鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

霧島田口のオガタマノキ

2020-07-02 | 巨樹・古木

霧島市田口のオガタマノキを紹介します。

 

霧島中学校前の県道を霧島神宮へ向かうと、道路左の民家脇にあります。

 

オガタマノキ(招霊木・小賀玉木、モクレン科)の全容。

 幹周り:3.9m

 樹高:20m

 

前の写真の右から見たものです。和名は招霊(おぎたま)から転じたもので、霊を招くことから神社に植えられることが多いです。

 

下部。

 

根元。

 

枝が垂れ下がっています。

 

木の下から田園風景を望む。

 

枝を広げた上部。

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霧島神宮台のスダジイ

2020-06-06 | 巨樹・古木

霧島神宮の北に霧島神宮台という別荘地があり、そこのスダジイを紹介します。

 

霧島神宮から高千穂河原に向かうと、霧島神宮台へ行く三差路があり、これを左へ行くと、別荘地付近の道路脇にスダジイがあります。

 

道路から見たスダジイ。

 幹周り:5.8m

 樹高:15m

 樹齢:200~300年

 

下部。

 

風格のある根元。

 

上部。

 

多くの植物が寄生しています。

 

反対側から見たものです。こちらにも古い道があり、向こうの道との間の斜面に生えています。

 

根元。

 

中部の幹。筋状に苔が生えています。

 

上部。

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加治木まち歩き(3)菅原神社の大楠

2020-05-28 | 巨樹・古木

菅原神社へ行きます。

 

神社の前のイチョウです。

 

桁橋を渡って社殿へ行きます。

 

横から見た桁橋。池に水はありません。

 

池の石造物(石灯籠の台?)。

 

二つ目の桁橋を渡ります。

 

菅原神社社殿。菅原道真を祀る神社です。

 

御神木の大楠。加治木で一番古くて大きい木です。

 根回り:12m 

 樹高:25.5m

 樹齢:約470年

 

下部。

 

上部。

 

菅原神社から国道10号を渡ると性応寺(しょうおうじ)があります。

 

お堂。与謝野鉄幹の父は、明治14年、本願寺鹿児島別院の加治木説教所(現在の性応寺)の僧侶として赴任し、9歳の鉄幹も父に従い、1年余りを加治木で過ごしました。

 

鐘楼。

 

土台は、美しい色合いの加治木石でできています。

 

鉄幹が住んでいた時植えたタブノキです。

 

下部。樹齢約140年です。

 

昭和4年、鉄幹晶子夫婦は加治木を訪れ、歌を詠みました。その歌碑です(タブノキは右奥)。

 老の身の 相見て嬉し をさなくて 加治木の寺に 植ゑしたぶの木  寛

 加治木なる 五つの峰の波形の 女めくこそ あはれなりけり  晶子

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切目王子神社のアコウ

2020-05-20 | 巨樹・古木

垂水市軽砂にある切目王子神社のアコウを紹介します。

 

神社の前にあるアコウの全容。

 

斜めになったアコウです。

 

正面(鳥居)から見る。

 

階段より見る。

 

気根が支えになっています。

 

アコウの下から錦江湾を望む。写真ではわかりませんが、開聞岳が見えます。

 

下部。

 

神社側より見る。

 

上部。

 

社殿。ここには次の伝説があります。

ここ軽砂で生まれた美女大宮姫は朝廷に仕え、中大兄皇子の妾后姫(きさき)になりました。切目王子が生まれましたが、他氏族の妬みを買い、迫害の手が追ってきたので親子は軽砂に身を隠しました。

645年、中大兄皇子は中臣鎌足と一緒に曽我一族を滅ぼし、天智天皇となりました(大化の改新)。切目王子親子は再び朝廷に呼び戻されました。

 

隣の祠。

天智天皇が崩御すると、弟の大海人皇子は天智天皇の子大友皇子一族を滅ぼし、天武天皇となりました(壬申の乱)。天智天皇勢力の切目王子親子は再び軽砂に帰ってきました。親子の不運を悲しんだ村人が神社を建て、御霊を祭ってきました。

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徳重神社の大クス

2020-05-08 | 巨樹・古木

日置市伊集院町にある徳重神社の大クスを紹介します。

 

徳重神社です。

 

参道を進みます。

 

前の写真の左奥に見えるイヌマキ。枯れています。

 

根元から他の木が生えています。

 

徳重神社は、島津義弘公を祀る神社です。

 

社殿。関ヶ原の戦いでの義弘公の敵中突破をたたえて、鹿児島市からここまで歩く妙円寺詣りが行われます。私も歩いたことがあります。

 

義弘公の殉死者13名の地蔵塔です。

 

境内の大クス。日置市指定保存樹林です。

 幹周り:8m

 樹高:30m

 樹齢:750年

 

上部。大きく枝を広げ、樹勢がいいです。

 

下部。

 

根元。

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蒲生の大クス

2020-04-26 | 巨樹・古木

姶良市蒲生町白男の芝桜を見た日、近くの蒲生八幡神社へ行きました。

 

八幡神社へ行きます。

 

前の写真の左に見えるクスノキ。これもなかなかの巨木です。

 

蒲生八幡神社社殿。

 

社殿と蒲生の大クス。

 

蒲生の大クスの全容。日本一の巨樹です。

 幹周り:24.22m 根回り:33.57m 樹高:30m 樹齢:1500年

 

下部。

 

根元。風格があります。

 

別の角度から見た根元。扉があります。

 

扉の中には、直径4.5m(約8畳敷)の空洞があるそうです。

 

苔むした根元。

 

上部。

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関吉の疎水溝(3)

2020-04-12 | 巨樹・古木

関吉の疎水溝の左岸側に、小鷹神社があるので訪ねました。

 

疎水溝を渡って神社へ行きます。ここに、鹿児島市保存樹林のタブノキとモミがあります。

 

参道にある2本のタブノキの巨木です。

 

大きく枝を広げた上部。

 

根元。

 

小鷹神社です。社殿の後ろに、モミの巨木が6~7本あります。左は下田町公民館。

 

社殿へ行きます。

 

社殿と両側のモミの木。創建は1654年です。

 

向かって右のモミ。

 

左のモミ。

 

上部。

 

疎水溝へ戻って下流へ進みます。

 

小さな桁橋がありました。

 

この桁橋の向こうには、立派な家があります。

 

畑の横の疎水を下流へ行きます。

 

ヒメツルソバの花の下を流れる疎水。

実方付近まで流れていますが、この辺で関吉の疎水溝の散策を終わります。

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日枝神社のイヌマキとタブノキ

2020-04-02 | 巨樹・古木

南さつま市金峰町白川の日枝(ひえ)神社にあるイヌマキとタブノキを紹介します。

 

日枝神社。左がイヌマキ、右がタブノキで、どちらも南さつま市名木に指定されています。

 

イヌマキの全容。樹高はわかりませんが、イヌマキとしては相当高いです。

 

下部。

 

上部。

 

道路から見たタブノキの全容。

 

境内より見る。

 

根元。

 

社殿へ行きます。

 

階段の横にある石祠と石像です。

 

反対側にもあります。

 

日枝神社社殿。祭神は猿田彦命です。

 

神社の前の長谷川に堰があります。この右岸から取水しているのが、1728年に完成した阿多御新田用水路で、3月28日に紹介した阿多麓の近くを流れています。

この堰(頭首工)は平成3年に完成しました。

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加世田まち歩き(1)竹田神社の巨木

2020-03-20 | 巨樹・古木

南さつま市加世田のまち歩きをしました。

 

竹田神社がスタートです。

 

クスノキの巨木がたくさんあります。

 

前のクスノキを境内から見たものです。

 

左のクスノキ。

 

反対から見た根元。

 

もう1本のクスノキです。

以前は日新寺でしたが、1798年の日新寺大火で焼け、今もその傷跡が残っています。

 

根元は空洞化しています。

 

反対から見た根元。

 

竹田神社拝殿。島津忠良(日新公)を祀る神社です。

 

本殿。

 

別のクスノキです。

 

上部。

 

根元。右下は井戸と水神碑です。

 

裏山にイヌマキの古木があります。国内でも有数の大木で、南さつま市の市木です。

 幹周り:3.65m 根回り:4.6m 樹高:25.5m 樹齢:350年

 

上部。

 

下部。

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五ケ別府の山桜

2020-03-16 | 巨樹・古木

今年も、鹿児島市五ケ別府町三重野の山桜を観に行きました。

 

人家の庭に山桜があります。

 

満開の山桜の全容。鹿児島市指定保存樹です。

 樹齢:110~120年

 

山桜から人家を見る。

 

庭には花見台が設置されており、一般に開放されています。

 

花見台から見た全容。ご主人のおじいさんが明治時代に植えた山桜だそうです。

 

下部。

 

中部。

 

青空に映える上部。

 

近くに八重桜も咲いています。

 

人家の前にある別の山桜。他にも多くの花が咲き乱れており、まるで桃源郷のようなところです。

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