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3人の科学者について

2021-07-10 | ブログ

 3人の科学者について、こんな昔話があります。

 あるとき、生物学者と物理学者、それに数学者の三人が、偶然同じ電車に乗り合わせました。そのとき、車窓から、丘の上に一匹の黒い羊がいるのが見えました。しかし、その3人は、それまで羊というものを見たことがありませんでした。

 そこで3人は、車窓から見えたことから、羊についてどんなことが結論付けられるか話し合いました。

 はじめに、生物学者は、「羊は黒い」と言いました。
 次に、物理学者はもう少し注意深く、「黒い羊もいるようだ」と言いました。
 そして、最後に理屈っぽい数学者は、「羊というものは少なくとも一匹は存在して、体の半分は黒い」と言いました。

 羊というものを知っている私たちにとっては、三人の科学者の話はなんともおかしく聞こえます。しかし、私たちが宇宙を見せられて、どのようなことが結論づけられるかと聞かれたら、結局のところ、この三人のおかしな議論と同じになってしまうのかもしれません。

 しかし、同じものを見ていても、どれだけ注意深く観察するかということで、見えてくるものがだいぶ違ってきます。

 

 

 11) 高校を卒業したら留学したい。
   I want to (   ) (   ) after graduating from high school.
                         
 12) 姉は3月3日が出産予定日です。
   My sister is going to (   ) (   ) (   ) on March 3.
                         
 13) 明日の試合頑張って!
   (   ) (   ) in your game tomorrow!
                         
 14) 昨夜机で勉強しながら寝てしまった。
   Last night I fell asleep (   ) (   ) at my desk.
                         
 15) 登山者たちは暗闇の中で道に迷った。
   The climbers (   ) (   ) (   ) in the dark.
                         


2021年度・大学入学共通テスト 問題・解答 「数学・理科・物理・化学・生物」

2021-07-10 | ブログ
1月17日(日)
第2日
理科(1) 表紙 物理基礎 問題を見る 解答を見る
化学基礎 問題を見る 解答を見る
生物基礎 問題を見る 解答を見る
地学基礎 問題を見る 解答を見る
数学(1) 表紙 数学Ⅰ 問題を見る 解答を見る
数学Ⅰ・数学A 問題を見る 解答を見る
数学(2) 表紙 数学Ⅱ 問題を見る 解答を見る
数学Ⅱ・数学B 問題を見る 解答を見る
表紙(別冊) 簿記・会計 問題を見る 解答を見る
情報関係基礎 問題を見る 解答を見る
理科(2) 表紙 物理 問題を見る 解答を見る
化学 問題を見る 解答を見る
生物 問題を見る 解答を見る
地学 問題を見る 解答を見る

 

 総論として、教科・科目により強弱はあるが、事前に大学入試センターから示されていた問題作成の基本的な考え方、各教科・科目の出題方針に概ね則った出題となった。

 センター試験と比較すると、知識や解法の暗記のみで解答できる問題は少なくなった。より理解の質を問う出題であり、思考力、判断力を発揮して解くことが求められる問題が重視され、身につけた基本的な知識や解法、公式の使い方などを十分に理解した上で、それを様々な場面で実践的に活用できるかを問う出題傾向がセンター試験よりも強くなっている。

 解答マーク数が減少している科目が多いが、全科目を通じて掲載されている資料、グラフ、地図、写真、文章などの読み取る資料の量が増加している。例えば英語(リーディング)の第4問ではメールのやりとりの内容と添付ファイルの時刻表、水族館の混雑度のグラフから5つの問に答える出題となっている。複数の資料から必要な情報を試験時間内に迅速に整理、考察し解答することが必要であった。

 また受験生にとっては初見と思われる教科書に載っていない資料や実験なども扱われている。これらの問題では既知の知識を基に推論したり、資料や問題文の情報から推測し考察する力が問われた。

 大学入試センターの作成方針にあるような、「どのように学ぶか」を踏まえた問題の設定として、授業において生徒が学習する場面、日常の生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータを基に考察する場面など、学習の過程を意識した出題設定が多かった。
 例えば英語(リーディング)では新聞記事を読みクラス発表をする設定の問題や、スマホのメールのやりとり(メッセージ画面)からの出題、日本史Bでは高校の授業での学習発表が素材とされるなど、「どのように学ぶか」を踏まえた場面設定、国語(現代文)では生徒が学習の過程で作成したノートを完成させる問題等が出題されている。

 全体的には上述のように共通テストの出題方針を意識した出題傾向が強く現れた試験であったが、昨年までのセンター試験での出題形式を踏襲する問題も少なからずあった。例えば現代文第1問は評論文の問題であり、単文で解答できるオーソドックスな読解問題中心であった。5題中4題はセンター試験で出題されてきた問題。第2問は小説の問題で6題中5題はセンター試験の形式を踏襲した設問だった。また数学II・数学Bの数列・ベクトルの問題は、誘導がかなり丁寧についており、誘導に乗ってその通りに解いていけば答えが導き出せる問題になっており試行調査と比較すると考える部分は減っている。

 大きな配点の変更のあった英語(リスニング)、(リーディング)についてここで記載しておく。
 英語(リーディング):センター試験200点満点、共通テストでは100点満点に変更。
 全大問で読解問題になったこと、総語数が大幅に増加したこと、複数資料から考察する出題パターンが試行調査よりも増加したことなどから昨年よりもやや難化した。
 英語(リスニング):センター試験50点満点、共通テストでは100点満点に変更。
 試験時間は変わらず30分。読み上げ語数は昨年のセンター試験が1,142語、今回の共通テストでは1,528語と増加した。また大問6題中、第1・2問は2回読み、読み上げ語数や読み取るべき図表の多い第3~6問の4題は1回読みであった。共通テストの得点は大学によって利用する配点比率は変わってくるが、聴き取りが苦手な受験生にとっては差のつく科目になったと思われる。

 以上より、科目により強弱はあるが初年度の共通テストは、試行調査の問題から予想されていた通りセンター試験よりも、より思考力が問われる内容であり、さらに試験時間内に本文も含む多くの資料の情報を読み取り、必要な情報を整理し解答しなくてはならないという出題であった。そのために時間的にも余裕なかった受験生が多かったことだろう。今年の受験生にとっては得点の高低に関係なく厳しいテストであったと言える。