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乗車券をインストする

2005年02月08日 23時30分32秒 | インスト
2004年ドイツゲーム大賞に輝いたぁ、乗車券をインストしてみたいと思います。
乗車券は必要な列車カードを集め、都市の間をつなぐことを目的としたゲームです。ぶっちゃけカードを引きまくるゲームです。

ゲーム準備
列車カードをよくカットして各プレイヤーに4枚ずつ配ります。列車カードは5枚をめくって表向きにしておきます。目的地カードもよく切って各プレイヤーに3枚ずつ配ります、プレイヤーは少なくとも1枚は手札にします。

ゲームの流れ
列車カードを集め、必要な枚数の列車カードをプレイし路線を完成させます。ただ闇雲に路線を完成させるのではなく、目的地カードに記されている路線を完成させ勝利点を稼ぎましょう。

手番でできることは以下3つのうち、どれか1つ。
・列車カードを引く
・路線を完成させる
・目的地カードを引く

列車カードを引く
山札から引くか、表向きの5枚から引くか選びます。
山札から引く場合はフツーに2枚引きます。
表向きの5枚から引く場合は、5枚から好きなの1枚引き→すかさず山札から補充→さらに好きなの1枚引きます。この時機関車カードを引く場合、1枚しか引くことができません。なぜなら機関車カードはオールマイティだから。
表向きの5枚のカードのうち、3枚が機関車カードになったらすかさず5枚を捨て札にして山札から5枚補充します。

路線を完成させる
ボード上には都市間を結ぶ路線に色とマス数が描かれています。その路線を完成さすには、その色の列車カードをマス数枚プレイする必要があります。灰色の路線は任意の1色の列車カードを必要枚数プレイすれば完成できます。
完成させたら列車コマを並べましょう。この瞬間がミョーに楽しかったりします。
完成させたら得点ももらいます。長い路線ほど反比例してもらえる得点が上がります。

路線は早いもの勝ちです。ウカウカしてると奪われます。路線の中には2車線の箇所もあります。2車線を一人のプレイヤーが独占することはできません。

目的地カードを引く
目的地カードの山から3枚引き、1枚以上のカードを受け取ります。余ったカードは山の一番下に返します。
このゲームで最もアツい瞬間でもあります。なぜなら目的地カードは記された都市間をつなげば、記された得点をもらえますが、都市間をつなげられなかったら→記された得点分マイナスされるからです。
すでに完成させた路線だったり、少し付け足せば達成できるような目的地カードを引いたらラッキー。その逆はアンラッキーってことで。

終了条件と最終得点計算
誰かが、手番の終わりに列車コマが2個以下になったら最後に手番を1周して(2個以下になったプレイヤーが最後)終了します。
一筆描きで最長のプレイヤーに10点のボーナスを与えます。
目的地カードを公開し、完成or未完成をチェックして得点を増減させます。最終的に得点が一番高いプレイヤーが勝利します。

インスト上の注意
●やはり列車カードを引くところでしょうか、ちょっとややこしいですので実際に試しながら説明すると良いでしょう。
●インスト時には特に言うことはありませんが、プレイ中に山札がなくなったら捨て札をシャッフルして山札を作り直すことをサラリと言ってきましょう。
●目的地カードは、よく見て確認することと、達成できなかったらマイナス点になることをしっかり説明しましょう。
●路線を完成させた時にもらえる得点をチラリと説明しましょう、長い路線はたくさんもらえます。


■このゲーム、相手の目的地を推理して妨害しつつ自分の路線を延ばす・・・といった感じにゃなりません。他人の妨害なんてしていたら自分の目的地を達成できない恐れがあるからです。

■んでもって、基本的にカードを引くゲームです。淡々としています。ルールを読まれる限りでは頻繁に路線を完成できると思いきや、列車カードは8種類+機関車があり、なかなか同色が揃いません。けっこうもどかしいです。先に路線を取られてしまわないかとハラハラものです。

■一番アツいのは目的地カードを引くことでしょうか、中盤あたりに引いていった方が良いでしょう。ゲーム後半にカードを引くとそれこそアツアツです。

■プレイ人数によって大分プレイ感が変わります。3、4人だとけっこう簡単に端から端までつなぐことができます。目的地までを少ない都市数でつなぎ、都市間はなるべく長いところをチョイスすると良いですね。

■■淡々と進むのですが、路線を完成させるところ、目的地カードを引くときなんかにそこそこアドレナリンが出ます。最後の得点計算を一人一人ジャジャーンって感じで計算してくと盛り上がります。初心者でもスンナリ入れる優良ゲームだと思います。

ゲーム紹介
The table game which plays happily
名古屋EJF