スカーレット手帖

機嫌のいい観客

廣瀬智紀くんのこと

2014-08-20 | この人のこと

化身っぽいんだよね

廣瀬 智紀(ひろせ ともき)
生年月日:1987年2月14日
身長:179cm
血液型:A型
出身:埼玉県
所属:スターダストプロモーション芸能3部
google検索件数:約 124,000 件
(2014年8月時点)

事務所プロフィール
本人ブログ


どうしたことでしょう。
最近、気づくと自分の携帯の画像フォルダが廣瀬智紀の写真でいっぱいになっている。
キメ顔の廣瀬智紀、ナチュラルな廣瀬智紀、食事中の廣瀬智紀、ニヤケた廣瀬智紀、舞台の鏡前で自撮りした廣瀬智紀、
ターバンめいたものを頭につけた廣瀬智紀、寝る直前の廣瀬智紀、巻ちゃんメイクの廣瀬智紀、ホストの廣瀬智紀、
アメスタ終わりの廣瀬智紀、若いころの廣瀬智紀、共演者と飲んでる廣瀬智紀、甥と戯れる人妻のような表情の廣瀬智紀…

おいおい、どう~なっちゃってんだよ。(c岡村ちゃん)
正直、いまどのイケメン俳優よりも私がいっぱい画像データをもっているのが廣瀬智紀かもしれない。
大外枠からの驚きの伸び率である。

何故この廣瀬智紀という人が短期間でここまで自分の心をつかむに至ったか、今回は少し考えてみたいと思う。

そもそも、この人を知ったのはちょうど1年前である。
「弱虫ペダル」インハイ1日目(大阪公演)を見に行くことになったときのことだった。
当時はコンテンツに先走った思い入れのない状態だった(モードとしては「村井くんが主演の、話題の舞台を見に行く」)ため、
共演者もかる~くチェックしていた程度だったと思う。
なんかよくわかんないけど緑髪の「巻島」の役はそういえば前はばばりょがやってたよなあ。てか緑髪てなんだよ(笑)今回は? 廣瀬智紀くん?
ふ~ん、聞いたことないな。どういう人だっけか?? wikiにあんま出演作載ってないな。新人??
ということで開いたブログがこの日のものだった。おー、この人か。綺麗な顔だな~と思いました。
で、翌日大阪公演を見ました。その時の感想は書きましたが、東堂VS巻島のすばらしいクライム対決に、すなおに涙しました。
(感想にチェックすべき人としてあげているあたりが笑える)
そんで次に見たのブログが初日終了後のこれ。足、なっげ!!と思いました。
それで翌日のこれだ。おおっ、やっぱりかなり頑張ってたんだなと思いました。
そしてね、みんな読んでください。これが心臓を打ち抜いた弾丸です。→

なにこの人!!
熱い!!!
クールなツラしてめちゃくちゃ熱い男やんけ!!!!


あと!
ちょっと初見のときから思ってたけど!!
ブログの最後に毎回「またメールするね」ってこれ、どゆこと!!??
なにメールて!?
ドキドキなんですけど!!?? わし、男子に「メールするね」とか言われると商売でもドキドキするんですけど!!!???
(今でもいまひとつよくわかってないんだけど、これどういう意図なのですか?
 読者登録していると更新のお知らせがメールでくるから「メールするね」ってことですか?
 アメブロじゃないし読者登録してないからわかんないのよね)


ということで、はい、これは見事な「ギャップ戦法」と言えるのかもしれないのですが、
この見つけたばかりのイケメンの意のままに、文字面ひとつでまんまと操られはじめている自分を止めることができませんでした。
廣瀬智紀には、まずブログでいったん撃ち落とされたというのが、わかりやすい入り口でございます。

で、そんなこんなで一躍自分の中でのGⅠレース出走候補馬となった廣瀬智紀くんを、
次の作品もたまたま連続で見てしまったあたりが運の尽きだったかもしれない。
自転車ロードレースの次作は、「ホスト」でした。
これは、感想でも書いたけど恐ろしい舞台です。
本当にハマってしまうと、歌舞伎町で金を使うのと結果的にはあまり違いがない感じのことになる、
金を吸い込むブラックホール的なシステムになっているやつです。
まあ、私は課金には参加していないのですが、
おぞましいことに、観劇したその日に「ハイタッチ会」があったのです。
狙って行ったわけではなかったのにも関わらず、まんまと私は廣瀬智紀とハイタッチしてしまいました。
緑髪でピッチピチのウエア着て汗振り絞りながら走っていた蜘蛛男・巻ちゃんとは全く違う、
ふわふわのファーを首回りに巻いて若干冷酷そうでいながらもあでやかな笑みを浮かべる廣瀬智紀、もとい夕妃(役名)が
そこにいました。(ここでもう既に「ホストでいたら、私は彼にいちばん貢ぐと思います。」て言ってるな。私よ。)

袖振り合うも他生の縁ということで、こう短期間で頻繁に間近で見てしまうと、とりあえずその後は追ってみるしかない。
事務所のパワーなのか、彼は出演作が相次いでいたため、
同時期にやっていたどうしようもない深夜ドラマにレギュラー出演しているのも見届ける羽目になってしまいました。
わけわかんねーだのなんだかんだ文句を言いながらも、ちょっとした出演シーンを目撃するために、毎週録画したのです。
その中で彼はわりととぼけた感じの役をやっていたような気がするんだけど、ごめん、あんまり覚えてないわ。
それで翻ってふと思ったのです。
あれだけ熱のこもった文章を書けるということは、廣瀬くんは毎回自分がやる役についてそこそこ考えているはずだ。
そして、何を吐露すべきか、すべきでないか、周りからの見え方も相当計算しているのではないだろうか。
では、今、この人は実際のところ何を考えているのか? いいと思っているのか? どうなんだろう??
そういうことを考えさせられながら見るモードが出来てしまいました。
ここから、私の「廣瀬智紀さがし」が始まりました。

で、それからはブログをチェックしたり、共演者のTwitterをチェックしたり、
画像を集めたりしながら今日に至ります。
ペダステは2日目も見に行きましたが、引き続き関心は高まる一方です。生写真買っちまったじゃねえか。

要はこの人も「とらえどころがない」のです。
なんとなく、鈴木拡樹くんへの目線に近いものがあるような気もするのだけど、
違うのは、本人がより積極的な情報発信をしている方だ(と思う)という点。
本人名義の文章も写真もどんどん供給されてくるのに、まるで本体が掴めないような感覚。
本人の顔の雰囲気と、あとは見ている私の心理的な劣等感が成せるものなのかもしれないけど、
うーん、こんな風に客を惹きつけながらも、裏ではあざ笑っているんだよなーきっと という気が、わりと常にしている。
なんかあきらめながら、疑いながら、検証もできないのに、好きなのだ。


ここで突然個人的な思い出話を入れますが、
高校時代、私は彼氏がいなかったんですが、3年間同じクラスに居た男子のことがほのかに好きでした。
(1クラスしかない理数科だったので、男子多めの構成で3年間固定メンバーだった)
ただその男子は、うちのクラスの別の女子、すなわち私の友達と付き合っていたのですね。
彼は、田舎のガリ勉男子の吹きだまりみたいなクラスの中では若干浮いた存在の、いわゆるモテ系の男でしたから
友達という彼女がありながらも他の女子の先輩と遊んだりして、割と気軽に傷つけたりしていました。
でもそんなときもけっこう悪びれずにへらっとしていて、しかもあろうことか、
クラスの女子のひとりとして、私なんかにも気軽に声をかけてきたりするわけです。(まあ、これは普通のことですよね)
なんやかやと軽口を叩いてきたり、
でも、いちばん聞かれることといえば「テスト何点だった?」

見てない!!
女として見ていないだろ!!!
ゲームの雑魚として蹴散らすヤツ扱いか!!!
見られるのも腹立つけど!!!!
見られないのも腹立つ!!!!!
(だって本当は好きだから!!でも言えないけど!!)

自分は彼とは恋愛ヒエラルキーが全く異なる、だからその俎上に上がれるとは思っていない
でもその目線がいかにも侮られているのが悔しいような、
でも本当はもっと見てほしいような、あああああ~~~嫌だ~~~~~~~~
でも……好きだ~~~~~~くそ~~~~くやしいいいい~~~~~うううう~~ん、もっと頂戴!!!


みたいなかんじで、3年間頭の中で私はもだえていました。コワイ。

実は、高校を卒業したあとの春休みに、どう話が転んだのか、その彼と映画デートをしたのです。
肉体接触はまったくございませんでしたが、恋愛チャンスの少ない身としては、デート処女を奪われた男として執拗に記憶しております。
でも結局、その時にも、彼が実際のところどのように思っていたのかは聞けずじまいでした。
問い詰めるにしても、まあ、むこうにしても意味不明の圧力だし、知ってどうすんだということもあります。
悶々としながら終わったその謎デート後は、その人とはいっぺんも会っていない上に
もはや連絡先も住所も知りません。
そんなこんなでいつのまにやら干支が一周してしまいましたけれど。


ということで青春エピソードをおおいに語ってしまったわけなのですが、
つまり言いたいこととしては、
ちゃんとも、もとい廣瀬智紀くんを見ていると、
あの彼のへらっとしたたたずまいを、軽口を、ぜったい侮っていたあの目線を、思い出すのです。
(ゲームの雑魚扱いじゃなくて、「どうせATM扱いしてるんだろう」という感じですが)
当時、最後のチャンスを前にしながら、どうにもつかみきれなかった、目の前の男子の本心。
疑い、ひねくれた防御線を張りながら、自分を丸出しに出来なかったころの自分が、頭の片隅に浮かびます。
なんとかあの頃できなかったことを取り戻したいような、いいえ、取り戻すんじゃなくて
あの頃の自分のぐちゃぐちゃだった未熟な気持ちをぐちゃぐちゃなまま追体験したいような。
(どんな遊びだよ)

青春のイメージの、再生産。
ああ、それが私にとっての廣瀬智紀なのかもしれない。
そのイメージにあと一ミリでも近いイメージを見つけるために、私はこれからも廣瀬智紀探しをしてしまうのかなと思います。
最初は本人の秘めたる熱さに惹かれた、というところから始まった純粋なファン心だったのに、
いつのまにやら邪悪で個人的な思い入れが加わり、脈絡不明な意味付けを動機に、見つめ続けているような感じがあります。
ちゃんともさんには本当に、こんなよりどころにされて迷惑な話だよなあと思うわけですが、
しかるべき時に、適度に課金するという形で、補わせて頂ければ幸いに存じます。

ま、でも正直こう30になって思うのは、
「男の人というのは、意外となんにも考えていない」
ということなので、怨念を込めて思い返す高校時代のあの彼も、もちろんちゃんともさんも、
ふつうに日々前向きに生きてるだけなんじゃないか、という気もしています。
女の取り越し苦労というのは、多いものだよ。


今回はなんか私的な話になって、ごめんね。

<「廣瀬智紀」これまでの鑑賞歴(舞台)>
・舞台弱虫ペダル インハイ篇1日目
・私のホストちゃん
・舞台弱虫ペダル インハイ篇2日目

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