康な組織も含め、あらゆるものを破壊してしまうことがある。第2段階だ。

 次の第3段階では、肺はさらに損傷し、呼吸器不全に陥る。また、死に至らないまでも、肺に後遺症が残ることもある。WHOによると、SARSの患者は肺にハチの巣状の穴が開いていたというが、新型コロナウイルスの感染者にも同様の病変が報告されている。過剰に反応した免疫系が組織を傷つけるせいで、こうした穴が開くようだ。

 ここまで来ると、人工呼吸器が必要になる。また、酸素を取り込む場所である肺胞と、その周りをめぐる血管の間の膜の透過性が高まって、胸水がにじみ出てたまり、血液に十分な酸素を送れなくなる。

「特に深刻な場合、肺は水でいっぱいになって息ができなくなります。そして、亡くなってしまうのです」と、フリーマン氏は説明する。

胃腸:SARS、MERSより下痢は少ない

 SARSMERSが流行したときには、4分の1近くの患者に下痢の症状が見られた。だが、COVID-19では下痢や腹痛はあまり報告されていない。そのため、下痢などの胃腸症状が今回の感染拡大にどれほど関係しているのかはわからないと、フリーマン氏は言う。

 では、呼吸器系のウイルスは、胃腸にどんな悪さをするのだろうか。

 どんなウイルスでも、人の体内に入り込むと、まず自分に合う細胞の受容体を探し、そこから侵入を試みる。

 ウイルスによっては受容体を選り好みするものもあるが、中には何にでも取りつく見境のないウイルスもいる。「そのようなウイルスは、あらゆる種類の細胞に簡単に侵入できてしまいます」と話すのは、米ミシガン大学医学部の臨床研究副学部長で、米国肝臓学会議の議長を務めたことのあるアンナ・スク・フォン・ロク氏だ。

 SARSウイルスもMERSウイルスも、大腸や小腸の細胞に侵入して腸内で感染を広げ、下痢を引き起こしていた。

 フリーマン氏は、新型コロナウイルスが同じ動きを見せるかどうかはわからないとしている。しかし、研究者たちは、COVID-19のウイルスも、SARSと同じ受容体を利用しているとみる。しかもその受容体は、肺と小腸の両方に存在している。

 1月31日付の医学誌「New England Journal of Medicine」に掲載された論文と、1099人の患者の症例を調査した論文投稿サイト「medRxiv」の論文で、ウイルスが便のサンプルから見つかったと報告された。2つの論文は、便を介して感染が拡大することを示唆しているが、まだ結論にいたるにはほど遠い。

全身に行きわたる「サイトカインストーム」

 コロナウイルスへの過剰な免疫反応は、体の他の器官にも影響を及ぼす。

 2014年の研究では、MERS患者の92%に、肺以外の場所でコロナウイルスの症状が認められた。実際、SARS、MERS、COVID-19のいずれにおいても、肝酵素値の上昇、白血球や血小板数の減少、血圧の低下など、全身的な症状が見られた患者がいた。少数だが、急性腎障害や心不全を起こした例もあった。

 しかし、これは必ずしもウイルス自体が全身に広がったという意味ではない。米コロンビア大学メイルマン公衆衛生学部のウイルス学者であるアンジェラ・ラスムセン氏は、「サイトカインストーム(免疫の暴走)」が起こった可能性を指摘する。

 サイトカインとは、免疫系が警告を出すために産生する物質で、免疫細胞を召集して感染箇所を攻撃するよう働きかける。指示を受けた免疫細胞は、体の他の部分を救うために感染した組織を死滅させる。

 人の体を外敵から守っている免疫系だが、体内で暴れ始めたコロナウイルスのせいで、大量のサイトカインを肺へやみくもに送り込んでしまい、大混乱を引き起こす。「銃でターゲットを撃つのではなく、ミサイルを撃ち込むようなものです」と、ラスムセン氏は説明する。すると、感染した細胞だけでなく、健康な組織までも破壊してしまう。

 こうした大混乱は、肺にとどまらない。サイトカインは血液によって全身に運ばれ、複数の臓器で問題を引き起こす。これがサイトカインストームだ。

 すると、事態は急変する。最も深刻なケースでは、サイトカインストームに加えて全身に酸素を送る機能が低下し、多臓器不全に陥る場合がある。なぜ一部の患者だけが、肺の外でも合併症を引き起こすのか正確にはわかっていないが、心臓病や糖尿病といった基礎疾患と関係しているのかもしれない。

肝臓:巻き添えの被害者

 コロナウイルスが呼吸器系の外へ広がると、肝臓が被害を受けることが多い。

「ウイルスは、いったん血液に入ると体のどこへでも泳いでいけます」と、ロク氏は言う。「肝臓は血管がたくさんある臓器ですから、ウイルスは簡単に入り込んでしまうでしょう」

 肝臓の主な仕事は、胃から送られた血液を処理して有毒なものを取り除き、体に必要な栄養を作り出すこと。また、胆汁を作って小腸での脂肪の分解を助ける。肝臓に含まれる酵素は、体の化学反応を速める働きをする。

 ロク氏によると、通常、肝臓の細胞は常にある程度壊れていて、そのせいで、ある種の酵素を一定量血液中に放出し続けている。だが、壊れた細胞は、すぐに新しい細胞にとってかわられる。この活発な再生プロセスのおかげで、肝臓は損傷を受けても立ち直りが早い。なお、血液中の肝酵素の量は、肝臓の健康度のバロメーターになるため、健康診断に使われている。

 したがって、SARSMERS患者に見られたように、もし肝酵素の値が異常に高くなったら、警戒しなければならない。ただの軽い傷で肝臓が簡単に回復する場合もあるが、肝不全など深刻な症状を起こす恐れもある。

 ロク氏によると、呼吸器系に感染するウイルスが肝臓でどのように作用するのかはまだ明らかになっていない。ウイルスが肝臓に直接感染し、増殖して細胞を殺しているのか。または、ウイルスへの免疫反応が肝臓に激しい炎症反応を起こし、細胞が巻き添え被害を被っているのだろうか。

腎臓:すべてはつながっている

 コロナウイルスにかかっては、腎臓も無事ではいられない。SARS患者の6%、MERS患者の4分の1が急性の腎障害を起こしており、研究によると、今回のウイルスも同様のダメージを与える可能性がある。症例は比較的少ないが、腎臓がやられると命に関わる。2005年の医学誌「Kidney International」によると、急性腎障害を起こしたSARS患者のうち、91.7%が最終的に死亡した。

 肝臓と同様に、腎臓も、血液をろ過する働きを持つ。それぞれの腎臓には、およそ100万個のネフロンと呼ばれる微小なろ過構造物がある。ネフロンは主に、血液をろ過してきれいにするフィルターと、必要なものを体へ戻し、いらないものを膀胱へ送って尿として排出する尿細管に分かれている。

 この尿細管がコロナウイルスに感染すると考えられる。SARSの流行後、尿細管でウイルスが見つかったとWHOは報告した。ウイルスに感染した尿細管は、炎症を起こすことがある。

 香港大学の名誉教授で香港サナトリウム病院腎臓科名誉顧問の黎嘉能(ライ・カノン)氏によると、ウイルスが血液に入り込めば、腎臓の尿細管で見つかるのは珍しいことではないという。腎臓は常に血液をろ過しているため、尿細管の細胞がウイルスをつかまえて、一時的または軽度の損傷を起こすことはありうる。

 もしウイルスが細胞に入り込んで増殖を始めたら、その損傷は死につながる恐れがある。しかし黎氏によれば、SARSウイルスが腎臓で増殖していたという証拠は見つかっていない。同氏は、SARSを最初に報告した研究グループの一員であり、「Kidney International」のその論文の著者にも名を連ねている。

 おそらく、SARSで急性腎障害を起こした患者には、低血圧や敗血症、薬物、代謝障害など様々な要因が絡んでいたのだろうと、黎氏は考えている。さらに深刻な急性腎不全まで至ったケースでは、サイトカインストームの徴候もみられた。

 急性腎不全は他にも、抗生物質や多臓器不全によって引き起こされたり、長時間にわたり人工呼吸器をつけていたことが原因の場合もある。すべてはつながっているのだ。略

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