こうのとりが大気圏再突入 画像撮影にも成功
2012.9.15 00:33 [宇宙]
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運んだ無人補給機「こうのとり」3号機が14日、大気圏に再突入した。約2000度の高熱にさらされ30分以内にほぼ燃え尽き、破片が南太平洋に落下。任務を無事終了した。
こうのとりは高度約120キロで再突入時に加速度と温度を測定し、機体が燃えていく様子の画像撮影にも初めて成功した。画像などのデータ収集装置は高熱に耐えて海上に着水し、衛星回線でデータ送信を開始した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小鑓幸雄プロジェクトマネジャーは「胸を張って成功といえる。ほっとしている」。成果は帰還型への改良に役立てられる。今後も、未来を運ぶこうのとりが、宇宙に向かってはばたく。
宇宙開発は、ミサイル開発でもあるのだけれど。