SJesterのバックステージ

音楽関連の話題中心の妄言集です。(^^)/
もしよろしければ、ごゆっくりどうぞ。

新総理はバルトークがお好き?

2007年09月29日 00時03分57秒 | オーケストラ関連
★バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番/モレ:《夢に》
                  (演奏:アンネ=ゾフィー・ムター(vn)、小澤征爾指揮・ボストン交響楽団)
1.バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番 SZ.112
2.モレ:《夢に》~ヴァイオリンと室内オーストラのための (アンネ=ゾフィー・ムターに献呈)
                  (1991年録音)

私の性格からすればある程度読めたかもしれませんが、今日もまたバルトークです。(^^;)

「新宰相」がダメで「新首相」にしたんですが、「『首相』ってサッチャーさんのイメージなんだよなぁ~」とかとんでもないことをホザく輩が私の周りにいるモンで・・・。(>_<)
その方に言わせると、とにかく首相って言うとヨーロッパなんだそうです・・・。
「ウソだろぉ、周恩来だって首相じゃんかぁ~・・・」と思った方、私と同じですがここは理屈抜き・・・。(^^;)


まぁタイトルのことは放っておいて、とにかく今日は最もバルトークの中で聴き易いと思われるヴァイオリン・コンチェルトを採り上げてみました。
まずはムターと小澤の一枚ですが、私のもっているこの曲のディスクのうちではこれが最もジプシー的といえましょう。ヴァイオリンの音色といい節回しといい、最も土の匂いが感じられるように思われます。

それにしても、最近のムター姐は妖艶というかゴージャスというかやりすぎているような気がしますねぇ~。
今の殿方のプレヴィンなんか性根を抜かれちゃったんじゃないでしょうか・・・少なくとも、寿命を縮めていらっしゃるんじゃないかなぁ~。

それに比べてこのころのムターはそこまでアクが強くないし、かといって独特の粘るフレージングにはそそられるし・・・明晰な解釈とそれを実現するだけのテクニックについては何も言うことありませんでしたね。
私にとってこの楽曲の最右翼の演奏は、やっぱり今でもこれだと断言できます。

このディスクの頃といえば、彼女のルックスというか露出の仕方もまたしかり・・・。
昨今のモーツァルトの一連のディスクのジャケットもまぁいいんですけど、このディスクのジャケットぐらいの女性のほうが私にはいいなぁ~。(^^)/

このころでもアウトバーンを高級車でブッ飛ばしてたんでしょうけどね・・・それでもかわいいから。。。

・・・といいつつ、モーツァルトのコンチェルトのディスクの内ジャケのムター姐の写真はたまりませんぞ!!(^^;)
ちなみに、ムター姐と私は同学年の歳格好なんです。チョイとムター姐のほうがオネエサンですけどね・・・。

小澤のツケも毎度ながらソリストを上手に立てていながら、ちゃんと存在感があるというソツのないものだし、カップリングされているモレの《夢に》という曲もゲンダイオンガクの割には案外聴き易いものですから、チョッとしばらく聴いちゃおうかな・・・とも思わせられたディスクです。

やはりこういう曲のムターは素晴らしい!(^^)/


★バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番
                  (演奏:チョン・キョン・ファ(vn)、サイモン・ラトル指揮・バーミンガム市交響楽団)

1.ヴァイオリン協奏曲 第2番
2.ラプソディ 第1番 (ヴァイオリンとオーケストラのための)
3.ラプソディ 第2番 (ヴァイオリンとオーケストラのための)(1944年版)
                  (1990年録音、1992年録音)

チョン・キョン・ファがロンドン(デッカ)レーベルから離れたのは、2人の指揮者と共演したかったからだといいます。

ひとりはテンシュテット(ベートーヴェンで共演)で、もう一人がこのラトル。。。
この頃は若手の最右翼のホープと言われてたんですよねぇ~、ケント・ナガノや弟さんのチョン・ミュンフンも素晴らしい若手指揮者だと並び賞されていましたが、当時からポピュラリティーに関しては頭少しだけ抜けていた・・・そう思います。


もともとチョンはエネルギッシュで神がかり的な演奏をするにはする人だったんですが、それは文字通り神がかりで大騒ぎする巫女をイメージさせるような演奏・・・という感じでした。

結婚して戻ってきてからの演奏は、内に秘めたものは歳を重ねた分だけ多くなっているような気もしますが、あくまでも内に秘めちゃってるんですね。(^^;)
原子力発電所で微量の放射能が漏れている程度のレベルで感じ取れはするのですが、よほど心の窓を開け放ってガイガーカウンターをしっかりセットしていないと感じ取れないレベルになってしまっています。

たとえれば灰汁抜きされたというか、解脱してカルマが取れたというか・・・この世の巫女から霞を食って活きていける仙人に転生したというぐらい違っているように思います。

そんな悟りを開いたかに見える人が、バルトークを弾いちゃうとどうなるか・・・?

んんんんんん~~~、どことなくオリエンタルな雰囲気を醸しながら、やはり空(くう)の世界している・・・。ラトルのバックもなんかさっぱりしちゃってるし。(^^;)


とにもかくにも、新総理!!
2人も(当時は特に、今も十分)若い女性ヴァイオリニストのバルトークのコンチェルトをオマージュとして捧げたんだから、ちゃんと税金安くしてね。(^^)v

それにしても、これ以上呼称でケチはつかないだろうなぁ~・・・。

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1 コメント

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telson7@gmail.com (telson)
2012-07-06 17:05:11
興味深いテキスト。 http://www.jariiivanainen.net/Reincarnation.html
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