スカーレット手帖

機嫌のいい観客

FROGS -若さを浴びました。

2013-07-30 | 観劇ライブ記
なんだかテニミュにせっかくいったので、もう1本ぐらいかるめに見ておきたいと思い、
「FROGS」という舞台を見てきました。

これはあれだ、
アミューズによるアミューズのための若手俳優舞台です。


ジャニーズに対抗する若手俳優軍団として、
D-BOYSやD2がナベプロから出てきている。

そしてアミューズは、名前こそ付けていないけれど
スーパーハンサムをいっぱい集めている。
年末にスーパーハンサムライブをやっていますね。

そんななかの選抜メンバーだと思うんだが、
FROGS、ダンスをおおいにフィーチャーした舞台でした。
知らなかったが、これまで何回も公演をしているようだ。

演出が岸谷五朗、音楽がポルノグラフィティの人、という知名度と安定感のあるスタッフィングで、
若手の後輩をもりたてる仕組みか…
アミューズって人材豊富だわね。

とひとり納得した。


まあ、ストーリーをかいつまむと、

ダンスの得意な少年が大会で優勝できず、父親ともうまくいかずふさぎこむ。
そんな彼を親友が夏休みに親戚のいる田舎に誘った。
ふたりは、カエルが祭られている神社でカエルをいじめたことで、カエルになってしまう。
そして、カエルの若者たちと出会い、友達になる。
そして、彼らと冒険をしているうちにダンスのおもしろさをとりもどす。
ぬしみたいなカエルに、人間への戻り方を教えてもらうが、
カエルでいるほうがダンスがおもしろいんじゃないかと思う少年は、
「人間に戻るのやだ」という。
それを聞いた親友は、彼を田舎につれてくるよう自分に頼んだのは少年の父親だとばらし、
父親はダンスで少年が輝いてくれることを願ってるイイ父ちゃんなんだぜ と話す。
それを知った少年は人間に戻ることを決意し、戻った。


という、30分で終わるような話だった。


その合間にダンスをする というのがみどころなんだ。
役者たちがまあ、踊りまくっていた。


かぁーーーーー、若いな、


と素直に思ったよ。

テニミュ先代菊丸の小関くんや、不動峰の平野きなりくんなど。
へそだしコスチュームで踊っていた子もいたよ。
若いよ。


で、あとで気づいたらダンス指導が植木豪(PaniCrew)だった。
先日のサムライ挽歌の人じゃないですか。
たしかになんか、踊りに近いものを感じた。


千秋楽前日だったので、
観客側もすごくみんな盛り上がっていたようだ。
さいご、スタンディングオベーションになっていた。

(私は2回ぐらい寝てしまったことはひみつです)

ミュージカル『テニスの王子様』全国大会 青学vs氷帝 -二日連続だC

2013-07-29 | テニミュ
はいそんなわけで26日に続いて二日連続で7/27昼公演、
当日券並んで行って来ました。

この日は第2バルコニーの左側、きのうの逆サイドからということで、
きのう見切れてた部分がよくみえるいい感じの席でした。
金曜にいったときはTDCホールってけっこう小さいんだなと思ったけど、
第2バルコニーから見るとそこまででもないというか、
まあある程度の距離はあるんだなと思いました。
しかし音響とか、一体感とかはけっこうあるほうじゃないかな。

せっかくなので、1回目のときに見れなかった部分を細かく見ようと思い、
開演前にショップでオペラグラスを購入して臨みました。
わたしこれまで、どの舞台も、どんだけ席が遠くてもぜんぶ肉眼でしか見てなかった
(友達が持ってる時は借りたことあったぐらい)んだけど、
ついに拡大してまでイケメンを拝む位に信仰心が昇格しました。
テニミュの徳を積んでおります。


***

開演前アナは石渡くんでした。
この桃城役の石渡くん。かわいいんですよね。
6代目の上鶴くんがどちらかというと男っぽい感じだったんだけど、
石渡くんはまだ少年っぽい感じ。
比嘉戦見たとき、一番若返った感があったのが桃城だったのを思い出した。

その桃ちゃん先輩がひさびさに活躍するのが冒頭のシングルス3。
上鶴くんよりは歌が上手いなと思っていた石渡くんでしたが
忍足との対戦曲(ポーカーフェイスファイター)はかなりつらそうであった。
音程が低いんじゃないかな。
なんか、この曲に限ったことではないけれど、
みんな歌は基本的にうまい方だと思うんだけど、
ところどころ音程が低すぎて取れていない曲がありましたよ。
まあ、だからって難易度下げりゃいいってもんでもないですから、
難しい曲でも、ぐいぐいこなしていってほしいです。
血糊をいつ塗ったのか確認しようと思ったのに忘れてた。
石渡くんと小越プロがならぶと、プロのほうがはるかに先輩っぽいので、
そこだけちょびっと違和感でございました。育ったねおごたん…。

忍足くんは、なんか、出来あがってるよね。
菊地くんの「ええ加減におまえに勝たんと上行かれへんわッ!桃城ッ!!」
という叫びが激しくてちょっとわろてしまいましたが、
軽めの桃ちゃんと対峙する重い忍足くんということで、いいんちゃうかと思いました。

氷点下の情熱を氷帝が私服で歌うシーンで、
しそんくんがサルエルパンツはいてたのもわろてしまいました。かわいい。


ダブルス2では海堂と乾はなんかいいコンビでいいですね。
それにしてもほんとうに乾の稲垣くんが大きすぎる。びっくりしますわ。ふわふわしてる。
海堂の木村君は、かっこええな! かわいいいけぴーからの落差が激しい。
桃城とのバランスが先代と逆転したような感じがします。


その他、いろいろと感想があるんでもう箇条書きでいくぞ。

・どこの試合の後だったか忘れたんですが、
 うちなーぐちがなんて言ってるかわかんないシーンは何回見てもおもしろいな

・知念君が「ヒロシ!ヒロシ!!」と言われてるのは、笑えるよね

・「バーサス!ブイエス!」の曲の入りで抜き足差し足入ってくる比嘉メンかわいい

・跡部さま、ベンチに座ってるときに膝を上げてるもんだから大股開きでしてその姿勢いいんですか
 サービスなんですか と思いました

・桃が怪我して帰ってきたあとにベンチでかいがいしく手当てしてあげる副部長大石秀一郎△

・誰にも見えない絆でつながってる まじはんぱねえダブルスの歌はよかった。
 背中あわせの演出は若干BL風演出が過ぎるのではないか。過剰反応ですかごめんなさい。

・氷帝D1が勝って氷帝コールが起こっている時に、応援団(見えない)に向かって腕つき上げて盛り上げる
 ジローかわいい

・跡部さま、燃え尽きるところ、合計5分ぐらい同じ姿勢で立ってないといけなくて
 めっちゃ大変じゃね と思いました

・跡部さまの髪切りにせまってくるリョーマくんかわいいかわいい
 そして滝くんのみせどころ

・かばじは跡部様に信頼されているよね。

・目を閉じたときのリョーマくんを拡大して見てみたんだけど、
 それまで目が外から見えるようにしてたところを、
 帽子を深くかぶってつぶってんだかつぶってないんだか確認できないようにしてた。
 芸が細かい。

・リョーマくん倒れたあとで喋ってるセリフ録音なのか現場でしゃべってんのか
 ちょっと判断つかなかった。(たぶん喋ってると思う)


セイヤーは甲斐くんが来てくれた。
2バルも近くまで来てくれるんだね。めっちゃうれしかったです!


そんなわけで、2回目の公演はかなり冷静に見ることができましたが、
やはりそれでも興奮してしまう。
帰ってきて、地方公演のチケットを1枚増やしちゃった。
名古屋は3回、で、あとたぶんライブビューイングも行くと思います。
熱い夏だよ。まったく。


***


最後に、
東京ドームシティといえば、かの有名な(?)ロンバケでセナ先輩が涼子ちゃんを誘って行ったデートで一緒に乗った、
スカイフラワーがありました。



めっちゃ乗りたかったけど、さすがにがまんしたわ… 暑いし…
かなり葛藤したけど、むなしいし…… 

次回はきっと乗ります。

そういえばマンハッタンで店長と赤羽さんがデートしたのも東京ドームシティね。

ミュージカル『テニスの王子様』全国大会 青学vs氷帝 -ついにTDCに行ってしまったし勝つのは氷帝

2013-07-29 | テニミュ
地方公演、ライブビューイング、DVDでテニミュ成分を補充してきたここ1年半でしたが、
飽き足らず、東京まで見に行ってしまいました。
名古屋でも見るんですよ、すでに2公演取ってるんだけど、
テニミュ通算1000回公演達成のニュースを見て、はやる気持ちを抑えることができませんでした。
かつて(2~3年前だっけ)竹内佐千子のこのWEBマンガみて
他人事のように笑っていたのがきのうのことのようです。
7/26(金)夜公演、みてきました。

**

水道橋駅を降りると目の前に広がる、
わあああ これかあああ 東京ドームシティ略してTDC。
(ちなみに、水道橋に行くまでの御茶ノ水あたりは「うわああここJINのオープニングで出てくるう」という味わい方もあります)


会場入り口には、1000回公演を祝うリョーマと跡部の等身大パネルが…



友達と一緒に来ている人などはこのパネルと並んで撮ってもらってましたが
あてくしは一人ですので、無言でこのパネルのみを被写体として撮影したわけでございます。



わくわくしすぎてちょっとおかしい状態の中、開演前アナウンスは白洲くん。
「おすふんだ… おすふんだ…」と思いながら開演を見届けました。
なので、なんだか鳳に気持ちが入った状態で応援してしまった。
ちょうど席が第一バルコニー右側で、ダブルス1の時に手前に宍戸鳳が見えたんですよ。
よかった。あのペアすごくいい。セリフ以外のとこでも励まし合ってる。
宍戸の桑野君もハマり役だ。てかあの役を村井くんがやってたのか。その現場見たら泣いてたな私。

あと、セイヤーのPVで貪欲におかしさを演出していた滝役の西島くんのことが気になり、
じっと見つめてしまいました。
ベンチでスピードガンを構えてるところを見るだけで笑ってしまった。
少ないセリフとまかされた日替わりパートを頑張ってた。

「セッカチ」のダブルス2はかっわいかったー。若さが炸裂しとる。
「かわいいい」って何回腹の中で叫びましたことやら。
かわいさといえばしそんくんかと思いきや、いせだいくんが予想以上にかわいかったです。
アレンジが変わってんですよね。微妙に。キメのリムショットとかが随時入ってきて
ダンサンブルな感じになっておりました。

青木くんは、ほんとうに、通常時よりも跡部役の扮装のほうがしっくりくる不思議な人。
なんか前回の公演のときよりも声が高かったのは気のせいかしら。
氷の帝王っていうよりはドエスの王子様って感じですけど、似合うよね。
全体的に氷帝のキャストは1回公演をやっているのもあるし、まとまりがあった。


そして今回、比嘉はいいな。すごくいいな。
敵校として出てくると、いかにトリッキーな感じのキャラであっても、
人数が5人ていうのが青学の半分以下なので、ちょっと少なくてう~~~ん、という感じでしたが、
チャチャ入れ役としては非常にいいのではないか。
青学も氷帝も人数が多いからっていうのもあるけど、
脇に居ても邪魔にならないサイズ感と、
真剣な本筋から離れて場面転換してくれる面白キャラがほっこりする。沖縄弁は鉄板だしな。
あと、吉岡君がカッコイイ。
もう1回いうけど吉岡君カッコイイよ。まわりに座ってる人たちも言ってましたからそうだと思います。
「古川君に似てる」というところから一歩踏み込んだ感じです。カッケー


全体的に今回は音楽がとてもいいなあと思いました。
知っている曲が多くてなじみがあったのもあるけど、
アレンジがけっこう効いている。そしてハモリが増えてる(と思う)。

特に秀逸!と思ったのが、
2幕開始のメドレーからのダブルス1への流れ。(若干うろ覚えですけど、たしか。)
氷帝の氷点下の情熱のリプライズからのトリオソングからの比嘉の5人が「どうなる?」と盛り上げての
途切れずにダブルスの試合がはじまるところ。
気分がぐーーーーんともりあがり、燃えます。1stシーズンからそうだったのかな。

あと、同様に、試合後のフィナーレにかけてのメドレーも。
おいしいところつまみ食い的な感じで、各校の曲とダブルスの絆の曲をやってTHE TOP!
アカーン! よすぎてアカーーン!!

曲が好きなのは「ヘビーレイン」ですかね。
ちょっと1か所、不二と跡部のハモリのところがかみ合っていないような気もしたのだけど。
青木君が声高いから低音が安定せず不自然なのかもしれん。
あそこべつにハモリなくていいんじゃない?ユニゾンでも。


焦る気持ちを覆うグレーゾ~~~~~ン

いいねぇ。最後にほんとに雨降らせてました。やるな。


最後に青学の話をしますが、
小越プロはもう、プロですね。ちょっと茶髪になってましたね。プロだからいいか。
プロはもうちょっと脇においといて、
7代目青学の皆さんが、前回の比嘉戦よりもかなりまとまって見えたな。
ほんとに前は、プロとその他の間に大きなレベルの壁がある感じがしたのが、
なんだかひとまとまりになって「7代目」という感じに見えました。(脳内補正があるかもですけどね)
多和田くんも矢田ちゃんも歌うまいし。
菊丸の黒羽くんとかなんかアニメっぽいし。山本くんは昭和っぽいし。稲垣くんでかいし。章平くん持ち上げてるし。
(そういえばフィナーレの時に担いでたな… あれだれだっけ染様だっけ)

いやー、しかし小越プロは全然負ける雰囲気がしないんだけど、
これはあと今後ぶつかる四天宝寺の人とユキムラがどれだけ迫力を出してくれるかですね。
ラケットさばきの仕方とか、どう見てもだれよりも最強ですので。


最後、セイヤーでは近くにジローの燈くんがきてくれました。かわいいね。

終演後、大満足してロビーに出たら、なんかシュッとした男子が何人かと一緒にこちらに向かってくる。
9割9分8厘ぐらいまで女子だらけのところに男子ってめずらしいなー と思って
よく見たら、

えっ…… 加藤和樹じゃね?

見に来てたようです。ビビった。一瞬目が合った(気がする)んだけど
氷のように冷たい目で見られ(たような気がする)、
氷の世界を発動されたかのようでした。
しかし萌えの力で氷点下を沸点まで押し上げたよ。



いやぁ、もうね、なんかね、テニスの王子様って、すごいね。
私ね、燃えてね、萌えすぎてね…

なんと翌日も行ってしまいました。
つづく




***

ちなみにこれが金曜日の夜のことで、
翌土曜日も観劇し、その後夫の顔を見に行って来たんだけど(別居婚です)、
だめだ。夢と現実の間にはクールダウンの期間を設けないと…
ということを再び学びました。
勝つのは氷帝、負けるの青学、目の前にいるのは一般人です。

ごっこ遊びで救われる者たち

2013-07-23 | テニミュ
WEB上に転がっているテニミュの曲をyoutubeのリストに入れて、仕事中のBGMとして聞いているのですが、
耳で王子様たちをめでながらネットサーフィン(死語)をしているうちにふと思ったのです。

なぜ私はテニミュに突然はまり、
そしてこんなに何回もくりかえし執拗に曲を聞いても飽きないのか。

私は先週末、珍しくも友人数人に会い、
近況のひとつとして、「テニミュ」にハマっていることをお伝えしてみた次第ですが、
だいたい、

どこがいいの?

となる。

顔? -まあ、顔はいいよ。みんな。でもそれだけじゃない。
ストーリー? -うん、おもしろいけど。
おたくなの? -いやいや、もうそんな大雑把な言葉でくくれる時代じゃないでしょ。

そして

私はジャニーズくらいしか知らないけど。

↑これな!!
 これがよく出てくるんです。
 若いイケテルメンズの集団=ジャニーズ で、
 それはごく一般的に認識のあるファンの有り方である。

まあ、ジャニーズとも近いのかもしれないんだけど、
テニミュはちょっとまたそれとも違うと思うんだよね。
そして、そのジャニーズとの違いが、何か私をゆり起しているような気もする。
で、何が違うのか。

その解のようなもの。
それは、

テニミュは、大々的な「ごっこ」であるから

です。

テニミュというのは、私が思うに、一種、倒錯の世界です。

ドリームライブもそうだけど、
俳優のパーソナリティへのファンなのか、役柄へのファンなのか、
見ているうちに、どんどん混乱してくる。

だけど、ごっこだからこそ、ファンになりきって応援できる というのもあるのだと思う。
観客は「ファン」という「役」を振られているのだ。

そして、
ごっこあそびの恩恵にあずかれるのは何も観客だけではないと思う。
若手俳優のみなさんも、
少なからず、そう、そりゃふつうの男の子であればできないような、
ファンへのアピールが出来る。
テニスをやってるときは、この枠組みを利用して、じょうずにだましてくれて、
そして素敵な俳優さんになってくれたらうれしい と思う。


大きな「ごっこ」の陰でたくさんの人が救われているような気がする。
大きな共犯関係のような気がするんだな。


もしかしてそれって宗教とよく似たことなのかもしれないな。
うん、そうだな。

サバサバ

2013-07-22 | わたくし
女が「サバサバ」している、ということが、一転裏返って「大した価値ではない」という状況になったのは
いつごろのことだったのでしょうか。

10年ぐらい前までは、「サバサバ女」はそこそこ地位があったような気がする。
「女って本来もっとねっとりしてるはずなのに」→「意外なほどにサバけた女だ」
という
「外はパリッとしてるのに中はふんわり論法」の一環として
もてはやされていたのであると思われる。

ところがどうであろう。
いまや、「サバサバ」はちょっとね、
という事態が発生しているのでは、と感じる。
若い子ならともかく、年がいっているとちょっと痛々しいよ、という指摘もあるのではないか。
自然体にイケ、ということになっているようである。
その自然体もなんやら不自然な気がするのであるが。
うーん、「サバサバ」がどうのこうの、というよりは
前提条件の「女って本来」のところにかなりゆらぎが発生というか、
幅が発生しているからかもしれないなあ とも思う。

そんな社会情勢(あくまで肌感)の中、
じぶんでは、非常にめんどくさい性格の人間であるなあと思う私だが、
サッパリサバサバしているというふうに言われることがある。
それは、ほめてるんですか。ねえ、ほめてんの?私のことほめてんの?
逆にdisってんの??どっちどっち?どっち系????
(↑こういうところがめんどくさい。)
そういうことを気軽に言って来る人、いや、ほめてくるニュアンスを出してくる人に対しては
過剰に反応し、すぐに好感度を高めてしまう私だ。 
サバサバではない、がまんしているのだ。過剰な反応を起こすのをがまんしているのです。
みんななにも考えずに適当に喋ってるのはわかってんだけど、
ちょっとほめてくれるかもしれないと思うと好きになっちゃうよね、
という情の濃い人間だぜ、という話だぜ。めんどくさいんだぜ。

サバサバもほどほどもむずかしい。
よい感じの距離感はいくつになってもむずかしいよなあ。
全てが自意識の産物なんだけどねえ。自分の偶像化だよねえ。


ちなみに今後の方針としては
わたしは、物質でたとえるならば、
肉でもない、魚でも、野菜でもスイーツでもない、
豆腐のようなポジションを狙っていきたい。

狙うということは非常に作為的であるが、
もはやこの世はキャラ社会、一般人であっても、あるコミュニティに属する人が、
自分の立ち位置を狙わずに放置していることって許されないんじゃないかしら
という気もするのである。
いや、そんなこともないのかもしれないが、
狙わずにいない人がいない ような周辺状況なので、
私も狙っていくのである。
当たるかどうかはわからないが、ただ狙う。
狙うことから、すべてがはじまるからだ。

いやー、自意識問題は根が深いよな。

本日も支離滅裂です。

あーチケット取ってしまった

2013-07-18 | テニミュ
衝動的にチケットを取ってしまいました。
テニミュTDC@7/26

あしたの公演で1000公演なんですね。
やべー高まるうう
っていう流れで取ってしまったんですけど。
私、ふつうに地方で働いてるんですわ。
26日は金曜日なんですわ。
(なぜ土日にしなかったのかと言われると思うが
 サイドシートしか空いていなかったから)

水道橋18時でしょ。(開演は19時)
名古屋発15:53か…
2時間早退だな… いや、午後休か…?


キス -ピアノ男子の魔力

2013-07-16 | 映画ドラマまんが
中学生のときに読んで衝撃を受け、
以来絶妙に影響を受けながら齢29を迎えようとしている今年、
「キス」(マツモトトモ作)を、改めてデータで買い直して読みはじめた。
いやほんとに急に読みたくなったものでして。
単行本も全巻あるんだけど、実家に置いてあるんすよ。




このマンガは、端的に申しますと

「ツンデレピアノ講師とその生徒(女子高生)の恋や日常やあれこれを
 印象的な楽曲のイメージでつなぐスタイリッシュラブストーリー」

です。
いや、でもそれだけじゃないんだよー

作者の乾いた独特の美意識が、他にはない稀有な魅力を醸している。
最初の方とか、絵はさほどうまくないのだけど、
余白の使いかた、間のとりかた、やら

基本的に全員美女と美男で、生身な感じがしないのに
なぜかはさみこまれるギャグに生活感があって、
虚構だけど虚構でない感じ、憧れを抱かせる感じ とかが

たまらん。

16才(女子高生)と24才(ピアノ講師)の関係性も面白く、
カエちゃん(女子高生)が先生(ごしまくん)に追いつこうと必死になっているうちに、
先生がいつのまにか振り回されているんだなぁ。
大人っぽさのなかに若造感があって、たまらん。
ゴシちゃん、かっこいい。


ピアノ講師:五嶋

でも、
アマゾンのレビューにもありましたが、
これが学校の先生と生徒だったら成立しない話だったのでしょう。
単なる生々しい年の差ものがたりになってしまうんだ。
でもそうじゃなくて、先生の「ピアノ」という、『才能』に惹きつけられる少女という、
そこらへんのかぐわしい感じが、
他にないえもいわれぬおもしろさを醸しているのです。
「キス」というあけすけな題名を持ってきてもぜんぜんいやらしさはない、
むしろ様式美のようにも見えるわけです。
(大絶賛)


この「キス」が単行本として出はじめたのが96年、
折しもこの96年というのは、日本恋愛ドラマ史上における金字塔作品、
「ロング・バケーション」が世に放たれ大ブームを巻き起こした年でもあり、
不器用なピアノ講師を演じる木村拓哉当時23才の発する
はにかみ気味なセクシービームにやられてしまった人続出、
ひいては「ピアノを弾く妙齢の男子」に対する女子の目線が一気に
「おぼっちゃまくん」から
「あらまぁこの人ステキかもしんない」に転化した時期である。
(と、自分では思っています。てか妙齢の男子ってなんだそれ)


ローングバケイショーンby南

当時、多感な12才の私もロンバケにはだだハマりし、毎週ビデオに録画、
後に社会人になり財力を身につけた際にはDVDボックスを購入するほどの
好みぶりであった。


「中学生時代に身につけた感覚を人は一生引きずる」
なんて言いますが、

楽器が弾ける男は、情緒の理解が発達していてロマンチック

という刷り込み(妄想?)を「ロンバケ」と「キス」でされてしまった私は
「ピアノ弾ける男性かっけー」という感覚を胸に少女期を過ごした。
(じぶんも10年近く習っていたくせにハ調の曲しか弾けません)
長じて後、そんな男子と付き合ったこともありました。
イヤ、実際中身うっすかったけどね(人のこといえねー)。
まあしかし、ピアノを弾ける男性というのはすんごくセクシーで
自分の中の惚れメーターも大いに下駄を履かされてしまうのです。
いいよなぁ、楽器が弾ける男子。



そんなことをつらつらと考えてしまう。

それにしてもkindleはいろいろと思い出を連れてくるもんだなぁ。

神州天馬侠 -早乙女太一は背負っている

2013-07-12 | 観劇ライブ記
2月ぐらいから、この公演があることには気づいていたものの、
行くのかどうか最後まで迷っていた「神州天馬侠」。

早乙女太一である。まあまあ、見たい。
ゲキシネで観た「ワカドクロ」での美しさが頭に残っており、
しかも最近ワイドショーネタにもなっているという下世話な興味も。
さらに脇を固める若手キャストがそそる。
矢崎広、さらに馬場徹。D2の荒井敦史に元ジャニーズ山下翔央。
昨年も八犬伝でみた市瀬秀和。
ベテラン松村雄基に山崎銀之丞。
なぜか鈴木あみも出るではないか。(この人舞台出来るの?)

でもおそらく「大衆演劇」である。クオリティはどんなもんなのか。
たぶん直前まで席も余ってるんじゃないの・・・・
なんせ通勤路にあるし、気になったので水曜日にチケットカウンターに行ってみたら、
金曜公演、六列目の中央が空いていた。


う~~~~~ん、

逡巡の挙げ句、チケットを買ってしまった。




以下、ネタバレを含みながら言いたい放題で参ります。


*****

1・2幕が芝居の「神州天馬侠」、3幕が「早乙女太一ショー」という構成。


まず芝居の方ですが、こちらに関しては

主演:馬場徹

と言ってしまってもよいだろう。
馬場くんがよかった。存在感があった。
ぴろしもよかったが今回はばーちょんだった。

案の定だが、今回、内容がある舞台というよりは、
アクション(殺陣)を楽しむ娯楽演劇という感じだったので、
5分に1回ぐらい、戦いが始まってしまう。
その合間にいかに物語に感情移入させるか というところが問題なのだ。

早乙女一座の団員は、芝居はやるのだけど、やはり大仰というか、独特の節回しがある。
早乙女太一の妹などは、学芸会でもどうかという感じだった。
(ここらへんを役に使わざるを得ないというところね…)
ちなみに鈴木あみに至っては「なぜ出たし」という感じ…上半身しか演技できていなかった。 
ピンク色のお色気くのいちみたいな服を着ていた。(着たかったのか、それ?)
やっぱりそれでも鈴木あみ(もう「亜美」か)が出るとなると
見に来る人も増えるのだろうか…

全般的に、レベルとトーンがバラバラとしていて、芝居としてはカオスだなぁと思った。
そこをどう物語にしていくかということなのだが。

馬場徹は、早乙女太一演じる主役(武田勝頼のご落胤)の忠実なる従者という役どころで
徳川家康に戦いを挑む主人を身を挺して守る奴だったのだが、
熱い男ぶりをよく表現していた。
早乙女太一が、役づくりなのか、いやたぶん本人の演じぐせだろうけどちょっとクールであまり抑揚がなく
アクションに重きをおく感じなので、
それを受けて分かりやすくリアクションする馬場くんがいないと、やってることの意味が分からなかったと思う。
馬場くんがいてよかったね。

ちなみに松村雄基も違う意味ですごかった。
異人の血を引く悪者(名前は呂宋兵衛)の役で、幻惑術使いだったのだが、
ビジュアルが、70年代アニメに出てくる悪者みたいだった。
金髪カツラにドラキュラ伯爵みたいな恰好。
本人の顔の彫りが深いので、かっこいいことはかっこいいのだけど、
全体的にすごくおもしろいことになっていた。よくやりましたね。


**

第二幕、早乙女太一ショー。この35分が真骨頂であった。

団員の群舞→太一ソロダンス

という構成が続いた。途中で太鼓の演舞もあり。
この、団員と太一の落差が激しすぎるんだこれが。
弟がやはりけっこう似ているので、最初群舞のまんなかにいるのも太一かと思ったら
やっぱり違いました。弟、去年も観たけど、彼もまだまだこれからですね… (何者だ私よ)
こうして比べてみると、
踊りと魅せ方に関しては早乙女太一はやっぱり、ひとりキレが違う感じがした。
世界観が出来上がっている。
美しさがやっぱり、違う。

早乙女太一のたたずまいは日本人の心を打つものがある。と思う。
和洋折衷というかまあ(伝統芸術ではないという意味では)B級なんだけれど、
なんせ美しくてちょっと哀しみがある。
白塗りで、腰を折ってぐるぐる周り踊る。
どんな曲でくるのかと思ったら、元ちとせ「ワダツミの木」を持ってきた。いい選曲だ。
最後には桜吹雪を舞わせながら、踊りまくっていた。
明治座でやってた4月にはちょうど似合いの演目だったことでしょう…


***


彼はまだ22才とかであるが、
早乙女太一が背負うものの大きさについて考えさせられてしまった。

1幕・2幕の演技については、確かに、他のキャリアのある役者と比べると見劣りした。
ここらへんはまだこれから磨いていくのだろう。
しかし、個人でいろいろと仕事をしながらも、彼の本業は大衆演劇である。
彼は、親の経営する芸能事務所の看板役者として大勢の団員を背負いながら
大衆演劇を続けつつ、自分のフィールドを広げようと走らねばならない。
しかもどちらも自分が抜けることはできないのだ。
西山茉希ちゃんがよい希望になってくれることを祈ります。

カーテンコール、ちらほらとスタンディングオベーションをしているお客さんあり。
多分すごくファンなのだろう。
幕が閉じる直前に、熱心に手をふるファンにむけて、
ちょっとだけ小さく手をふってあげたのが可愛らしかった。



いろいろ背負っている早乙女太一のことを、今後もウオッチングしていきたいと思いました。

環境野郎Dチームについて

2013-07-12 | 好きなもの
連日、暑いです。

こんなに暑いことは、これまでなかったのではないか。(小並感)
あまりに暑く、恐らく1日中、部屋の温度が30度以下になっていないのではと思われます。
(昼間いないからわかんないけど)

帰宅したら居間と寝室2つあるクーラーを両方つけて、戸内の温度を一定にしておかないと
寝るときに急に冷やしてもぜんぜん冷えない。ひとりぐらしなのに2台使いってかなりヤバくね?
地球が超ヤバイ。


「地球が超ヤバイ」ということで、
きょうは、2007年に放送していた「環境野郎Dチーム」のことを書きます。




この番組をはじめて見たのは会社に入ってすぐ、東京で研修してたころ。
ウイークリーマンションで夜中にテレビをつけたら放送していた。
連日慣れない飲み会で変な業界のオッサンたちの自慢話を聞いて帰って
ぐったりした時に、この番組をみつけ、夜中にひとりで笑いました。

思い出して、さいきんDVDを買いそろえました。(3巻)


「環境野郎Dチーム」という名前は、
「特攻野郎Aチーム」のパロディである。
なぜ「D」なのか、それはwikiなどを見て頂ければと思うのだが、
団塊とか、環境とかいうのは枠組みに過ぎず、
この番組の味わいどころとしては、
「大御所の人がいかにもやりそうな振る舞いと世間のズレを笑う」というものであり、
完全にそれを狙って仕掛けられている。

出演者は、

・伊吹吾郎
・麻丘めぐみ
・小野寺昭
・大和田伸也
・小倉一郎
・笹野高史


(笹野さんと小倉さんは入れ替え)

この人たちがスタジオに集まって、毎回環境問題を取り上げ、
体験レポートしてきたり与太話したりする。
それはキンチヨーのCMでの大滝秀治を笑う、という感覚と似ている。
「環境」というまじめそうなワードを持ってくることによって、
「いかにも、まじめに取り組みそうだ」という感覚に説得力をつけている。

ヤングゲスト(女子アイドル)が毎回ゲストで呼ばれ、困惑した顔で座っている。
ここですごく良いのは、「大御所の人の方が多数派」ということである。
異分子として「へんなおじさん」「へんなおばさん」が居るということでなく、
むしろ「我々のノリがふつう」としている中で、困惑して苦笑いする普通の人
という図はかなり面白い。
ひとことでいえば「シュール」てやつですか。

大勢のヤングの中に大御所が来る場合、その人はある意味道化師である。
嫁の友達に金を取られる加藤茶ではないが、ダウンタウンデラックスに呼ばれる武田鉄也ではないが、
(適当に言いました)若い人のノリについてこられない、へんな/へんくつな年寄り
というような感じになるのであって、
90年代のテレビというのは、なんとなく、こういうような感じのものだったと思う。
若い人がえらい、そのノリが正義、空気で正解が決まり、
ピンポンラリーのように空気についていけないと(というか、司会者の意見に合わないと)ダメ扱いされる。
これって、ハマらないと苦しいし、ちょっといじめているようにも見える。
(そんなわけで私は今も「すべらない話」とか「アメトーク」とか嫌いなんだけど。)

この番組では、ノリについてこられなくてもべつにいじめない。
だけど大して歩み寄りもしない。
要は、やりたいように自然体にやってるっぽい感じがして、
そこが無理してなくてなんだか楽しそうな雰囲気なのである。
意味は不明だけれど。

しかし、そんな素晴らしい雰囲気を出している彼らも長年芸能界で戦う熟練職人。
番組の中では芸名そのままに「伊吹さん」「小倉さん」「めぐみちゃん」とやって、
劇画調の深刻な雰囲気を崩さないままに親父ギャグや環境ソング(クラシックの替え歌)などを
連発しているが、そんな妙な振る舞いなども全部演技かもしれない。
「いかにもありそう」と思いながらも、実はどこにもないパラレルワールドなのかもしれない。
(というか多分そう)
結局、この番組の世界も儚い夢。

そこらへんの考え抜かれたところに、テレビ番組としての非常な価値を私は見出すのであり、
これぞプロの所業と感じるところではある。
これは、テレビにしかできないこと。
数十年かけてテレビがマスに伝えてきた俳優のイメージ、名番組や映画のイメージ、
ヒット番組の当然の前提、そして、「今」のテレビは当然こんなものだろうというイメージ。
それをまるごと前提にしつつ、ひっくり返してみせて乾いた笑いを提供する。
視聴者に「こんな感じでテレビ見てきましたよね?」というところをゆだねるので、
見てない人は意味わかんない ということになるかもしれないが、

同じ志はNHKの「アルクメデス」にも感じた。
そしてもちろん、「戦国鍋TV」にも。

笑いは、前提をどこに置くかということだと思うんだけど、
もはや、「テレビがこれまで走って視聴者に提供してきた自分の姿」というのは
じゅうぶんに「前提」におけるだけの歴史とバリエーションと共通認識を生みだしているのだな
ということを感じさせる番組でした。


いろんな人にぜひとも一度見てほしい番組である。
面白さの理由がややこしいけれど。



*****


あつすぎてちょっとよくわかんないぶんしょうになりました

氷のエンペラアア

2013-07-11 | テニミュ
きょうから全国氷帝公演ですね。
初日おめでとうございます!

先日、部の人とカラオケに行った。
自慢ではないが私は毎月ひとりカラオケで鍛えているため、
持ち歌の守備範囲が広い。

アイドルから
アニメ(メジャーどころのみですが)
歌謡曲(70s~00s)
演歌
童謡
洋楽
ジャズ

あたり、まんべんなく歌えるジュークボックス化をめざしている。
あと強化するとすると、韓流ぐらいですかね。
(なんのために鍛えているかってそんなの意味なんかないですけど)

最近、テニミュの曲がけっこうリストに入っていることに気付いたので
練習がてら歌ってみました。
まあ、まわりのみなさんはちょっと引き気味なんですけど…

「あいつこそがテニスの王子様」

歌いました。

超楽しい!

合間にセリフをいうところまで入っている。
タイミングをみはからって歌うのが超楽しい。
やっぱり、いちばんもりあがるっていうかうまくできてうれしいのはココ


「誕生日は12月5日 血液型はAB型 好きな言葉は…」

「下剋上だ!」



10人ぐらいのキャストで歌い分けるところぜんぶひとりでやってますけど
超面白いです。
ももクロの6人(5人)分をひとりで歌うみたいなもんなんで、まあいけますけど
でも出来たら相の手は別の人に入れてほしいところです。

テニミュを一緒に歌ってくれる仲間がいたらいいのにー。

New Aitsu koso ga Tennis no Oujisama ( 新・あいつこそがテニスの王子様).mp4