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旅行記、世相独言

えべっさん 2011 -今宮戎-

2011年01月11日 23時31分35秒 | イベント
(写真はクリックで拡大します)

えべっさん 2011 -今宮戎-  

 十日戎 夜の境内風景(今宮戎HPより)

 「えべっさん」として関西で親しまれている十日戎。
 「えびす」とは七福神の一柱で、古来より漁業の神様として崇められてきた神様。
上町台地にある大阪・今宮戎神社は、昔は神社のすぐ西側まで海岸線が迫っており、漁業の神様が鎌倉~江戸時代にかけて徐々に商売の神様となり、商売繁盛にご利益のある福笹や熊手などが授与されている。

 
(左)沿道の熊手等の吉兆ものを販売する露店 (右)押すな押すなの参拝入口

 南海電車の今宮戎駅を降りると、「年のはじめのえべっさん、商売繁盛で笹持て来い!」と賑やかなお囃子が耳に入ってくる。人の流れに身を任せると自然と境内に入っていく。沿道両側には豪華な熊手やミニ熊手まで様々な熊手が売られている。
 今年は本えびすの10日が祝日ということもあって、境内は押すな押すなの人出で賑わっている。9日の宵えびす、10日の本えびす、11日の残り福を求める残りえびすの3日間で100万人以上の人出が予想されている。

 
(左)本殿参拝の列 後ろからお賽銭が!  (右)いろんな吉兆(縁起物)
 
 本殿に参拝し、本殿両側で配られている笹を受け取り、福娘達に様々な縁起物=吉兆をつけて貰うのだが、本殿に辿り着くのが大変で、後ろから投げられたお賽銭が頭をかすめて飛んでくることもしばしば。

 
                笹に吉兆をつける今年の福娘たち、中には異国の福娘も

 1点1500円前後の吉兆を数点つけて貰って5千円から1万円位を支払って「福笹」を持って帰る。福娘達はお揃いの着物の上に千早を着用し、頭には金の烏帽子を付けて奉仕している。「あの娘にしよう!」、「いや、こちらの娘に」と笹を貰った人々が吉兆を付けてもらう福娘を探すのも楽しいもの。今年は、そんな福娘の中に異国の福娘を発見。えべっさんも外国人から見ると興味深い行事なのだろう。

 我が家の今年の福娘さん

 例年、小生も東京の息子の会社のために御札を貰いに出かけるが、関東では十日戎の習慣はあまりなく、関西中心のイベントのようだ。
 金太郎飴の福飴もえびっさんにつきもの。今は紅白のねじり飴と金太郎飴の2種類が主に売られている。その横には大阪名物「粟おこし」も。

 えべっさんの飴と大阪名物粟おこし

 今宮戎神社と難波駅に至る電車のガード沿いには、びっしりと露店がつながっている。露店の種類も移り変わりがあって面白い。今年はTVの影響か、B級グルメグランプリシリーズの露店が目立った。


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