スカーレット手帖

機嫌のいい観客

高杉真宙くんのこと

2014-11-11 | この人のこと

これ+1才ぐらいの時に演じてほしい

高杉 真宙(たかすぎ まひろ)
生年月日:1996年7月4日
身長:170cm
血液型:A型
出身:福岡県
所属:スパイスパワー
google検索件数:約 307,000 件
(2014年11月時点)


事務所プロフィール
本人ブログ


久しぶりに書きます。
2014年活躍著しい18才の彼、高杉真宙くんのことです。
ほんとうは里見八犬伝観に行く前に書きたかったのですが、顔がぬれて力が出なかったので今になったよ、アンパンマン。
彼については、ネット上の言い回しを借りるなら、
「まひろキュンに実写版天沢聖司くんを演ってほしいだけの人生だった」
まさにこれですね。

私が高杉真宙くんに気づいたのは、2012年のことでした。
マイフェイバリット大河ドラマこと「平清盛」に出演されていたのが初見でした。
加藤浩次演じる、松ケン清盛の竹馬の友の海賊・兎丸の愛息「子兎丸」の役で、最終回ラストシーンでは
清盛の原点である冒険心を受け継ぐものとして、船に乗り雄叫びをあげている彼の姿でお話が締めくくられていたような気がします。
(うろ覚え←せめて確認してから書いた方がいいけどもういいや書いちゃうこういうの思い込みが大事だとアタシ思うの)

大河での出番はさほどなかったような気がしますが、少ないシーンでも清廉なたたずまいは印象的で、
キュルルン可愛い前髪系ティーン男子が大勢の中、雰囲気のある、明らかな差別化が出来る子がでてきたなぁ
と思った次第でした。
と、それと同時くらいのタイミングで、初演の日テレ系「里見八犬伝」に村井くんの弟役で出演しているのを見届けました。
特徴的な名前ですぐ目に入り、
おっ、この子は舞台もやるんだなあ、改めて見るとスッとした顔しているなあと思ったりしました。
房八、なんですぐに死んでしもたん…

その後、ファブリーズのCMでおなじみになりつつ、
なんといっても仮面ライダー鎧武での1年間に及ぶ屈折した弟分「ミッチ」(呉島光実)役で
我々の心をつかんで離さない人物になったのではないでしょうか。
ミッチ、良い役でしたね。

兄さんスゴい、マジでヤバい、小僧の愛憎日々是倍増
マジ抜け出したい兄さんの支配
狂い出してるぜ俺らの世界
先輩メーン突然変身 興味津々俺もまた変身
いつか掴むぜ女と果実
だけどヤツに勝てないそうこれ事実
仲間も家族も雲散霧消
今こそ名乗らん俺が悪の大将 YEAH~~~ MEEEEEN


と、なぜかラップ調で説明してしまいましたが、
すったもんだまみれのかわいそうなミッチを、1年にわたってすばらしい一重まぶたのまなざしで演じてくれました。
鎧武、面白かったです。

余談ですが、羽生結弦くんにどうしたって似ているよなあ、と思いながら観ていたのですが、
イケメン誌のインタビューで、兄役を演じていた久保田悠来さんが
(ちょうどオリンピックの時期だったので)「真宙に羽生くんのマネをさせて楽しんでいた」
というトークを繰り広げているのを聞いて、
さもありなん、さすが兄さん私たちのほしがりポイントを把握していらっしゃるなあ と思った次第でした。

10代の、「子役」とも「俳優」ともつかぬゆらぎの時期を生々しく見せつけてくれる演者さんは本当にすてきだ。
そして、その不安定な若さだけで十分に魅力的だというのに、やっぱり高杉くん、いいえ、まひろキュンは際立った清々しさを見せつけてくる。
自分も女子中学生になったような気分で見つめられるというものです。
そこで、本日の本題なのです。
はい、
「まひろキュンに実写版天沢聖司くんを演ってほしいだけの人生だった」

演ってほしいなあ。「耳をすませば」天沢聖司くん。
図書館ストーカーのバイオリン弾き。
朝の坂道を自転車こいで二人乗りでのぼって、「俺と結婚してくれないか?」
いいねえ~~~
ぜったい似合うよ~~
嫌み無く似合うよ~~~~
私、別に「耳をすませば」の原作やアニメの強烈なファンでもなんでもない、単なるミーハーなんだけど、
ここ数年、なぜかずっと芸能界における「天沢聖司くんにふさわしい男」を探しておりました。
目的はないんだ。余暇としての捜索活動なんだ。
なぜなら、天沢聖司には10代男子の美しさのすべてが詰まっていると思うから。
体現するには、様々な要素を必要とすると思う。
「制服が似合う」「さわやか」「甘過ぎない」「日本男児らしさ」「刹那感」「意志」
「ちょっとした粘着感」「文科系とも言いきれない謎の活発さ」

それより何より「リアルティーンである」。等身大でない人がやると、ほんとにストーカーですからね。

そんなときに出てきたのが高杉真宙くんだったんですよね。
2012年から今年にかけて、真宙くんを見れば見るほど天沢聖司くん役をやってほしいと思うだけの人生であった。
もしも万一実現したならば、全国の女子中学生および、かつて女子中学生だった者たちの心を鷲掴みにしたであろうことを思う。

でもな、もう間に合わないんだよな。

先日八犬伝で観た14年11月時点の「まひろキュン」は、もはやジュニア感がなかった。
ジュニア王座を手にしたのち、今シーズンからシニアデビューした顔していた。(フィギュア?)立派な俳優さんでした。
ショウビズの観点からいうと、今からバンバン高校生をやれるぐらいのタイムラグがあると思うのですが
(福士蒼汰くんが去年から今年にかけて高校生役やりまくったみたいなもん)、
個人的には、こんなに安定した目と骨格の感じになってしまうと、天沢聖司くんは出来ないような気がする。
子兎丸ぐらいのタイミングでやれたならば。われわれは名作に出会えていたかもしれぬ。
返すがえすも悔しいものである。
(まあ単にアニメ版の声優をやっていた高橋一生にふつうに顔が似ている、ということからの連想なのかもしれませんがね。)
ただ、これからの彼の飛躍は間違いないと思うので、今後も末永く見守っていきたい。


ということでここまで高杉くんについて考えてきたのだが、
…ちょっとまて、否、考えてないんじゃないの。
 むしろ耳にすませばの話とか羽生くんの話ばっかりではないか。

もしかして本質的な課題としては、
私は高杉真宙をみて、本人のパーソナリティに迫ろうとする作業の前に、
夢を押し付けてしまうはなぜなのか
 
ということなのかもしれない。
普段は、「かっこいい男子にキャーキャー言う自分をおもしろがっている」というか、
俳優単体の持ち味のどこがすごいのか、またはどこにエアポケットがあるのか、ということは割と客観的に見ている方だ
(まあこれも思い込みで、端から見たら狂乱の極みかもしれないが)というつもりなのだが、
高杉くんについては、見ていると純粋に「夢女子」になってしまうのである。
それも、自分を女子中学~高校生として見立てた上で、ほわ~とした夢想を行ってしまう。
あまりに理想的すぎて、存在としてキャラクター的に仕上がってる状態なのだと思う。

翻って本人を見れば、
オタクらしさも堂々醸し出すわ、ブログでファッションを載せるときにはGUのTシャツも着こなしているわ、
そんな感じで身の丈そのまま、かっこつけたりしない自然なところもなんともイマドキの子だな~と思うのですが、
リアル生態をぐいぐい知るよりは、理想像の体現者としてたたずんでいてほしい、というところがあるので、
もはや敢えて情報を耳に入れる気にならないほどだ。
私の思うところの像を描き続けてほしいと思うばかりだ。

理想と妄想を載せて走る存在、これぞ「アイドル」で、
平たく言えば「王子様的存在」ということなのかもしれないが、
自分の感情を腑分けしていくと、どうやら上記のような構造になっているようである。

それにしてもこう毎回若手芸能人について考えていくと、
見る側と見られる側はひどい妄想で成り立っている(こともある)関係だし、
前に出てる人も出てる人で、
それを受け止める・もしくは受け流す強靭な器が必要なんだという気がしてくる。
私が異常なのか。
そんでもってその間で金銭が発生している、エンタテイメントって最高だよね。

ううむ、、、
なんだかまとまらないが、終わります。


<「高杉真宙」これまでの鑑賞歴(舞台)>
■里見八犬伝 ←2014年版で活躍していたので、これから書きます。

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