スカーレット手帖

機嫌のいい観客

志尊淳くんのこと

2014-08-27 | この人のこと

魔性の表情

志尊 淳(しそん じゅん)
生年月日:1995年3月5日
身長:178cm
血液型:A型
出身:東京都
所属:ワタナベエンターテインメント
google検索件数:約 3,880,000 件
(2014年8月時点)


事務所プロフィール
本人ブログ


テニミュではじめて志尊淳くんを見たとき、
アッ、「有望株」シールがデコに貼り付いてる子が出て来た! と思いました。
彼を見ていると、「芸能人」という感じが、ものすごくする。
正直、今まで「この人のこと」として書いてきた人の中で、ポテンシャルも含めて、いちばん芸能人っぽいと思う。
今回は、志尊淳くんのどんなあたりが芸能人なのかを考えていきたいと思う。

芸能人ぽさその1:名前
これはもう恵まれたと言っていいのではないかと思いますが、
名前が最高にイイと思います。
志尊淳。
芸名だったら名付けた人天才だし、本名だったら「ああ、やっぱりそういう星の元に生まれたんだな…」と思わせる名前。
姓名判断とかはしていませんが、個人的な感覚ですが、芸能人としてこの名前のよさは
私のテレビウォッチング人生の中で、かなり上位のところに来ると思います。
文字面のよさでは、「由美かおる」とか「西郷輝彦」とかと並んでも全然負けないと思います。
華があるというとちょっと違うのかな。とにかく存在感があります。
「淳」という名前は昔からある名前で浮ついた感じはしないのに、
「ジュン」という響きが若々しく中性的なので、現代的な雰囲気もあります。
そして、なんといっても「志尊」という苗字の唯一無二さ。
「志」も「尊」も良い意味を持つ漢字である上に、それぞれ音読みにしたら読めない音でもないのに、
最初に聞いた時の響きが独特。「シソン」ですよ。
名前を聞かれて「シソンジュンです」と答えたら、たいていの人は「えっ、何て?」と言うと思いますよ。聞き直すと思います。
それで、もう1回確認して
「へえ、そういう漢字でシソンって読むんだ。シソンジュンくんね。漢字で書くと志尊淳くんね。」
ということで、かなりインパクトを持って憶えてもらえると思います。
あと、この苗字のすばらしいところは、「誰ともかぶらない」ということです。
これは、今後もっと有名になっていってメディアにもっと出るようになったときに有効で、
特に限られた紙面(テレビ欄など)で紹介されるときに素敵にはたらきます。
「志尊登場」。ほら、これだけで伝わるでしょ。
あ、これは「志尊淳」くんのことだ。とみんながわかります。
4文字で、志尊淳くんが何をした、ということまで説明がつきます。

「志尊赤面」。ああ、恥ずかしかったんだなあ。
「志尊活躍」。ああ、目立った働きをしたんだなあ。
「志尊暴走」。どうした、なにがあった。
「志尊爆笑」。あれ、「志村」じゃないんだ。

これは「佐藤○○」だったり「田中○○」だったりすると全然だめです。フルネーム分の文字数が要ります。
ダウンタウンの松ちゃんだって、最短が「DT松本」なんじゃないか。
SMAPの木村拓哉も、「キムタク」ですから。
省エネ、だけど伝わるし、誰ともかぶらない上にインパクトのある、イメージの良い名前。
3文字の漢字でここまで良い組み合わせを目の当たりに出来ることは、
日本語オタクとしてちょっと胸にこみ上げるものがあるくらいです。
名付け親の方に(ご両親でしょうか)、個人的に表彰状を贈りたい。センスがよすぎます。
そしてなんといっても、これらの要素を踏まえて本人の雰囲気にぴったりなのです。
名前負けしていない。ここがいちばんすばらしいところかもしれない。

芸能人ぽさその2:ビジュアル
名前について熱く語りすぎてしまいましたが、そんなシソンジュンの名に恥じない風貌だと思います。
ポイントとして、
顔面の印象深さ、小顔、意外に身長が高い、金髪に違和感がない
という4点をあげたいと思います。
正直、ものすごい美形かというとそうでもないでしょう。ただし、印象的な顔をしています。
ポカンとした顔で写真に映っていることが多いですが、何か言いたそうな表情にも、不遜な感じにも見え、
なんとも気になる顔のつくりです。
メイクもしていると思いますが、唇が赤いです。唇の赤さで戦隊レッドに選ばれたのではないかと思うくらいです。(嘘です)
あと、テニミュ映画祭で現物(本人)を見ましたが、小顔で足長高身長です。
これはもう現代っ子の体格として目を引くところです。
そして金髪への違和感のなさ。見慣れるかどうかということもあると思いますが、似合ってると思います。
「ソンジュン」呼ばわりされて本当は韓国アイドルです、と言われても「そうだったのか」と思ってしまうくらいです。

芸能人ぽさその3:若い
芸能人にとって若さは大きな武器の一つであると言っても過言ではない。
幼いときからファンに愛でてもらうことの功罪はいろいろあると思うけれど、
その中で若くても光る才覚を見せつけていくことで、まぎれもなく「この人は、ふつうの人とは違う」ということを
厳然たる事実として知らしめることができる。
なんか意味不明の話になりましたが、とにかく若いという武器。すばらしい。
この仕上がり具合で19才ですよ。可能性を感じる。今後男性ホルモンがどれくらい出てくるのか。
3月生まれというのもなんというか、個人的にグッときます。

芸能人ぽさその4:動じない
元来、芸能人というものは、ずうずうしいくらいが良いのだと思う。
ただでさえ、SNSなどで距離感が近くなりがちで、正直芸能人と一般人の差もボーダレス化しまくっている
2010年代においては、冷酷なまでに線引きをするぐらいのほうが心地よいこともある。
彼はいちどスキャンダル的なものが出たこともあったが、発言しなかった。
(といっても別に大した話ではなくて、夜遊びしてたねっていうやつだったけど)
事務所が大きいので、そのへんの統制の取れ方に由緒正しき箱入り感を感じることもあるが、
本人自身も、なんというか、いろいろあってもあまり動じないような強さを持っている気がする。
出てきたときから、テニミュの中でもD-BOYS(D2)でも
「かわいい末っ子的ポジション」みたいなものを演出されがちだったような気もするが、
本人から感じるのは、「利発さ」と「負けん気」である。割ときっぱりとしていると思う。
メンタルが強いのかもしれない。

ということで4点あげてみたけれど、
こう考えてくると、ざっくり「芸能人ぽい」というよりは、
本人自体に「お茶の間アイドル的な特性が強い」ということなのかもしれない気がしてきた。
ここ何十年の間、連綿とジャニーズ事務所がやってきたような、男性アイドルの売り方
――若手男性芸能人本人の(「役」じゃなくて、本人自身のね)魅力の見せ方、ファンの付け方、
そういった既存の枠組みにハマりやすいキャラクターの持ち主に感じる。
俳優というよりは、素を含めて勝負する、タレント・アイドルとしての強みを出していけそうだ。
というかD-BOYS自体が、
そういうJ系等に対峙する第二勢力的な存在を意図して作られた男子集団のような気もするので、
まんまとその意図にハマっているだけなのかもしれないが。
でも、ざっと見ている限りでは、D-BOYS(というかD2)のメンバーも、
志尊くんみたいに素の芸能人ポテンシャルがめちゃくちゃ高い雰囲気の子ばかりではないような気がするんだよな。
(※私は、旧D2のメンバーについては、「TV局中法度をぜんぶ見たよ!」という程度の理解度です)

ということで、現役戦隊レッド(トッキュウ1号)でありつつ
今後の高いポテンシャルを感じる、志尊淳くんについて、考えてみました。

ていうか常々こんな長文を書きながら、
よくもまあ検証もせずに思いこみでここまで文章を書くよなあ
と、自分にあきれることがある。
でも芸能人というのは、私にとってそういうものらしい。


<「志尊淳」これまでの鑑賞歴(舞台)>
・テニミュ全国氷帝
・テニミュ映画祭
・テニミュ運動会2014

廣瀬智紀くんのこと

2014-08-20 | この人のこと

化身っぽいんだよね

廣瀬 智紀(ひろせ ともき)
生年月日:1987年2月14日
身長:179cm
血液型:A型
出身:埼玉県
所属:スターダストプロモーション芸能3部
google検索件数:約 124,000 件
(2014年8月時点)

事務所プロフィール
本人ブログ


どうしたことでしょう。
最近、気づくと自分の携帯の画像フォルダが廣瀬智紀の写真でいっぱいになっている。
キメ顔の廣瀬智紀、ナチュラルな廣瀬智紀、食事中の廣瀬智紀、ニヤケた廣瀬智紀、舞台の鏡前で自撮りした廣瀬智紀、
ターバンめいたものを頭につけた廣瀬智紀、寝る直前の廣瀬智紀、巻ちゃんメイクの廣瀬智紀、ホストの廣瀬智紀、
アメスタ終わりの廣瀬智紀、若いころの廣瀬智紀、共演者と飲んでる廣瀬智紀、甥と戯れる人妻のような表情の廣瀬智紀…

おいおい、どう~なっちゃってんだよ。(c岡村ちゃん)
正直、いまどのイケメン俳優よりも私がいっぱい画像データをもっているのが廣瀬智紀かもしれない。
大外枠からの驚きの伸び率である。

何故この廣瀬智紀という人が短期間でここまで自分の心をつかむに至ったか、今回は少し考えてみたいと思う。

そもそも、この人を知ったのはちょうど1年前である。
「弱虫ペダル」インハイ1日目(大阪公演)を見に行くことになったときのことだった。
当時はコンテンツに先走った思い入れのない状態だった(モードとしては「村井くんが主演の、話題の舞台を見に行く」)ため、
共演者もかる~くチェックしていた程度だったと思う。
なんかよくわかんないけど緑髪の「巻島」の役はそういえば前はばばりょがやってたよなあ。てか緑髪てなんだよ(笑)今回は? 廣瀬智紀くん?
ふ~ん、聞いたことないな。どういう人だっけか?? wikiにあんま出演作載ってないな。新人??
ということで開いたブログがこの日のものだった。おー、この人か。綺麗な顔だな~と思いました。
で、翌日大阪公演を見ました。その時の感想は書きましたが、東堂VS巻島のすばらしいクライム対決に、すなおに涙しました。
(感想にチェックすべき人としてあげているあたりが笑える)
そんで次に見たのブログが初日終了後のこれ。足、なっげ!!と思いました。
それで翌日のこれだ。おおっ、やっぱりかなり頑張ってたんだなと思いました。
そしてね、みんな読んでください。これが心臓を打ち抜いた弾丸です。→

なにこの人!!
熱い!!!
クールなツラしてめちゃくちゃ熱い男やんけ!!!!


あと!
ちょっと初見のときから思ってたけど!!
ブログの最後に毎回「またメールするね」ってこれ、どゆこと!!??
なにメールて!?
ドキドキなんですけど!!?? わし、男子に「メールするね」とか言われると商売でもドキドキするんですけど!!!???
(今でもいまひとつよくわかってないんだけど、これどういう意図なのですか?
 読者登録していると更新のお知らせがメールでくるから「メールするね」ってことですか?
 アメブロじゃないし読者登録してないからわかんないのよね)


ということで、はい、これは見事な「ギャップ戦法」と言えるのかもしれないのですが、
この見つけたばかりのイケメンの意のままに、文字面ひとつでまんまと操られはじめている自分を止めることができませんでした。
廣瀬智紀には、まずブログでいったん撃ち落とされたというのが、わかりやすい入り口でございます。

で、そんなこんなで一躍自分の中でのGⅠレース出走候補馬となった廣瀬智紀くんを、
次の作品もたまたま連続で見てしまったあたりが運の尽きだったかもしれない。
自転車ロードレースの次作は、「ホスト」でした。
これは、感想でも書いたけど恐ろしい舞台です。
本当にハマってしまうと、歌舞伎町で金を使うのと結果的にはあまり違いがない感じのことになる、
金を吸い込むブラックホール的なシステムになっているやつです。
まあ、私は課金には参加していないのですが、
おぞましいことに、観劇したその日に「ハイタッチ会」があったのです。
狙って行ったわけではなかったのにも関わらず、まんまと私は廣瀬智紀とハイタッチしてしまいました。
緑髪でピッチピチのウエア着て汗振り絞りながら走っていた蜘蛛男・巻ちゃんとは全く違う、
ふわふわのファーを首回りに巻いて若干冷酷そうでいながらもあでやかな笑みを浮かべる廣瀬智紀、もとい夕妃(役名)が
そこにいました。(ここでもう既に「ホストでいたら、私は彼にいちばん貢ぐと思います。」て言ってるな。私よ。)

袖振り合うも他生の縁ということで、こう短期間で頻繁に間近で見てしまうと、とりあえずその後は追ってみるしかない。
事務所のパワーなのか、彼は出演作が相次いでいたため、
同時期にやっていたどうしようもない深夜ドラマにレギュラー出演しているのも見届ける羽目になってしまいました。
わけわかんねーだのなんだかんだ文句を言いながらも、ちょっとした出演シーンを目撃するために、毎週録画したのです。
その中で彼はわりととぼけた感じの役をやっていたような気がするんだけど、ごめん、あんまり覚えてないわ。
それで翻ってふと思ったのです。
あれだけ熱のこもった文章を書けるということは、廣瀬くんは毎回自分がやる役についてそこそこ考えているはずだ。
そして、何を吐露すべきか、すべきでないか、周りからの見え方も相当計算しているのではないだろうか。
では、今、この人は実際のところ何を考えているのか? いいと思っているのか? どうなんだろう??
そういうことを考えさせられながら見るモードが出来てしまいました。
ここから、私の「廣瀬智紀さがし」が始まりました。

で、それからはブログをチェックしたり、共演者のTwitterをチェックしたり、
画像を集めたりしながら今日に至ります。
ペダステは2日目も見に行きましたが、引き続き関心は高まる一方です。生写真買っちまったじゃねえか。

要はこの人も「とらえどころがない」のです。
なんとなく、鈴木拡樹くんへの目線に近いものがあるような気もするのだけど、
違うのは、本人がより積極的な情報発信をしている方だ(と思う)という点。
本人名義の文章も写真もどんどん供給されてくるのに、まるで本体が掴めないような感覚。
本人の顔の雰囲気と、あとは見ている私の心理的な劣等感が成せるものなのかもしれないけど、
うーん、こんな風に客を惹きつけながらも、裏ではあざ笑っているんだよなーきっと という気が、わりと常にしている。
なんかあきらめながら、疑いながら、検証もできないのに、好きなのだ。


ここで突然個人的な思い出話を入れますが、
高校時代、私は彼氏がいなかったんですが、3年間同じクラスに居た男子のことがほのかに好きでした。
(1クラスしかない理数科だったので、男子多めの構成で3年間固定メンバーだった)
ただその男子は、うちのクラスの別の女子、すなわち私の友達と付き合っていたのですね。
彼は、田舎のガリ勉男子の吹きだまりみたいなクラスの中では若干浮いた存在の、いわゆるモテ系の男でしたから
友達という彼女がありながらも他の女子の先輩と遊んだりして、割と気軽に傷つけたりしていました。
でもそんなときもけっこう悪びれずにへらっとしていて、しかもあろうことか、
クラスの女子のひとりとして、私なんかにも気軽に声をかけてきたりするわけです。(まあ、これは普通のことですよね)
なんやかやと軽口を叩いてきたり、
でも、いちばん聞かれることといえば「テスト何点だった?」

見てない!!
女として見ていないだろ!!!
ゲームの雑魚として蹴散らすヤツ扱いか!!!
見られるのも腹立つけど!!!!
見られないのも腹立つ!!!!!
(だって本当は好きだから!!でも言えないけど!!)

自分は彼とは恋愛ヒエラルキーが全く異なる、だからその俎上に上がれるとは思っていない
でもその目線がいかにも侮られているのが悔しいような、
でも本当はもっと見てほしいような、あああああ~~~嫌だ~~~~~~~~
でも……好きだ~~~~~~くそ~~~~くやしいいいい~~~~~うううう~~ん、もっと頂戴!!!


みたいなかんじで、3年間頭の中で私はもだえていました。コワイ。

実は、高校を卒業したあとの春休みに、どう話が転んだのか、その彼と映画デートをしたのです。
肉体接触はまったくございませんでしたが、恋愛チャンスの少ない身としては、デート処女を奪われた男として執拗に記憶しております。
でも結局、その時にも、彼が実際のところどのように思っていたのかは聞けずじまいでした。
問い詰めるにしても、まあ、むこうにしても意味不明の圧力だし、知ってどうすんだということもあります。
悶々としながら終わったその謎デート後は、その人とはいっぺんも会っていない上に
もはや連絡先も住所も知りません。
そんなこんなでいつのまにやら干支が一周してしまいましたけれど。


ということで青春エピソードをおおいに語ってしまったわけなのですが、
つまり言いたいこととしては、
ちゃんとも、もとい廣瀬智紀くんを見ていると、
あの彼のへらっとしたたたずまいを、軽口を、ぜったい侮っていたあの目線を、思い出すのです。
(ゲームの雑魚扱いじゃなくて、「どうせATM扱いしてるんだろう」という感じですが)
当時、最後のチャンスを前にしながら、どうにもつかみきれなかった、目の前の男子の本心。
疑い、ひねくれた防御線を張りながら、自分を丸出しに出来なかったころの自分が、頭の片隅に浮かびます。
なんとかあの頃できなかったことを取り戻したいような、いいえ、取り戻すんじゃなくて
あの頃の自分のぐちゃぐちゃだった未熟な気持ちをぐちゃぐちゃなまま追体験したいような。
(どんな遊びだよ)

青春のイメージの、再生産。
ああ、それが私にとっての廣瀬智紀なのかもしれない。
そのイメージにあと一ミリでも近いイメージを見つけるために、私はこれからも廣瀬智紀探しをしてしまうのかなと思います。
最初は本人の秘めたる熱さに惹かれた、というところから始まった純粋なファン心だったのに、
いつのまにやら邪悪で個人的な思い入れが加わり、脈絡不明な意味付けを動機に、見つめ続けているような感じがあります。
ちゃんともさんには本当に、こんなよりどころにされて迷惑な話だよなあと思うわけですが、
しかるべき時に、適度に課金するという形で、補わせて頂ければ幸いに存じます。

ま、でも正直こう30になって思うのは、
「男の人というのは、意外となんにも考えていない」
ということなので、怨念を込めて思い返す高校時代のあの彼も、もちろんちゃんともさんも、
ふつうに日々前向きに生きてるだけなんじゃないか、という気もしています。
女の取り越し苦労というのは、多いものだよ。


今回はなんか私的な話になって、ごめんね。

<「廣瀬智紀」これまでの鑑賞歴(舞台)>
・舞台弱虫ペダル インハイ篇1日目
・私のホストちゃん
・舞台弱虫ペダル インハイ篇2日目

小林豊くんのこと

2014-08-19 | この人のこと

いろんな意味で見た目を裏切る感じがするよな

小林 豊(こばやし ゆたか)
生年月日:1989年3月19日
身長:174cm
血液型:B型
出身:滋賀県
所属:フォーチュンエンターテイメント
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(2014年8月時点)

事務所プロフィール
本人ブログ

テレビを眺めていると、時に「同姓同名(同音)」の人があらわれることがある。
「なかむらしゅんすけ」と聞いて、「中村俊輔」を浮かべるか 「中村俊介」を浮かべるかは、人によるところが大きいだろう。
「岩崎宏美」がいるところで出て来た「岩崎ひろみ」は、当初年配層を中心に混乱を招いたようにも見えたものの、
宏美との活動時期とジャンルの違いということで、女優としての地位を確立している。
逆に、先輩に「宮川大助」がいる中で芸人ジャンルというか同じ会社の後輩として「宮川大輔」があらわれた時には
ビックリした。どう住み分けるのかと思ったものだ。しかし、支持層の年代が違えば思い浮かべるものも違うということで、
さほど混乱もせずに「みやがわだいすけ」問題はふんわりと解決している感がある。
ちなみに、話はそれるがニックネームのかぶりというものもある。
「マツケン」といえば「松平健」だったのが、いつの間にやら「松山ケンイチ」のことも表すようになったりしている。
「ミキティ」は、藤本美貴と安藤美姫、いまはどちらの領分なのか。
このように、有名人の同姓同名(同音)問題は、イメージの住み分けもしくは取りあいというパワーバランスの中で、
それぞれの形として着地する。
ただ、一般的に言って、後発で出てくるその名前の持ち主には、それなりのパワーが必要だということだけは考えられる。
(名前を変えることはいくらだってできるのだから)

彼についてもそうだ。
「小林豊」といえば、ちょっと前まではTBSアナウンサーのあの人だった。
だが今は違う。「小林豊」といえば、仮面ライダーなのである。
漢字までまったく同じで登場したのに、
この1年ですっかり「小林豊」の領分を自分に引き寄せた、新・小林豊とは何者か。
(この認識、私の周りだけかもしれませんがね。)

小林豊を認識したのはテニミュが最初だったか、それとも名古屋を中心に活動するBOYS AND MENのメンバーだと、
地元で宣伝されているのを見たのが先だったか。同時期ぐらいだったような気もする。
ちなみに舞台で見たことはない。テニミュのDVDは持ってます。

小林豊は、びっくりするぐらいのアイドル男子である。
もしも性別が女で出てきたら、AKBでもけっこうな上位に食い込んでいるのではないだろうかというメンタリティを感じる。
誤解を恐れずに言うのであれば、物事へのアプローチが女性っぽい感じがする。
背は高いが、わりともっさりしたところも残る「地元のお兄ちゃん」感の強いボイメンの他のメンバーたち(ごめんね)が
揃いの学ランと前髪で可愛げをなんとか演出している中、地で完璧なアイドル力を持っているのは、
彼ぐらいなのではないか。

ちなみに彼には一度名古屋の街で遭遇したことがある。2年ぐらい前か。街中でフリーライブのチラシを配っていたのだ。
その時の私ったら、そりゃあびっくりしましたよね。
たいそうおどろいたとさ。と昔話口調で言ってしまうぐらい。
キラキラしていました。他のメンバーがレフ板に見えたような気がしたのは、気のせいだっただろうか。

東海圏で放送されているボイメンの番組で見かける小林豊は、
自転車で激坂を登らされて、一人だけ登りきれなくてふがいなくて泣いたり、
単独ライブの開始時間に(前の仕事が押して)間に合わなかったからといって悔しくて泣いたりする。
なんせあだ名が「ゆーちゃむ」である。ちょっと正気の沙汰ではない。
それが、仮面ライダー鎧武ではパッとしない主人公ライダーの「シンメ」のポジションにいる、
意志の強いライダーを、ジャケットをなびかせながら演じているのだ。
私は日曜日に鎧武小林を見て、その後火曜夜にボイメン小林を見ている格好なのだが、この差分に毎回驚愕する。
この落差、底が知れない。
元パティシエというほんわかとした(ように見える)経歴もあいまって、
この人の魅力はギャップ萌えです、といった主旨の記事もちょくちょく見かける気がする。
(クックパッドにレシピ公開企画が公開されてた)

さらっとしか知らない自分が言うのもなんだけど、
見ていると、この人は自己暗示力が強いのかなという気がする。
いや、なんというか、「化け力」が非常に強いのだと思う。
自分が思う自分になりきってしまえるのだ。
俳優としての演技力なのか、といわれるとうーん、なんかそれともちょっと違う気がしていて、
自分のことがすごく好きそうだし、アイドル然としている時がすごく水を得た魚みたいな感じに見えるので、
小林くんよ、この世に男子アイドルという職業があってよかったね。という気がする。
なんというか、芸能界が救った人の一人なのかもしれない。と思っている。(勝手に)

とかなんとか、知った口でいろいろ語っている私だが、ボイメンファンのサイドから見ると
またいろいろと思うところがあるのかもしれないです。
まだボイメンの現場に行ったことがないので、なんとも言えないのですが。

あーでもね、アイドルっぽいことはもちろんなのだけど、
何か微妙に忘れがたい「コク」のようなものを、全般にわたってうっすら感じるのも
この人の面白いところな気がするんだよな。
なんせ、こんなことを言いながら私が彼が似ていると思っている芸能人は「山崎邦正」なのであるからして。


滝口幸広くんのこと

2014-08-18 | この人のこと

写真がでかい

滝口 幸広(たきぐち ゆきひろ)
生年月日:1985年5月29日
身長:179cm
血液型:AB型
出身:千葉県
所属:スターダストプロモーション芸能3部
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(2014年8月時点)


事務所プロフィール
本人ブログ


先週は夏休みでした。
さて、久しぶりにこの人シリーズをやってみたい。

今回は滝口幸広くんである。
彼については、私の中でも、認識したタイミングはかなり早いほうだったと思う。
なぜなら、戦国鍋テレビに出ていたから。徳川15代のやつでしたかね。あれが初見でした。
年末の生類アワレンジャーのときもよかったですね。
その後、鍋の後番組の「戦国男士」で主役をやっていたり、NHKのあさイチにワンクールにいっぺんレギュラー出演したり
(最近出てないな)、あとは東海圏在住者としては「ハマインの人」(浜名湖自動車学校のCMキャラクター)
という感じがものすごくある。ハマイン、今年も新CMが出来ていてよかったね。

こんなふうに、主に、映像で見かけることが多い滝口くんなのだが、いろいろ見ていて思うのは、
彼の魅力は「健康的なリア充」の香りがするところだということである。

わかりやすく好青年の風貌なのと、本人の気質が体育会系なので、とりあえずどこでもかわいがられるタイプではある。
ただし、素直そうというか隠れた野心があるタイプには見えないので、俳優というよりは、
もっと彼自身のパーソナリティを愛でてもらえる場を活用していったほうがいいのではないだろうか。(えらそう)

彼がいちばんのびのびしているように見えるのが「モテ福」なのである。
同年代の仲間内のだべっとした感じの雰囲気の中で、自分も楽しそうにしながら話を盛り上げてまわしていくのは
彼の得意領域だと思う。なんだか、放課後の教室で話を取りしきるこういう男子がいたような、
そんな青春時代の記憶を呼び起こすものがある。
「あんたすげーよ」の名言が出たのもニコニコ生放送の番組だったよなと思うし、
俳優なのに、ダラダラと話をしていても嫌味が一切ないというのは、これはものすごい武器であると思うのだが。
(逆に、何か小難しそうなことをしようとして力が入っているのを見ると、
「あんまり合ってないよなぁ」という気になるのだ)

滝口くんを見ていると、正統派のイケメンというものの売り出し方の難しさを感じる。
高身長で美形なので、一見インテリ系かと思いきや、やはり基本的には体育会系の滝口くん。
ちょっと佐野岳くんと近いものも感じる。ただ佐野くんは見るからに体育バカという感じなのでわかりやすくていいのだが、
滝口くんの場合はなんか、ちょっと見方によっては賢そうに見えるところもあるので(頭の回転は速いと思う)、
若干複雑ではある。
(「調理師免許所持者」という差別化ポイントはあるのだが)
パッと見の欠点が特にないからどこにでも馴染みそうだけど、逆にパッと見でわかるクセがないので、
思い入れのない人にとっては目線を向けるべき理由がないという面もある。
でも、ちょっと掘ってみると本人の素材のよさがわかるものなのだ。
春頃に、ニコ生の「トリプルゾーン」にゲスト出演をしていたのだが、29才の抱負として
「もう一回、本気で頑張ってみる」みたいなことを言っていたのに感銘を受けた。
というか、そういうことを、皆が見ている前でさらって言ってしまえるところも魅力である。

彼はいい意味で、『男の子』なのだ。
個人的には、彼はいまひとつパッと売れないとしても、仕事の充実というよりは生活が充実しているといいなあと思う。
ブログから垣間見える私生活の広がり(芸能界だけではなく、地元の先輩後輩などの仲間や友達がいっぱいいる)は、
頼もしい限りだ。
超個人的な希望で言えば、運動部のマネージャーみたいな感じの、ちょっと生活感のある彼女がいてほしい。
(いや、べつに生活感必須じゃないけど、彼女がいてほしい。いるだろうけど)
そして、その暮らしの充実からにじみ出る、素の素材の良さを活かした人物として、ポジション取りをしていってほしい。
舞台メイクよりは、日焼けと水しぶきが似合う滝口君だ(サーファーらしい)。
ちなみに、どんなに短文でも、基本的には毎日ブログを更新しているというところも偉いなあと思う。
いまやブログなんて全然ツールとして活用していない若手俳優さん、多いんですよね。
アメブロが似合うヤツである、という点も含めて、なんというか、まっすぐ生きている感じがある。

滝口くんには、

あちーし腹減ったから、庭に大きい鍋出してカレー作ることにしたぜ!
みんな、食べに来いよ!


みたいな存在感でいてほしい。

限りなく「陽」の属性を持つ、釣り上げて素揚げにして食べるのが一番おいしい川魚のような存在、
それこそが、私が認識するところの滝口幸広像である。

毎回言いたい放題ですみません。

<「滝口幸広」これまでの鑑賞歴(舞台)>
・赤レンガライブ
・るフェア

ディズニーのこと

2014-08-07 | ミュージック
top 30 Disney songs


ちょっと音楽の話ばっかり意味なく続いているのですが
ディズニー音楽ってまじで素晴らしいと思う。
きょうは「アンダーザシー★☆」の気分だったので
トロピカルにアリエルになりきっていたんだけど、
曲調としてはノートルダムの鐘が好きです。
ライオンキングとターザンも雄大でイイィィ

マホロバ ―ヒデ様、発見!―

2014-08-04 | 観劇ライブ記


『マホロバ』
作・演出◇西森英行
出演◇村井良大、佐々木喜英、彩輝なお、彩乃かなみ、サントス・アンナ、岸祐二/清水順二、大和田獏/佐藤アツヒロ 他

マホロバの名古屋公演に行ってまいりました。
一押し村井くんのW主演舞台ですよ。当然行きましたとも。二日連続。
8/2マチネ(初日)、8/3マチネ(楽)見ました。がっつりんこ。
(マチソワに耐えられる腰を持たないため1日1公演。ムリしない。)
30代初の観劇が村井先生の主演作で幸せでございます。


**

言おうか。
野性児村井とヒデ皇子のキャスティングな……… 100点や。
若さと渋さと綺麗さと汚さと軽さと重さと憎しみと友情と高貴と下賤と苦さと甘さと
水分と土気と細身と筋肉と白と黒と聖と俗のバランスがな、これがな………、100点満点なんや。
誰や誰やキャスティング担当! ちょっと呼んできて!? 
茶の一杯でもおごらせて!!?? えっ疲れてる!? なんか甘いもん食べたい!?おごるよ!!?? 
アクエリでもいいかい??(ペダル脳)

100点なんです本当に。キャスティング大賞2014を個人的にお送りしたい。
期待以上の化学反応。よくぞこの組み合わせに、この配役を振ってくれた。
心からありがとうございました。
ざっと感想をネットで拾ってるだけでも好評コメントがボロボロみつかりますが、
ほんと間違いなく村井くんの新境地ですね。ザッパ。喉が、強い!!

あと今回はですね、「ヒデ様」(佐々木喜英)という新たな大陸を発見したコロンブスの心境でございました。
「ここ(ヒデ様)がマホロバだ~~~~~~~~~」
でした。
途中からオペラグラスを完全にヒデ様にロックオンしてしまっていました。
村井先生のことはもう全幅の信頼の元、すみません、新大陸をものすごい観察してしまいました。
この大陸、めちゃくちゃ豊かな土地です!
剣さばきパネエ。
声がすごい。表情の違いがすばらしい。
衣装似合いすぎ。全般的に皇子様すぎでした。
ずっとあの白い布を肩からはおった少年でいてほしかったけれど、あの布をザッパにあずけて後、
巻き込まれ傷つけられて見失ってしまった純粋な心を、残酷な鎧で固めて立っている姿の痛々しさ、良かったです。
ポエミーな感想をつい語ってしまいたくなるほどの皇子様ぶりでした。
そんなわけで、完全にヒデ様を発見してしまったので、ちょっとこれから探検してみたいと思います。

ストーリーの話をしていなかったな。
大阪公演があるのでネタバレになったらごめんなさいです。

・農民/侵略者/聖域 の3者鼎立状態+α(狂言回し的存在の流浪の民)の構造
・各立場のポリシーの違いと、その統一性の中からこぼれおちた存在同士絆を深めていた
 主役2人「ザッパ」と「ミズハ」が、引き裂かれたのち、どのような結末にたどり着くのか(かなり壮絶)
・2人およびこの物語世界を貫く、せつない願いのような「マホロバ」というキーワードの行方

といったあたりが見どころだと思います。
これを全編縦横無尽の殺陣で彩る、分かりやすいフォーマットでした。
1点、個人的に混乱したのが、樹海の民の「女王」と「大皇子」の違いが最初あやふやで、
「女王」なのに仕えている身なん?この人死んでしもたのになんでまだクロスギ無事なん?
節子それ別人や別人、と脳内お兄ちゃんに修正入れてもらうまでわかりませんでした。
(バカ)(節子パンフレット後から読む派なの) 

まあでも今回は2回観ることができたので、1回目ざっくりとストーリーと出演者を把握し、
2回目はじっくり物語に浸りました。
30-DELUXは2本目でしたが、殺陣の勢いやわかりやすさはそのままに、
今回はさすが、東宝の力で掘り起こされた作品の再演ということで、メッセージの詰まった
クオリティの高い良作だったと思います。

いろいろあって、オチとしては、「ああ、こうおさめたか」という感じ。
なんか納得感のあるやつでした。妥当だなと思いました。
ここ2年演劇を見ていて全体的に思うのは、
演劇っていうのは基本的に終わらないでほしい。いい作品であればあるほど。
のめり込んで見ていると、本当にそこに人が今ライブで生きているように見えるから、
エンドマークをつけようとすることで、かかっていた加速がギュンと人工的に抑えられてしまう感じがして、
最高潮にノッて見ていても、「終わる」っていうだけで2割ぐらい気持ちがしぼんでしまう。
夢から覚めるときみたいな感覚かな。
終わらない演劇があったら最高だなと思っているんだけど、まあそうも言ってられない。
さだめとして終わらざるを得ない。着地せざるを得ないですね。
そんな、終わらせるための筋としては、マホロバ、よかったと思います。
(これでいうと個人的には先日のネバーランドはココが『完璧』だったんすよ。
 終わってない。きっと続いている。)
直前のザッパの長セリフがド迫力だったから、こころがざわめいたままラストを迎える感じになったのかもしれないけどね。

その他のダラダラした感想としては
・ヒノコの髪型と衣装がとても好みだ。ああいう格好してみたい。
・全体的に衣装がよく出来てる。パーソナリティをよく表してる。
 ザッパの首から下げてる黒い布が隠しているのは殺し屋の証的な刺青?なのかと思ったんだけど、どうでしょうね。
・主宰清水さんのやりたがりまたもや爆裂で面白かった。名鉄フィーチャー。
・1回目空調が寒すぎて話に集中できなかった(後方席のせいもある?)んだけど、
 2回目は対策(カーディガン持参)していったらバッチリでした。オペラグラスでガン見しながら泣いてたよ。

で、最後に言っておくと、村井くんのことは今後本当にずっと応援しよう
と、決意を固くしましたね。ガッチガチですね。ダイヤモンドのごとき硬度ですね。
毎回見に行くと大なり小なり自分の中で村井くんへのリマインドがかかるんですが、
今回に限っては、なんかもう、すごいっていうか、「しゅ…しゅごい」っていうか、
うん、あなたなら、出来ると思ってたけど、本当にやってる…てか、「わっ、やってる(笑)」っていう、
なんか、いろいろ越えて笑ってしまった感じ。すばらしすぎ。
この人のことは、応援しよう。殿堂入りっていうか、もう何言っても陳腐なんですみません
細かいことはもう言わないですレベルです。

てか、やっぱり村井くんは主演で見たいね!!! 
脇もいいんだけどさ、漏れ出てるんだよね、なんか。真ん中の人の風情が。
今回はダブル主演ということで、カーテンコールはヒデ様と2人で出てくるかなと思ってたら意外、
アツヒロ様→ヒデ様→村井様 という単独登場だったので、「おおおっ」と思いました。
本当に、堂々たる風格だった。
揉んで揉まれて、こなして演じて、それで真ん中立った時の説得力もどんどん増しているような気がするので、
こういう路線でどんどんオナシャス!!!
財布、ガッバガバに開いて、待ってる。

これ、よかったです。
『マホロバ』 村井良大 密着ドキュメンタリー