種子島の西之表旧港付近の史跡です。
西之表旧港付近を望む。左が港の入口で、ここに築島と岸岐(がんぎ)があります。左の石積みが築島です。
旧港。新港がフェリーと高速船乗り場で、ここは漁港です。
港の入口を望む。右の石積みが築島、左が岸岐(新波戸)です。
築島のところから岸岐を見る。
築島。安永・天明年間(1772~1789年)に築かれました。
岸岐。
種子島領主・種子島久道の正室である松寿院(島津斉宣二女)が、藩主から1200両の援助を得て、1862年に完成しました。松寿院は、この他に大浦川の川直し、平山の塩田の三大土木事業を行い、女の殿様と呼ばれました。
港の近くにある八坂神社です。
ここに慈遠寺がありました。鉄砲伝来の時、南蛮人の宿坊になり、また、フランシスコ・ザビエルが布教を終えて日本を去る時の最後の地がここでした。
八坂神社社殿。
慈遠寺の文字が刻まれた手水鉢。慈遠寺は廃仏毀釈で廃寺となり、唯一残る遺物です。
慈遠寺跡顕彰碑。